tkshさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

4.0

ソフィアは実生活の延長の様な映画が最高。
上の世代から揶揄されるファッションも親に比べれば劣る(かもしれない)生活水準も、やや自嘲的な哀愁が絶妙です。

常に持ってるstrand book store
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.2

後からじわじわと、いい映画観たな〜と思わされてくる。
子役のみんなの演技が素晴らしい。どこまでが演技かの境目が曖昧な感じが凄い。
モノクロのグラデーションとカットが素晴らし過ぎるなぁと思ったら、撮影監
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.7

ずっと楽しみにしていたのに、not for meでかなしい。
撮影・編集とson luxの音楽はとても良い。特にMitsukiとDavid Byrneをフューチャーしたエンディング曲は素晴らしいし、全
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X エックス(2022年製作の映画)

3.1

古典的なホラー展開ながら、視点(対比構造)や編集・撮影の面白さによって飽きずに見られました。

画面両端にあるパトカーが、中央のパトカーが止まってから見えてくるドリー撮影ファーストカットがとても良かっ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

(スコアは日本語字幕鑑賞後)
『TENET』を経て、ノーランがギミックや迫力ではなく内面にフォーカスした映画づくりに戻ってきてくれて嬉しい。

ホイテ・ヴァン・ホイテマの撮影、今回は派手さは無いけど毎
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

2.9

フィンチャー作品だと思って観たからかもですが、残念ながらnot for me….

子宮に沈める(2013年製作の映画)

4.3

凄まじい映画。ただし現実の方が胸糞というのがポイント。

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.4

予算や技術に制限のある邦画における、理想的な作品。
部屋の美術も凄い。

怪物(2023年製作の映画)

4.4

プロット、全キャストの演技、構成すべて素晴らしい。特に子役の演出は、他の是枝監督作品よりも演技的な役割だけど相変わらず素晴らしいものでした。
森の中のヒグラシや学校内の生活音のサウンドデザインもとても
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.9

阿部サダヲはもちろん、水上恒司ら脇役たちのキャスティングと演技が良かったです。(岩田剛典だけ残念)
阿曽山大噴火ご本人登場も笑いました。

大学内で筧井雅也以外(最後は彼女も)がスローになる演出とか、
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.4

ドゥニの演出×ディーケンズの撮影だけでもお腹いっぱいなのに、音楽はヨハン・ヨハンソンでもう最高。

『複製された男』を経て、ドゥニイエローが完成した感。こんなに黄色使いが上手いのはドゥニとフィンチャー
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.0

プロットもエログロも全部中途半端に感じてしまったです。

ロブスター(2015年製作の映画)

4.6

最高だよヨルゴス!映画に求める全ての要素が詰まった映画。

Thimios Bakatakisの撮影も素晴らしい。特に冒頭のワイパー越しのシーンは人生ベスト級に素晴らし過ぎるカット。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.0

撮影(月永雄太)とサウンドデザインは良かった。
一方で編集と肝心のボクシングシーンの岸井ゆきのがイマイチで残念ながら乗り切れず。尺の割に情報量が乏しく、それを補うだけの演出や演技も無し。(『フォックス
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.5

脚本・演出・撮影・編集・音楽(特にマーラー交響曲第5番第4楽章の使い方)どれもとても良い。

小物(指輪・皮膚感・Apple Watchとアナログ時計・Arc'teryx・HOKA・靴・ウイスキー・車
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

ベタだけどナイステンポ。
フィル・ナイトのスーツにdaybreak合わせるスタイリング、真似したいけどハードル高い。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

2.5

藤原季節の演技(セリフ)が酷い。
萩原みのりと河合優実は素晴らしい役者。

撮影の四宮秀俊、個人的には『ドライブ・マイ・カー』よりもこの作品と『きみの鳥はうたえる』の方が光の使い方が好みです。

ライトハウス(2019年製作の映画)

2.5

演技も撮影もライティングもサウンドデザインもめちゃくちゃ素晴らしいのに、何故かnot for me…..

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.6

なるほど、これが形式美ですか。
阿部純子の昭和女優感が素晴らしい。

成れの果て(2021年製作の映画)

4.4

脚本・構成・キャスティング・スタイリング・演技、全てとても良いです。撮影(山本周平)も創意工夫があって良きです。
後藤剛範の低音が割れちゃってるところに予算の制限を感じたけど、それ以外はクリエイティブ
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

2.0

時代もエリアももろ被りなのに全く刺さらならなかったのは、演出と編集の酷さ故か。
学生時代の黒島結菜の格好が以前の自分と被ってたのだけ少しエモくなってしまった。

黒島結菜の演技は繊細で良かった。

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シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

4.0

登場人物達をフラットに描いて、かつヒロイックな演出をしない事で、米軍の中でもグラデーションを持たせている視点が良い。
テレンス・マリック節であるカットとライティングの美しさ、自然へのミクロな視点も良い
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フォックスキャッチャー事件の裏側(2016年製作の映画)

-

『フォックスキャッチャー』のベネット・ミラーによる脚色がよく出来ている事を再確認出来てよかった。

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

4.8

ベネット・ミラーの演出×グリーグ・フレイザーの撮影だけでも素晴らしいのに、各俳優の名演技+素晴らしいサウンドデザインによって素晴らし過ぎる仕上がり。
セリフ以外の最小限の描写で全てを説明する演出力が異
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21世紀の女の子(2018年製作の映画)

1.1

文化振興の為にお金を払って観たわけですが、優れたものは特段感じることが出来ず、むしろ苦手だなぁと思っていた矢先にエンディングの大森靖子で閉口してしまった。

少年の君(2019年製作の映画)

3.0

主演2人の演技は良い。

前後のキャプションによるプロパガンダ感に冷めてしまい、
イジメという地獄(個人間の問題)を見せる事で、貧困や受験戦争という地獄構造(行政による問題)から相対的に目を逸らしてい
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

結論はなんとなく分かっていながら、プラスアルファで社内政治を盛り込んで最後まで飽きさせないのが良い。
あの撮影でブレが少ないのとか、技術の進歩って凄い。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.0

シネコトさん「(劇作家は)抽象的な切り口でしか社会を切り取れない作風」というコメントが全てを代弁してくれた。
バリー・コーガンは流石の★★★★★。

ミナリ(2020年製作の映画)

3.0

エッセンスは悪くないのに、『バーニング』の伏線回収やんとしか楽しめずに残念。

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

最小限のライティングとフィルム撮影の美しさ。
ただしヨルゴス的違和感不穏演出弱め(脚本は別人)なのは個人的に残念。

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.7

最高だよドゥニ、天才だよドゥニ
彼の脚本と演出がドツボです

あと『プリズナーズ』でもさり気なく使ってて、ドゥニはRadiohead好きそうなのも親近感