うーん。
表現したい内容や見せない恐怖的なことは分からなくも無いし、冷酷に定点カメラ的映像を繋げる編集やA24らしい完成度の高い画も良いんだけど、興味を持続させる作り込みが欲しかった。
何というか、映>>続きを読む
とても良かった。
良いようのない感情で上手く言葉に表せない。
画面越しにマイナスイオンを感じる程の映像美。どれもかなり計算された画角に見える。
バイオレンス映画は苦手で任侠映画も好きなジャンルではないけど、これはかなり面白かった。
森田想さんは「アイスと雨音」の時も思ったけど、かなり力強い演技ができる人だなあ。
ストーリーのオチはベタで好きじゃなかったが、久しぶりに違和感のない王道のラブストーリーを見られた。
日本と台湾の風景も綺麗。
→なるほどね。love letterのストーリーとかかってるのね。と調べ>>続きを読む
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本筋と関係のない人物のクスッと笑えるシーンが入ることで日常の延長感を出しつつも、それでいて作り物感も出している(トークライブの中であった猫がカメラ目線になっちゃってるシーンとか)ところが絶妙にマッチし>>続きを読む
色んなコンテンツが出てきて楽しかった。でも。それ以外はさほどはまらずかな。
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温かみのあるラブストーリー。24年ぶりの再会という設定は、現実的にもあり得そうな特殊性という意味で絶妙なライン。そんな状況下で再会したからといって安易に現在のパートナーを裏切ってカップルに、なんて展開>>続きを読む
原爆の存在や日本への原爆投下の正当性にまつわる議論に対峙する映画ではなく、大きな功罪のある成果を作った人間を描いたもの。
こう表現すると、ギミック重視で人間を描いてこなかったこれまでの作家性から一線を>>続きを読む
多様性が着目される昨今において多様性の意味やあり方を考えさせられる作品。
作り物の多様性が世に溢れ、中には紛い物も含まれる。自分の理解が及ばないものについて受容することが多様性の根幹であると感じた。
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なげえな、、、3時間は体調が100%じゃない時に観るもんじゃなかった笑
空想と現実の境界線が曖昧な世界(自宅の通りが治安悪すぎる)で繰り広げられる不快の連続。どうすんだこれ?って思ったら最終的には「>>続きを読む
みんな現実にいそう。
学校、校舎、そしてそれぞれの恋への別れが卒業という避けられないイベントと描かれる。寂しさと前向きさが同居するような群像劇だった。
とても貴重な映像。ふらっと行ってみたがとても見る価値のある映画だった。
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ストーリーはそこまで珍しい訳でもないが、杉咲花はじめとしたキャスト・キャスティングが最高だった。
フィルムカメラの日にちで時間を明示する演出もカッコ良い。たしかに最初に言ってた誕生日からすると日付が「>>続きを読む
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皆いつも演技をしている。立場が人を作るというけれど、それが「嘘」になってしまっている部分もある。
ヒューマンドラマとは人を知ること。それを作る立場の映画監督である花子が「嘘」を嫌い「本物」を求める一貫>>続きを読む
久しぶりに観た映画がこれで良かった。
他者のことはどうしても分かりきることはできない。自分のことだって分からない。それでも分かりたい。
CM見たくらいの重量感でサクッと見られる映画だった。リズム感のある効果音も含めた音楽の効果がすごい。
ストーリーで言えば、ちゃんと捕まってくれて本当に良かったな。逃げ切っちゃってたら倫理観どうなってん>>続きを読む
ケイコは会長に対する想いがあってボクシングを続けていたのかな。
影の主人公は会長なのかもしれない。
昔ゲームで見たことのある演出がたくさん散りばめられていました。難しいことは考えず、とにかくストレートに楽しめる作品でした。
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安藤サクラの演技力はやっぱりすごい。
ミステリーでなくヒューマンドラマのジャンルだと思う。
「結局、素性なんて知る必要なかった。あの人を愛したことは変わらないのだから」という主旨のセリフが全てを物語っ>>続きを読む
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『街の上で』を筆頭に今泉監督の作品は大好きだが今ひとつ没頭出来なかった。
でも、信頼することで失望する/信頼することでしか人は分かり合えない、という複数の捉え方の虚数みたいな部分を感じられるのは今泉>>続きを読む
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面白い!
プレゼン(3回目)や、上申制度という雇用者あるあるは大喜利っぽくもあった。
一緒に働く同僚がどんな人生でどんな思想なのかは意外と分からない。それを飲み会で解決しようとしても心を開くなんてそ>>続きを読む
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父親と上手くコミュニケーションが取れない寂しさを、他のおじさんと関係を持つことで満たそうとしていたサワコ。しかし決して心から満たされることはなくどこか退屈そうな様子だった。
森との関わることで、近くに>>続きを読む
真夏の大冒険。スタンドバイミー×とんびっぽい。話の展開はある程度読めてしまうが王道の良い作品といった感じ。
大学生や人生経験の浅い若者の脳内がそのまま映画になってしまったような作品で、見ていて退屈だった。映画は製作者の人生経験に基づき、自分にない知見を与えてくれるものだと考えるが、本作はそういった期待に沿う>>続きを読む
登場人物の心の動きが伝わってくる。想像よりずっと重い話でしんどかった。
障害に起因するものではあるものの、前向きという残酷さを強く感じた。
音を使った表現がとても印象的だった。
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血縁関係のない者達が"家族"愛を紡いでいくストーリーは『万引き家族』を思い出す。
ウソンを守るために罪を犯したソンヒョンは『アルマゲドン』っぽくもあるなと思った。(あのシーンでソンヒョンは"父親"のよ>>続きを読む
真実の追求による非司法的な影響の大きさ、絶対的な客観性の虚構さ、という2つの点が印象に残る作品。