セリフ回しだけで乗り切らせる前半のその説得力は、正しさや共感の軸を超えた、ただ真っ直ぐな生命力に見えた。
そばになくても、この解像度で人を想えるという事実があるだけできっと楽になるよなと感じられる。
それぞれのグラデーションがしっかりとあって、誰にも寄り添い切らずに観れたのがとても良いなと感じた。
合う合わないのジャッジでは語れないことが世の中には多過ぎる。
外との亀裂で悩むのが若年層で、内の混>>続きを読む
タイトルが示すように、個人の是や非や悦をしっかり注いだぞという気概を感じた。時代性を纏うのではなく、それぞれの時代を含んだ自分に今強く残っていること という吐露の様な。
もちろんしっかりはっきり世を>>続きを読む
孤独や迷いを「焦燥」と片付けずに、しっかり携えることが ただの一幕として端々に存在している。
是非ではないこと、そして永遠に残ることは誰しもが持ち合わせていて、それはいつか運良くどうにかなったりは>>続きを読む
淀みみたいなものがそこかしこにあるが、それは映画だからではなく「暮らすとはそうだから」といった感覚。
希釈も増幅もさせず、ただ暮らしの中心から発せられる余波みたいなものをぽつぽつと、道標として残し>>続きを読む