とーりさんの映画レビュー・感想・評価

とーり

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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

青くて綺麗な映画。
作品を通してあらゆる歪さを描いている。
声の出ない主人公と人ではない彼の純愛は祝福されるものなのか否か、それでもなお一緒にいることを選んだラストは観客が納得するかどうかは問題ではな
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

5.0

ヒーローの悲哀を繊細に描いた作品。
全てのスパイダーマンシリーズを通しての最高傑作。
語るべきことは多いが、とりあえずは気弱で天才的なナード役を完璧に演じたトビーマグワイアはこの作品を見て以降、私の中
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.5

もはやこのシリーズはひとつの作品として完成していると思う。
ジョジョ原作でありながら、その旨みを最大限引き出す演出と違和感のない落とし込み方。全てが完璧。
一つの映画として完成度が高い。

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.5

非常にレベルの高いアニメーション作品。
作画への熱意が半端じゃない。
2時間程度の映画によくもここまでの重みと満足感を詰め込めたものだと感心した。

母性(2022年製作の映画)

3.5

娘でしかあれない母と、その娘。
親から子への影響の強さと、少しずつの愛の歪みが大きな亀裂になる気持ち悪さがある。
戸田恵梨香と永野芽郁の演技が魅了的。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

マッツミケルセンの色気が際立つ。
見た後は雨上がりのような爽やかさが残る。

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.0

原作アニメーションをしっかりと覚えているわけではないのでなんとも言えないが、ストーリーとしては間違いのない面白さがある。しかし、やはりこれまでのディズニープリンセスたちの再現度の高さ、また今作に登場す>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

5.0

問題提起はわかりやすく、結末から始まる展開と各視点を追体験していくことで解けるような構成。伏線回収と心情の描写が天才的。あまりの巧さに言葉を失った。間違いない名作。