このレビューはネタバレを含みます
『家族を想うとき』という邦題は「転倒」していて何とも皮肉だ。
この作品の父と母は働き詰めで、まさに「家族を想うとき」を喪失していくのだから。
だが、この「転倒」こそが、ケンローチ作品の核心ともいえる>>続きを読む
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こういう変な、超ジャンルの、一筋縄でいかない作品、大好きだ。こんな爽やかな気持ちで聴くビージーズの「愛はきらめきの中に」は初めて。さまざまな理由で上映困難だった作品を、よくぞ公開にこぎつけてくれました>>続きを読む
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何が悲しいって、『イカとクジラ』で両親の離婚の切なさをあんなふうに描いたノア・バームバックが、結局自分自身も離婚しちゃったってこと。
そして今作を撮ったこと。
彼にとって、離婚と映画を作ることは、切っ>>続きを読む
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イタリアのベルルスコーニが一国の頂点に上り詰めた時の衝撃は、トランプの比ではなかった。まさに「天」と「地」がひっくりかえったような。
そして、いったん権力をうしなったベルルスコーニが再び返り咲いた時に>>続きを読む