tmurataさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

tmurata

tmurata

映画(1491)
ドラマ(0)
アニメ(0)

靴ひも(2018年製作の映画)

3.8

面白いくらい簡単に息子との関係が改善する(というと少し違う気がするけど)辺りとか多少引っかかる部分もあるが、ドラマというものをどこに求めるのかというところが違っていることが分かって、それはそれで面白い>>続きを読む

薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

3.6

何年か前の中国映画祭で観損ねたんだけと、ちゃんとロードショーで戻って来たのでハードル上げて鑑賞。
ちゃんとエンタメとして作って社会問題に切り込んでるのは偉いと思う。実際、うまく作らないと制作許可すら下
>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.7

上手い役者さん集めて、かっちり作ったら面白くなるんだな、という映画。(やはり、それが難しいということなんだろう、と再確認させてくれる映画とも言える)
実際、史実にどこまで忠実かは良く分からない(シカゴ
>>続きを読む

チワワは見ていた ポルノ女優と未亡人の秘密(2012年製作の映画)

3.4

まあ邦題がひどい。原題はStarlet、飼ってるチワワの名前が雄なのにStarlet。将来を約束された女優という意味もあるそうで、何故こんな邦題に…
実際は「フロリダ・プロジェクト」のショーン・ベイカ
>>続きを読む

死霊魂(2018年製作の映画)

3.8

長い!サタンタンゴより長い映画を観ることになるとは思わなかった(笑)
しかもドキュメンタリー…
最初どう読むんだろ?「しりょうたましい?」「しりょうこん?」などと思ってたけど、英語のタイトルがDead
>>続きを読む

博士と狂人(2018年製作の映画)

3.2

題材に心惹かれて観たんだけど、いまいちピンと来ず。
辞書作るための鬼のような人力作業とか、
ボランティア募集方法とか色々、面白かったんだけど、
・未亡人の心情の変遷
・院長の治療方針の変遷
とかが良く
>>続きを読む

わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

3.9

なかなか痺れるドキュメンタリーだった。
内容は日本語版のWikipediaにも書かれてることなんだけど、実際の映像を観ると感じるものが全然違う。
マレーシア(に限らずだが)の司法に対して国際情勢が及ぼ
>>続きを読む

オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

3.3

予想どおり、オシャレで面白くて安全安心で楽しめるんだけど、これが観たかった映画なのか?と思ってしまった(笑)
いや映画は全く悪くないんだけど。
正直、この映画で何を描きたかったのかが、俺にはイマイチ分
>>続きを読む

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

3.3

予告で観て予想してたのと、全く違う映画だった。良い意味で裏切られたかな。
黒人の住んでいる地区は放射能で汚染されているという噂のある地域で、主人公が求めて止まない、かつての家がある地域は今や高級住宅街
>>続きを読む

生きちゃった(2020年製作の映画)

2.6

これ、ちょっと脚本酷くないですかね?俳優陣の演技はとても良いと思うのですが…
時折入ってくる笑わそうとしてるのか何だかよく分からないシーンとか、思いつきのようなストーリー展開とか。
日本語だから言えな
>>続きを読む

建築と時間と妹島和世(2020年製作の映画)

2.5

うーん、割と期待して行ったんだけど、金取って観せる映画ではないんじゃないかなぁ。
美術展の10分コーナーだったら観ても良いけど、60分の映画ではない。特に妹島氏の建築の本質を突きつめようとする意思も感
>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

面白いという話は聞いてたけど、こんなに面白いとは思わなかった(笑)
観る前はサスペンスとかミステリーだと思ってたんだけど、もっと人間のドロドロした部分を描いた作品なのね。穴だらけと言えば言えば穴だらけ
>>続きを読む

ブラインド・マッサージ(2014年製作の映画)

3.5

映画館で観ようと思いつつ見逃してたヤツ。前からアマプラに入っていたのは知っていたが、ようやく鑑賞。
盲人が施術するマッサージ店の群像劇。目が見える人に向けた、目が見えない人達の映画で、その人達の感じ方
>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

「はちどり 」と同じ世代の女性が30代になった頃の物語。「はちどり 」では中学2年生という時代だったが、今度は結婚、育児真っ最中の時代の話。
やはり家父長制の韓国で女性、さらには男性の生き辛さを描いて
>>続きを読む

ヨコハマメリー(2005年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

噂になる変人(少なくとも見かけは)から、いつの間にか伝説、過去の人になったメリーさんを巡る人達の物語。
メリーさん自身のことは、やはり断片的で完全には見えないまま。メリーさんを通して皆が自分の生にまつ
>>続きを読む

異端の鳥(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

いつもどおり、あまり情報入れないで観たら、本当にラストまで全く理解できないままだった。途中途中でユダヤ人だから差別されてるというのは分かったが、何故、主人公の少年が一人でさまよってるのかも分からなかっ>>続きを読む

フェアウェル(2019年製作の映画)

3.5

英語の原題「Farewell」が「別れ」で、中国語の原題「別告訴她」が「彼女には言わないで」というところで既にギャップがあるところが面白い。
アメリカの価値観で生きつつも、根無草な自分のアイデンティテ
>>続きを読む

エマ、愛の罠(2019年製作の映画)

3.2

サスペンスかと思って油断してたらトンデモ映画だった(笑)
全く何をしたいのか分からない状態で人間関係が膨らんでって、最後にえーっ!となるという。
素直に面白いかというと微妙な気がするけど、何だか不思議
>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.2

