まず、映像と音楽が最高。
そして、最後のシーンを観たくて何度も観てしまう。
(ダニーエルフマンが音楽担当なのに何故サントラ発売しないのか???)
時間と共に主人公2人が魅力的に見えてくると言うことは、描写が素晴らしいという事。
Take Away Show的な、人と街が音楽と身近な存在であることが羨ましい。カメラワークと編集がミニマルな視点をより際立たせて良い。
ハリウッドの拝金主義を自虐しながらも、そのハリウッドに評価されている皮肉がまた。
ドランが、初めて主人公に最後まで希望を持たせようとした気がする。
主演の男の子の表情の演技が素晴らしい。
流石イーストウッド、戦中と戦後の描き方のバランスが絶妙。ブラッドリー・クーパーの役作りも凄い。
女優の可愛さ頼みの雰囲気映画かと思ってたけど、細かな演出とかセリフ、所作が尾を引く様に後からじわじわと良さが込み上げてくる。
全てが絶妙にマッチ。