幽霊屋敷ものの映画なんだけど、ビジュアルがとにかくユニークでかっこいいんですよ。屋根にでっかい穴が開いて雪がパラパラと落ちてくる屋敷のホール、肋骨みたいな廊下、ドロッとした真っ赤な幽霊。パッと見ガイコ>>続きを読む
高校の吹奏楽部、オーボエとフルートを担当する二人の女の子の変化していく関係を描いた映画。
彼女たちが練習する曲「リズと青い鳥」には原作の童話があって、その童話の主人公二人のストーリーと彼女たちのスト>>続きを読む
架空の世界的ベストセラー本の第3部を多言語に翻訳して同時出版するために9人の翻訳者が巨大なシェルターに集められるところから始まるミステリー。
二転三転するストーリーが見事で、それが最後に全ての辻褄が>>続きを読む
人間をペットとして飼う巨人たちと人間たちをテーマにしたアニメ。絵画のような独特な質感の画面は一目見れば忘れられないほど強烈な印象を残す。子供の頃に夏休みの昼間か深夜にテレビでやっていたのを偶然見たのが>>続きを読む
ゾンビ戦争に勝利した人類がゾンビをペットとして飼い始めたら…というブラックコメディ。突飛なアイディアも面白いのだが、要塞化した郊外とか頭棺のお葬式とか、ゾンビ愛に溢れる諸々の設定がとても良い。ロメロ以>>続きを読む
セガール主演のアクション映画で日本が舞台なんだけど、すげえ間違ってるのが面白い。どこからでも富士山が綺麗に見えて、ヤクザの事務所をAIBOが歩き、FBIの日本支局が普通にあって、テレビではいつもセガー>>続きを読む
テレビシリーズ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」がどんな話かというと、「あいしてる」の意味を知りたくて、手紙を代筆し、誰かの思いを誰かに伝えるために旅する少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンの物語>>続きを読む
警官ばかりが住む郊外の住宅地の保安官が、警官たちのある不正に気づいてしまうというサスペンス映画。
スタローン演じる保安官の扱いが「ちょっとトロいが気のいいやつなのでお情けで保安官にしてやってる」みたい>>続きを読む
銃撃あり爆破ありのド派手なアクションから始まって、フルスロットルで一気に誰も見たことが無いような独特の時間SF世界に突っ込んでいく凄いスパイ映画。冒頭からがんがんネタを仕込んでくるので観終わって色々解>>続きを読む
エルム街の悪夢シリーズの外伝的な傑作。ヒロインのナンシーを演じたヘザー・ランゲンカンプが不気味ないたずら電話や奇妙な悪夢に悩まされている所に「エルム街の悪夢」シリーズ続編企画がまた持ち上がって、関係者>>続きを読む
映画「シャイニング」をめちゃくちゃ偏った解釈で観てる複数人の評論をリミックスして一本の映画にしたという、イカれたドキュメンタリーの怪作。
同じシーンを流しながら「これはミノタウロスだ」とか「インディア>>続きを読む
ジャン=クロード・ヴァン・ダムが銀行強盗に巻き込まれて人質になってしまい、現実なので得意のアクションでスカッと解決というわけにもいかず、拘束されて無為に過ごす中で自分のキャリアを見つめ直すというコメデ>>続きを読む
映画の中のタフガイ刑事がスクリーンから抜け出して、同じく現実の世界に出てきた悪者を追いかけたりする話。悪人が「今人を殺したぞ!パトカーはどうした?現実はこんなチョロいのか!」とかはしゃいだり、刑事がシ>>続きを読む
ある日突然変な惑星に飛ばされた青年とおじさんが、なんとか地球に帰ろうと奮闘する話。なにもかもボロくて不毛な惑星と「クー!」という変な挨拶が強烈。
ラストシーンが抜群に良いのでなんだか凄く良い映画を見て>>続きを読む
誕生日に兄が住んでるイギリスに旅行に来た男が、誕生日プレゼントのドッキリ企画と間違えて本物のスパイ戦に巻き込まれていくコメディ映画。最後まで主人公が気づいてないのがとても良い。
鼻持ちならないテレビレポーターが、取材で偶然訪れた町のとある一日のタイムループに囚われてしまうコメディ。同じ一日を繰り返して自棄になったりピアノを習ったり告白に失敗したりするうちにだんだん真人間になっ>>続きを読む
映画賞を受賞した俳優が受賞スピーチで、「この賞は僕の高校時代の国語の先生に捧げます。彼はゲイです」というむちゃくちゃなスピーチをカマした事から、自分のアイデンティティに悩み始める結婚間近の国語教師を主>>続きを読む
