yokoさんの映画レビュー・感想・評価

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ほつれる(2023年製作の映画)

4.2

不倫はしてない。
好きなひと。

すきなひとを失った喪失感が
くっきりとではなく、
日常に埋もれるようなほど微かに描かれている。

夫という存在、ことば、行動、
あまりにはっきりしている。

ふたりき
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.7

バクダットカフェの看板
ネオン


知らない土地の
夕暮れの景色は
胸がギュッとなる


普段の生活は
世界のどこにも存在してることを知らされるというか、、、


今ここにいる現実と
過去のいつかと、
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.6

コロコロと移り変わってゆくユリヤに自分を重ねた

脇役ではない人生

アクセルの死を受け入れて、彼女がみえたもの、、

最後のアパートの壁に飾られたたくさんの写真

何かに委ねるようにて、生きてゆく姿
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サヨナライツカ(2009年製作の映画)

3.8

人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと 愛したことを思い出すヒトにかわれる 私はきっと愛したことを思い出す


塔子は、『愛されたことを思い出す』と言った。

それは愛してると一度も言わなかった
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.1

窓から風が入ってカーテンがなびく。
心地よい時間。
午後3時。
ひとり、ソファに寝転びながら
美しい土地、音、声、風景、ひと。会話。
にどっぷりと浸る。


君の名前で、、僕を読んで。

それって、な
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完璧な他人(2018年製作の映画)

4.4

『ひとは守りたいと思うものに嘘をつくの。
あるいは守ろうとするものに。』


というのは江國香織の小説の中の言葉だ。


秘密がないひとっているのだろうか。

誰もひとを傷つけてないと、いいきれるひと
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チィファの手紙(2018年製作の映画)

4.5

日本と中国。

世界がどこだって
変わらないものがある。

「あの時代はなぜ
かくも色鮮やかに輝いているのだろう」

チィファもチィナンも、その娘たちも、
インチャンも、
昔の夫も、おばあちゃんも弟も
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未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

3.8

泣くシーンが心に残る。

人は、泣くとき、独りだ。

静かで美しい映画、時折入る音楽も心地よい。

とても寂しく重さも感じる。

それは、観ている私も歳を重ねてきたからだと思う。

結婚、夫婦、出産、
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.9

『パラレルワールド』


彼といる時の彼女。

大人になりきれてない、
他では見せることのできない彼女が
無意識にこぼれ落ちていて、

その表情が、
青春みたいにキラキラしてて、
幼くて
こどもっぽく
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.6

アデルのブルーは
わたしにとったら何色か。

もちろん、そんな自分への問いかけに
すぐさま答えは見つからない。


熱く衝動的な本能
また、
その反対にあるもの。

どちらもほんとうだおもう。

わた
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(2020年製作の映画)

3.6

一度出会った縁は
形を変え、ずっと繋がり続けるんだな、と。
今の自分を重ねた。

それは恋愛に限ったことではなく、
すべてのことにおいて。

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.4


『夏が終わった後も言いたければ

そのときに

聞く。』

真夏の夜の夢

過ぎ去っていくと知りながら
過ごす



そんな夏をいくつ超えてきたかなぁ

逃げた女(2019年製作の映画)

3.7

ホンサンス。好きです。


映画の中にも出てくる赤いシートの小さな映画館にて鑑賞。

初めから最後まで
夢とうつつの間にいたような時間を過ごしました。

仮想空間にいたような、
とても不思議な感覚。
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蝶の眠り(2017年製作の映画)

3.0

いつか家を建てたなら、
ああいう本の部屋が欲しい。
偶然の図書館。
すきなことばです。

プール(2009年製作の映画)

3.8

母の、

わたしはちゃんとみてるから。

ということばに、全て詰まってる気がした。

私自身、自由な母を持ち、
2人の娘の子育ての真っ只中にいる。


人との距離感
他人だけではなく、
家族、
娘。
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望み(2020年製作の映画)

3.5

母の覚悟、
父の覚悟。
どちらにも、それぞれ別の強さがみえた。

相容れない、深い、人間の本質の違い。

亡くなった息子によって
この家族は、救われ続けるんだろうな、、





亡くなったひとは、
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

ふと目にしたこと、
ふと思ったこと、
誰とも分かち合えなくて
それをわけあえる感覚の人に出会ってしまったら、それはもう離れられない。と、
わたしも、とうの昔にそう思っていた。

そして、
離れられない
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インセプション(2010年製作の映画)

3.5

色んな意味で追いついてないので、
日をおいて、もう一度見てみようと思う。

夢の中が現実で現実が夢みたいな感覚。
割と小さい頃から思うことがあった。

そんな曖昧であやふやな現実(自分の認識してる世界
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