kjmさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

レッスル!(2017年製作の映画)

4.2

ユ・ヘジンの魅力全開。
その他のキャストも皆んなキャラが立っている。

時間が醸成した関係性に対する振り返り(と、その、アンチテーゼような付き合いでお見合いしただけの女医との奇妙な共犯性)といった通底
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カメラを止めるな!スピンオフ「ハリウッド大作戦!」(2019年製作の映画)

1.8

「カメラを止めるな」の縮小再生産。
ネタが割れている以上それより面白くなりようがないが、作り手も受け手もそんな事百も承知だという前提のもとに評価すれば、及第点なのかもしれない。

アス(2019年製作の映画)

3.6

襲ってきた謎の輩が自分達にそっくりな事に主人公達そこまで驚かなものだからいまいち恐怖感が伝わってこないし、特別身体能力や異常性が高いわけでもないので危機感もそこまでない。ホラーとしては微妙。

ただし
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.7

軽めのギャグを交えたB級スプラッター映画だと思って観たらそんなことはなく、かなり重い作品だった。

誰かに愛されたい岩男、金で愛を与えるアイリーン、息子を溺愛する母親、(他にも、男を本気で愛せない同僚
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.4

インテリ黒人とヤンキー白人のバディのロードムービー。
屈託なく全部良い風に結末してとても良かった。

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.9

有名なのは知ってるけど、所詮大昔の映画でしょ?と思って今まで観てなかったのだけれども、全然古さを感じず、面白かった。

極限状態で疑心暗鬼になった集団の心理戦、キモいエイリアンとの戦闘、そのどちらも緊
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

2.8

人間ドラマの部分が不必要で余計。

怪獣のリアルで迫力がある描写はさすがハリウッド映画って感じだけど、シン・ゴジラの特撮感の方が惹かれるものがあった。

GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

2.5

ぼんやり見ていたからか、絵面がずっと暗いからか、何をやっているのかわからず、いつ盛り上がるんだろう、と思っている間に終わった。

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.8

官能ドラマだと思っていたから、第一部ラストの展開で驚いた。ただ、そこがピーク。その後もう一捻りあればよかった。

お嬢さん役キム・ミニと侍女役キム・テリ2人の美貌は息を呑むほど。ただ、体当たりの官能シ
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.7

プロットは割と良くある成功者のそれ故の苦悩を描くもので、物語としての強度が低い。失恋も戦争体験も誤解も裏切りも淡々と描かれているし、それらの克服するという物語的カタルシスも特にない。

それでも、サリ
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アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

3.4

初見。
意外にもゾンビ映画だった、というギミックが公開当時のエンタメ性であり批評ポイントだったのだろうけれど、2020年以降においては、忍耐や辛抱そして絶え間ない努力と誰かの犠牲によってパンデミックを
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.1

コーエン兄弟作。画策した狂言誘拐が思わぬ方向に転落していくというストーリー。
見たことあるはずなのにどんな作品だったか全く覚えがなく、今回改めて見直したわけだけど、とても地味で、なるほど記憶にも残らな
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

地味ながらイーストウッド監督作品のベストの一つでは?
「グラントリノ」も「ミリオンダラーベイビー」もめちゃくちゃ良いんだけど結末が悲惨でしんどい。一方で、本作は救済と希望と未来がある。

劇場版 機動戦士ガンダム00(ダブルオー)-A wakening of the Trailblazer-(2010年製作の映画)

3.1

ガンダム対外宇宙生命体という謎展開。
圧倒的物量で迫ってくるELSに恐怖を感じる等ホラー要素もあり。
SF映画としては良くできているが……。

ただまぁやっぱりMS戦が見たかった。

シャザム!(2019年製作の映画)

3.7

コメディ要素強めのヒーロー物として可もなく不可もなくといったところだけれど、
・主人公が里子、幼少時に別れた母親を探している
・子供がヒーローに変身する
といった点が宙に浮いていて、こういう余計な要素
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獣道(2017年製作の映画)

2.9

ネグレクトで愛されることを知らずに育ったが故にたとえそこがどんな劣悪さでも”自分の居場所”を求めてしまうアイと、地方都市の閉塞感にもがくその他とを混同して語ってしまっており、物語の整合性や説得力に欠け>>続きを読む

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.4

冷静に見ると、ゴリラのジョージは人間に都合よく扱われていてモヤモヤするけど、ザ・ロックとデカい動物3匹が画面狭しと暴れ回る迫力ある映画としてあまり考えずに見ればまずまず。

巨大化したワニがビオランテ
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.2

10日間予算300万で撮られたことは後から知ったけれど、チープさは特に感じなかった。役者は無名な人ばかりだけど、みんな上手い。ストーリの破綻もなく、よく出来ている。