映画シャイニングの続編というより、原作シャイニング(+映画の要素もあり)の続編なのね。
映画のシャイニングはキングがブチ切れてたらしいので、コレが正しいんだろうなぁ。でもキングが認めなくても映画シャイ
>>続きを読む

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.2

30年ぶり位に鑑賞。最後はやっぱり嫌な気持ちになるな(笑)
あの頃の近未来って面白いけど、少しずれたかな。皮肉られてる部分はあんまり変わんないけど。

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

3.8

予約する時、よく見てなかったんだけど、まさかの3時間超えだった(笑)
しかし現代美術を良く知らなくて、この作品のモデルとなったゲルハルト・リヒターも知らなくても、なかなか面白く観れた。
予告で流れてい
>>続きを読む

鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.3

薄氷の殺人より話は分かるんだけど、何を描きたいのか、やっぱりイマイチ分からず。サスペンスとかノワールにそれを求めてはダメなのかな。すごく面白ければ、そんなこと考えないんだけど(笑)
最後だけ観ると何だ
>>続きを読む

マーティン・エデン(2019年製作の映画)

3.2

プロレタリアとブルジョワの階級社会の話と、社会主義、資本主義のイデオロギーの話があるけど、結局どちらにも属せない、色々なことを知れば知るほど、幸せから遠ざかってしまう、怒りと絶望の映画だと勝手に理解し>>続きを読む

ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(2018年製作の映画)

3.3

クズしか出て来なくて、ちょっと笑っちゃった。ちょっとやり過ぎ感があるような。もちろん、嫌な気持ちでいっぱいになるんだけど、良くも悪くも最後はこんな感じだろうな、というところに落ち着いたので、嫌な気持ち>>続きを読む

ヒットマン エージェント:ジュン(2020年製作の映画)

3.6

何も構えずに観て、楽しめて大変良かった。
ストーリー自体、すごく漫画的であり、その漫画的なバカバカしさを、漫画的なお約束の笑いと、実写の確かなアクションが支えており面白かった。かなり良いバランス感覚だ
>>続きを読む

アボカドの固さ(2019年製作の映画)

3.2

主演の前原瑞樹氏の映画は三作位観てて、ちょっと苦手な演技なんだけど、今回の周りから人がいなくなり一人になった瞬間にスッと表情が変わる演技は良かった。
観ていると残念ながら(笑)自分に重なる部分もあるけ
>>続きを読む

根矢涼香、映画監督になる。(2019年製作の映画)

3.2

根矢涼香の目つきを楽しむ映画(笑)
そして正確には「監督になる」じゃなくて「監督になることを改めて決意する」映画。
面白くないわけじゃないが、予想の範囲内な感じ。もう少しガツガツして、破茶滅茶な方が良
>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

うーん。途中まではすごく良かったんだけどなぁ。役者陣の演技もとても良かったし。
でも、りんが自殺する辺りから、ちょっと…という感じになって来た。
凪沙が亡くなるところに至っては…
ラストシーンの絵を撮
>>続きを読む

ウルフズ・コール(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

なかなか面白かったんだけど、ツッコミどころも多々あり。フランス軍の軍規がユルユルとか、タイトルや予告で引っ張った狼の歌のくだりはそこで終了かよーとか。(笑)
主人公、破天荒なのに心弱過ぎるし、なんか、
>>続きを読む

薄氷の殺人(2014年製作の映画)

3.4

鵞鳥湖の夜をみる前に予習がてら。
嫌いじゃないし、雰囲気は好きだけど面白いのかなぁ。警察が異常にゆるくて、シリアスなのか笑かそうとしてるのか良く分からなかった(笑)

東京バタフライ(2020年製作の映画)

3.3

割と好きなタイプの映画で、悪くはないけど、すごく良いわけでもなかったかなぁ。予想の範囲内というか。
白波多カミンの曲が好きだったら、また別の感想になると思うんだけど。
それでもベースの子とギターの子が
>>続きを読む

ホテルニュームーン(2019年製作の映画)

3.2

うーん。正直、微妙かなぁ。
娘の母親、恋人の娘に対する執着や支配欲みたいなものが、良く分からなくて置いてかれた。(感情の出し方が唐突だったりとか)
演技も上手いんだか下手なんだか良く分からなかったし…
>>続きを読む

(1954年製作の映画)

3.4

30数年ぶりに鑑賞。
良く出来過ぎてて、あんまり言うことないなぁ(笑)
切なくて良い作品です。

メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

3.8

モータウンすげーぜ映画。というかベリー・ゴーディー・ジュニアすげーぜ映画か(笑)
いや、相方(笑)のスモーキー・ロビンソンもすごいし、出て来るミュージシャンや曲がすごすぎる。音楽聴いてるだけで楽しい映
>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.4

知らないことを知ることは、やっぱり楽しい。映画における音の重要性とか、作り方となをただ、映画の音響の歴史っぽい切り口があまりにも教科書的で少し退屈だった。
正直、3年前に観た「すばらしき映画音楽たち」
>>続きを読む

セノーテ(2019年製作の映画)

3.2

ドキュメンタリーとは何か?というのが良く分からなくなった(笑)
K’s cinemaの初日で小田香監督とゲストの草野なつか監督のトークショーがあったんだけど、それでどういう狙いで撮ってるのかが分かって
>>続きを読む