エドワード・ズウィックは、外れのない監督。こういう映画の制作が可能なのは、ドラマ性のある素材の見極め能力の高さと、綿密な取材に基づいたリアルさの追求であろう。主役3名のそれぞれの目論見をうまく処理して>>続きを読む
キルギスの寒村を舞台に2005年アカエフ退陣直前の時代背景で、次期バキエフ政権崩壊の年に制作された映画のようだ。子や孫を守ることは、キルギス国民にとって悲願なのであろう。この映画は、子供たちへの慈愛に>>続きを読む
ともかく、ステファーヌ・オードランの存在感がすごい。誰をも幸福にする料理に金も人生も全てを捧げる。他人におもねるわけではなく、自己実現欲を満たすことが目的というのが、潔い。宗教的観念も個人的煩悩も最高>>続きを読む
少々、歳を重ねすぎたリー・バン・クリーフが、渋い仕事をする。昔の日本歌謡曲のような音楽は耳に残る。悪役のバンジョーが銃に早変わりは、登場した時から予想できた。地上屋の銃口を差し込める人形とか小道具も面>>続きを読む
この女性シェフは、怖い。文句付ける客には包丁で脅しをかける。この荒れた女性を手懐けてしまう男性が登場することが、かなり嘘くさく思えてしまう。物語のテーマは、愛が心を癒すということだろうか。物語は、どう>>続きを読む
詐欺師親子にこてんぱんにやられる初老の富豪。
上流階級への皮肉をライフワークとしたルイス・ブニュエルの”分かりやすい”映画でした。
注目は、ヒロインを2人の女優に演じ分けさせたこと。女優によって、>>続きを読む
この映画で霧積温泉が有名になり、ジョー山中の主題歌もヒットした。何作か作られた角川春樹・森村誠一コンビによる作品の一角で当時はかなり話題になった。映画のストーリーは、突っ込みどころ満載で、いただけない>>続きを読む