tkskkさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

劇場版『えいがのおそ松さん』(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

一番最初のカットの絵で、窓際のベットに横たわる人の姿で不穏な空気を感じたのだが、それが最後の場面へ繋がっていた。

この作品は、やはり、最初から最後の最後まで、すべて高橋さんの願望・妄想の世界だったの
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

煉獄さんの母親の台詞が心に染みた。鬼舞辻の考えとは真逆だ。「価値基準が違う」の言葉がはっきりと表していた。
鬼たちは永遠に概念として生き続けたいのだ。有限や儚さを嫌う。夢見心地を誘う。
抗うには、夢か
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真実の瞬間(とき)(1991年製作の映画)

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昔、蓮実重彦の本で「赤狩り」のことは知っていたけれど、どんな雰囲気なのかまったくわからなかった。今観ると、アメコミ映画を辛辣に批判していたマーティン・スコセッシが出演しているのが、いろんな事柄を象徴し>>続きを読む

マシニスト(2004年製作の映画)

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これは本当に面白かった。不眠とやせていることを宣伝しすぎて観る前にはつかみ所のないあらすじなので損をしているようにおもえる。サスペンス?スリラー?ホラー?サイコ? 当てはまりそうで、当てはまらない不思>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

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やっと観られた!! うぃーーーーあーざーちゃーーーーーんぴぃおおおおんんん!!!!!!!!!!

母なる証明(2009年製作の映画)

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真犯人の男が捕まったくだりの部分がよく理解できなかったのだが、まあ細かいところはどうでもいいやw とにかく癖のある狂気がすごかった

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

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面白かったけど、まったく訳が分からなかった。謎解きは視聴の後で。

デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

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あらすじを読むと浦沢直樹の「monster」を思い出す。前半の葛藤は人間味あふれてよかったが、後半の復讐劇はドライでさっぱりとしていて、なんだか物足りなかった。物語の筋としてうまくまとめなければならな>>続きを読む

サスペリア(2018年製作の映画)

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ダンスのシーンはすごかった。ストーリーがいまいち分からず、もやもやが残る。Amazonのレビューで分析しているひとがいたので、何度も観ないと分からないのだろう。オリジナル版とは切り分けてとらえた方がい>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

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この映画はすごかった! 現実には綺麗に大逆転などできないのだろうけれども、今のサイコパスなヒーロー像?を曲がりなりにも現しているのだろう。「境界線が分からない」という台詞はまさにいまの状況を愚直に示し>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

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定額サブスク動画配信になかなかならず、待っているのにしびれが切れて、ようやく課金して観た。最近の作品でこれだけシリーズ化されるのも珍しいだろう。まだまだ続く! キャラクター、ストーリー、画、やはりアク>>続きを読む

復讐者のメロディ(2018年製作の映画)

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いやー、良かった。派手さはないけど、地味に人間を描いていて、俺は好き。アメリカ人には撮れない作風。

ハイエナ・ロード(2015年製作の映画)

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カナダも出兵しているんだな。アメリカ映画だとエンタメなりそうだが、抑制した演出が良かったと思う。まぁ日本の自衛隊なんて参加できるわけないよなぁ。

郵便配達は二度ベルを鳴らす(1946年製作の映画)

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三度リメイクされている作品だが、映画作品そのものが初見。いろんなものが削ぎ落とされて、人間関係が浮き彫りになっているところが評判が良い理由かもしれない。愛し合っていると思っていたら、気が変わって憎しみ>>続きを読む

ゴブリンスレイヤー GOBLIN'S CROWN(2020年製作の映画)

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テレビアニメ版と同じようにゴブリンを殺しまくる。慢心は負けフラグ。もう少しひねりの要素が欲しかった。

真昼の決闘(1952年製作の映画)

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ぶっちゃけタイトルとなる決闘はあまりにもあっさりで拍子抜けしてしまうのだが、それまでの人間関係の話のながれがとてもリアルで、今でも通じるようなゴチャゴチャなのがかなり面白かった。

市民ケーン(1941年製作の映画)

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自分の初見は二十歳ぐらいだったろうか。とにかく衝撃だった。演劇舞台の観客の代わりにカメラを据えている当時の映像作品が占めるなかで、いわゆる映画技法を徹底して考えた撮り方と物語と演出がなされた作品だった>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

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やたら広告が出てくるのだが、やっと観た。ジェネレーションギャップ狙いの、ただのオサレ映画だと思ったら大間違いだった。成長するって楽しいね!