ただ、東大卒でずっとアルバイトを
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機動戦士Zガンダム II -恋人たち-(2005年製作の映画)

2.7

重要なシーンがカットされたり、フォウ、ロザミーの扱いが軽かったりする割に、サラにやけに尺を割いているのが気になったけど、まぁ可愛いからいいか。

機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-(2005年製作の映画)

2.9

公開時に友達と映画館で観た。IIとⅢは観にいかなかった。つまりそういうことだ。

新旧作画のツギハギ、ドラマの大幅なショートカットは違和感しかない。

アムロとカミーユ、シャアが出会うシーンをエンディ
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機動戦士Zガンダム III -星の鼓動は愛-(2006年製作の映画)

2.8

最初から最後までほぼ戦闘シーンでドンパチを楽しむにはいいが、反面ドラマに乏しくなっていて内容が薄い。

結末の改変は支持しない。

500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.3

自閉症を抱えながらも夢の為に冒険に出る、というストーリー、騙されたり助けられたりして目的を達するというプロット、は浅薄な感じも否めないほど使い古されたものとはいえ、ダコタ・ファニングの演技力やキュート>>続きを読む

柴公園(2019年製作の映画)

2.7

意味も目的も特にない、日常系アニメの女子高生をおっさんに代替したゆるカワがコンセプトのテレビシリーズを踏襲しつつ、劇場版の本作には良くも悪くもわりとしっかりとしたテーマがある。それ故に、あたるパパの言>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.6

スクールカーストを通奏低音とした青春群像劇。
そういうものと全く無縁の学生生活を送ったので、一般論としてのそれを客観的に眺めるに留まり、特に響くところもなかった。つまらない、怠い、と思いながら見ていた
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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.7

愛を知らず育った残虐非道な借金取り立て屋の前に自分を捨てた母親だという女が現れる。最初は信じず邪険にする男だったが次第に彼女を母親として大切に思うようになる。ところが……。

憎まれる者から愛される者
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(2005年製作の映画)

4.2

じじいキモいヒドいウザいという方向で感情移入して見ていたので、終盤の超展開の連続は驚いたが、冷静に批評すると、海上に浮かぶ一隻の船という狭い世界から少女と老人それぞれが外へ旅立つというある意味わかりや>>続きを読む

受取人不明(2001年製作の映画)

4.0

1970年代、米軍基地のある韓国の村で、黒人米兵との混血時チャングク、過去の事故で右目が見えず化け物のように扱われているウノク、家業を手伝うため高校へ進学していないがために同級生に馬鹿にされているチフ>>続きを読む

悪い男(2001年製作の映画)

3.5

ヤクザのバンギは一目惚れした女学生ソナへの歪んだ愛情から彼女を陥れ娼婦へと堕させる。ソナはそんなバンギを憎み軽蔑していたはずが次第に…という、歪んでてヤベー奴と何故かそんな彼を愛してしまうヤベー女の物>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.4


怪獣映画ではあるものの、寧ろ家族愛と社会風刺(偶々とはいえ現在のコロナ禍をも準える形で)をテーマにした作品。
観終わってから気づいたけど、監督がポン・ジュノだったので、なるほど、さもありなんといった
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スーパーサイズ・ミー: ホーリーチキン !(2017年製作の映画)

3.9

ビッグチキン(チキン産業界大手)による養鶏家からの搾取という業界構造と、メーカーによるコンシューマーからの詐取という、チキン事業(に限らないファストフードひいては資本主義社会下における商業活動)の闇を>>続きを読む

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

3.5

3食マクドナルド生活による体調変化の実験。といっても、そもそもマクドナルドは栄養価や栄養バランスを謳っているわけでもないし、どんな料理も偏った取り方は良くない。1ヶ月続けたら体調を崩しました、11キロ>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.3

高速列車という要素や、ゾンビが割と俊敏に走ったりすることから画に動きがあるものの、銃火器の類は使わず殴る蹴るしかしないものだからなんだか全体的に地味だった。韓国映画なら斧でザンっとやっても良さそうなも>>続きを読む

ペーパー・ハート(2009年製作の映画)

2.6

「愛とは何か」を人々にインタビューして探るドキュメンタリー(風フィクション)。

最初の方のおじさんの「結婚したこともあったが、合わなくて離婚した。それに、昔からずっと真実の愛だと思っている女性のこと
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ステイ(2005年製作の映画)

2.3

精神科医のサムは同僚のベスに代わってヘンリーという患者を担当することになる。ヘンリーは未来を予言したり、サムの恩師を死んだはずの自分の父親だと言い出す不思議な青年だった。
ある日、ヘンリーは「次の土曜
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