いやー最高か。
少女たちのたった一日の成長譚。
思わず「くだらねぇ…!」と笑い転げてしまうような2人のやり取りに、こういう笑いって世界共通だったのかと感動すら覚える。
好みの映画すぎて冷静でいられなか>>続きを読む
我が家には92になる祖母がいる。さっき初めて見たものを前にも見たと言ってきかないし、昨夜の約束は今朝になったら忘れてる。3ヶ月前に新しく雇ったお手伝いさんの名前は何度教えてもうろ覚えだ。仕方がないこと>>続きを読む
「家族の絆」なんて言葉は余りにもありふれて世の中で吹聴されていて、存在していて当然といった顔をしている。
新しい総理大臣は自らの理念に「自助、共助、公助、そして絆」と掲げた。
あまりに簡単に言ってく>>続きを読む
明るい笑顔の裏に仄暗さを忍ばせる阿部サダヲが大好物なのでそれだけで高評価をつけざるを得ない。。
人間の嫌な部分、どうしようもない行き詰まりの苦しさ、綺麗でありたいのにいやらしく汚れていくその成れの果て>>続きを読む
そこに描かれていたのはまるで私だった。
文化の浅瀬から世界を見渡した気になるめんどくさい私の、かつてあったかもしれない恋愛の始まりと終わりの映画。
他の人の「中身がなにもない映画だった」というレビュ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
史実への優しい復讐劇。
最後のシーンの優しさの詰まったカットは訪れなかった過去。
爽快感や安堵とともに苦しく哀しい気持ちになる。
レオナルド・ディカプリオのトレーラーでのアドリブ演技はとにかく最高だし>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
古い小さな家屋を舞台に小さな事件がプチ起こるプチドタバタ劇。
俳優・草彅剛への愛が詰まってる作品。
息子の出演場面を集めたたった10分のビデオテープには笑いもあり、そこがまた泣けた。
けど10年間放置>>続きを読む
ファミレスでよく売っていた携帯ゲーム機の形をした輪投げゲームを覚えていますか。中が透明な液体で満たされていてその水流でピンクやライトグリーンのプラスチックの輪っかを棒に引っ掛けるだけ。それだけのゲーム>>続きを読む
ストーリーはあっちこっち行ってなんだかよく分からないけど大好きな映画。
阿部サダヲという役者さんは、明るいだけじゃない少し暗い役をやらせたらピカイチだと思う。
あと竹内結子に気の強い役というのもぴった>>続きを読む
言うまでもなく「家族」の在り方は変わってきている。
他人同士の繋がりは結婚や血の繋がりのみによって高まるわけではなくなった。
(星野源のfamily songもそういったことをテーマにしていると語られ>>続きを読む
誰かを信じられることは嬉しくて涙が出ることだ。
そういう映画だった。
すべてが丁寧で、そこかしこに日本の八百万の神が宿ってるようにさえ感じた。
風に撫でられてそよぐ毛並みのあまりの美しさに息を呑む。>>続きを読む
最初のシーンのまるでクライマックスのような盛り上がりに胸が撃ち抜かれた。
それだから、本物の最後はどうなるんだろうと思ってたけど、最後の演出はこの映画を最後まで見れてよかったと思わせるような素晴らしい>>続きを読む
ほんわかした絵柄にもかかわらずリアリティを感じる、圧倒的に表現力の高いアニメーションと脚本。
私の好きな何も残らない系映画。物事が始まって終わる。個人的な哀しみと事件がつながる、ある種セカイ系的な作品。とにかく、とにかく、音楽が最高。