この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)

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岸田今日子と岩下志麻が出で来た瞬間に怪しさ満点の物語だと思えてしまうのは、昭和生まれの視聴者にすり込まれてしまったイメージなのだろうか。そして物語も母親が恨んでいた父親へのイメージを娘に託す一方的な欲>>続きを読む

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

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本当は父親を殺したかったのかもしれないが、なんだかんだを経て、自分自身の境遇を滅したかのかったのかもしれない。日本映画で濡れ場のシーンが無くなったのは、撮る側観る側がいろんな意味で渇いてしまったのかも>>続きを読む

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

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いわゆるテレビアニメ版をNetflixで観たときには、京アニさん気合いが入っているな、という印象だった。それを最後まで貫ききった作品だった。見終ると、この物語はもう終わってしまったんだな、と寂しさが残>>続きを読む

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

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前作を観たのがだいぶ前なので、ほとんど内容を忘れているので、まるで別作品のように観た。だから単体でおもしろく観られた。というか、ここで終わるのは卑怯でしょ。続編をはよ。ドラマでもいいのよ?

或る夜の出来事(1934年製作の映画)

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いろんな映画の原点。始めて観たのは24年前か? 蓮實重彦の本を読んでいたら、脚を晒して車を停めるシーンの倒置をゴダールが演出した、と知った。だが、本作品を観たくても、観られない。レンタルビデオ屋を懸命>>続きを読む

おくりびと(2008年製作の映画)

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受賞当時にメディアで話題になり、様々な情報は知っていたものの、本編を確かめる機会がなくて、12年が経ってようやく観ることができた。シリアスな内容ではなくて、笑いがあって、とても面白い。映画館の撮影のシ>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

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「スター・ウォーズ」とはいかなくても、「エンダーのゲーム」なみに宇宙飛行が日常になったとき、最初に人類が地球から飛び出して、目標の月まで到達するのにどれだけ苦労し犠牲を払ったのか、本作が参考資料として>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

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初代のゴジラは銀座から浅草まで行脚したのか。鉄塔は東京タワーじゃないよね? そこから海に戻ったのはどうのようなルートなのだろう(笑)とか、いろいろツッコミどころを含めておもしろい。1954年から戦後の>>続きを読む

ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

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面白かった! 映画オタクだと「ヒート」と「ユージュアル・サツペクツ」の折半みたいな作品と言いたくなるし、両作品を越えてないというツッコミに異論はないにしろ、保安局の人たちが入れ墨をしてギャングのような>>続きを読む

書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-(2010年製作の映画)

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いい映画だ。この作品の良さを表現するのがとても難しい。いや、正直に言えば、脚本も演出も構成も台詞もべたべたで、キャラクターの背景なども説明不足で成長過程もいまいちの描写で、とりたてて尖った所はないのだ>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

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原作があるのかと思い検索したらオリジナルということで、視聴後にまたびっくりした。是枝作品になじんでいる観客は事前に察するだろうが、見終ってもなーーんにもすっきりしません(笑) 今回も宙づりになった人々>>続きを読む

ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

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「幻の光」「DISTANCE」のように宙づりになっている人たちの物語。ディズニーランドを否定する話にはニヤリとしてしまった(笑) 最後の思い出に巨大資本産業テーマパークが入り込んでしまうのがマズイのは>>続きを読む

DISTANCE/ディスタンス(2001年製作の映画)

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アホな三文文士崩れのマスコミ関係者は、被害者の家族の物語をお涙頂戴で描くでしょ?
この作品は、まったく違うのだ。
加害者家族・脱退した元信者を描く。おそらく世間からは教団関係者と一緒くたに加害者関係者
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メン・イン・ブラック2(2002年製作の映画)

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前作を観たのは何年前だろう? テンポも良くて、説明も簡単で、何も考えずに観られる映画。

幻の光(1995年製作の映画)

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この映画でなんらかの「答え」を探すのは諦めたほうがいい。繰り返す日常の中でも、自分自身が分からなくなる時がある。"幻の光"を求めるのはそんな刹那ではないだろうか。

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

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実は、観る前はまったく期待しておらず、脳内で批判ばかり並べていたのだが、実際に観てみたらけっこう面白くて、文句を垂れながしていた己の器量の無さ・世間知らず・勝手な憶測固定概念を反省するにいたった。自分>>続きを読む