同名の富豪と間違われた無職で気のいい男リボウスキが、いつの間にか(金持ちの方の)リボウスキ夫人誘拐事件に巻き込まれていくというコメディ。
関係者がどんどん向こうからやってきて勝手に話したりリボウスキを>>続きを読む
シチリアの田舎町で生まれた少年の成長を、町唯一の映画館の映写技師との友情を通して描く。少年から青年になり大人になる主人公、小さな町の人間模様、それらを見つめる映画館、というのを丹念に丹念に描いたあとの>>続きを読む
ヤン・シュヴァンクマイエルは実写と粘土を組み合わせた独特のストップモーションアニメが有名な作家。短編からがたぶん見やすい。ちょっとトボけた味わいもありつつ猥雑だったり残酷だったり、好きな人はすげえ好き>>続きを読む
「吸血鬼ノスフェラトゥ」の撮影現場に現れたのは本物の吸血鬼だった。という話。俳優もスタッフもどんどん死んでいく中、執念で映画を完成させる監督もかなり怖い。笑っていいのか怖がっていいのかよくわからない映>>続きを読む
引退した映画監督と誰でもない若者が交流する話。監督はジェームズ・ホエール。実在した人物だがこの映画がどこまで本当かはわからない。第一次大戦に従軍して、戦争映画は一本も撮らなかった。とか、フランケンシュ>>続きを読む
IRAのテロリストが米兵を攫って人質にするんだけど、見張り役が「良い奴」だったので米兵と仲良くなってしまう。救出作戦の最中に結局米兵は死んじゃうんだけど、見張り役は良い奴だから彼の遺言、「恋人を頼む」>>続きを読む
ロードオブザリングのヒットを受けて、その前日譚であるホビットの冒険を映画化した三部作。
原作は児童書なのでもっとボリュームが薄いんだけど、かなり上手いこと膨らませて「ロードオブザリングっぽいホビット」>>続きを読む
色々な種族が同居する世界ミドルアースで、かつて大戦争があって、その時滅んだはずの魔王復活を阻止するために鍵となる指輪を滅ぼすための旅をする話。
あの原作の世界をここまで完璧に再現した映画がまさかできる>>続きを読む
一定の歳より上で模型好きな人はだいたいこの映画が好きです。もう心の一部がこれで出来上がっているのでヘタにバカにしたりすると宗教戦争になったりします。何が好きって全部好きなんだよね。そのうちブルーレイで>>続きを読む
立派な武家屋敷の前に「切腹するから軒先を貸してくれないか」という浪人者が現れて…というところから始まる話。結構暗い復讐譚なんだけど、二転三転していく意外な展開が面白いんですよ。リメイク版も良い出来です>>続きを読む
ジョージ・A・ロメロのマスターピース。ゾンビ発生で終わった世界のショッピングモールに立て籠もる男女の話。模倣されすぎて今更見てもみたいなとこはあるかも知れないんだけど、ロメロ特有の皮肉な展開とかドライ>>続きを読む
砂漠の真ん中で仲間に裏切られたならず者が偶然オアシスにたどり着いて九死に一生を得、そこで駅馬車の休憩所を始める話。西部劇の材料を使って作った、コメディタッチのドラマ。完璧な善人も完璧な悪人もいないのが>>続きを読む
実話怪談作家のところに怪奇体験の投稿が来るんだけど、どうも何か引っかかる。調べていくうちにどんどん他の話が引っかかってきて…という話。めちゃくちゃ怖い。和製ホラー映画ブームと実話怪談ブームの果てにあら>>続きを読む
真夏にエアコンのリモコンが壊れたのでタイムマシンを使って過去に取りに戻るという最高に馬鹿みたいなコメディ映画。大好き。
子供の頃からお金が大好きで銀行に就職した主人公が、大金を手に入れるためにアグレッシブにむちゃくちゃな方向に頑張る話。矢口史靖のコメディ映画で一番好き。主人公が変で可愛くないのが可愛い。
氷に閉ざされた南極観測基地のメンバーに人間に擬態する怪生物が紛れ込み、隊員たちは疑心暗鬼に陥り徐々に破滅していく。鼓動のようなサウンドトラックが良い。ジョン・カーペンターの映画で2番目に好き。
吸血鬼ハンターたちと強力な吸血鬼の戦い。昼間に吸血鬼の巣に車で乗り付けてウィンチでガンガン引っ張りだして太陽で焼くという情緒もクソもない吸血鬼狩りから始まって、マカロニ・ウエスタンみたいなハードで血塗>>続きを読む
失踪したホラー作家の消息を追う探偵が、その作家の世界そのもののような奇妙な町に迷い込む話。クトゥルフもののようなテイストのホラー映画。ジョン・カーペンターの映画で一番好き。
映画の撮影中に現れる、存在しないはずの女。撮影が進むほど、奇妙な現象はエスカレートしていき…というホラー映画。怪異の正体がよくわからない、実は人間ですらないんじゃないかという不気味な感触がとても良い。>>続きを読む