桐ちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

桐ちゃん

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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

5.0

映画にもジャケ買いみたいなのはあると思いますが、この映画は逆に私はポスタービジュアルがあまりピンと来ず。でも評価が高かったので見てみたらすごく良い映画でした。

「ONCE ダブリンの街角で」や「はじ
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.6

ことごとく楽曲が良すぎる。
映画を見終わった後もこの映画のサントラを聴いて、日常に”音楽の魔法”をかけてもらいました。

NYの街中でレコーディングをするというのがクリエイティブで見ていてワクワクしま
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

まず物語の設定に興味をそそられました。
鳴かず飛ばずのミュージシャンの主人公が、なぜか自分以外の全員がビートルズを知らない世界線に行ってしまう物語。
最初は困惑していたものの、段々とこのチート設定な世
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ブリタニー・ランズ・ア・マラソン(2019年製作の映画)

4.0

ランニングを始めてから、主人公ブリタニーがみるみる変化していく姿に引き込まれました。元は自堕落な生活、肌は荒れ、身体にも自信がなく、他責思考な性格だったのが一転。とある夜のシーンなんてびっくりするほど>>続きを読む

シンデレラ(2021年製作の映画)

4.2

現代版シンデレラ、時代が変わると価値観もひっくり返ったりしていて面白いです。

ディズニー・アニメと違って「王子様と結婚=幸せな結末」にはならないし、継母がシンデレラに嫉妬を感じる理由も異なる。時代と
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ワン チャンス(2013年製作の映画)

4.0

実話に基づくストーリー。
ポール・ポッツさんのことはテレビで見たことがありましたが、こんなに山あり谷ありの人生だったとは。

彼のガールフレンドがまた人格者で、「彼は素晴らしいオペラ歌手になる」と心の
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ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

3.7

誰とでもすぐ打ち解けて、歳を重ねても挑戦することを恐れない太陽みたいな女性ジュリア。夢を諦め、望まない仕事をしながらさえない生活を送るジュリー。その2人が時を超えて料理で繋がるストーリー。実話を元にし>>続きを読む

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.5

片田舎の小さな村で慎ましく暮らす老姉妹。
日々を信仰に捧げる人生。それと対比して映し出される少女の頃の淡い恋の記憶。その断片が繋がっていき、物語は思いもよらない展開へ。

なぜこんな田舎の小さな家に異
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エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事(1993年製作の映画)

4.8

“完璧なラブストーリー”と聞いて甘々な物語を想像していましたが、社交界ならではの心理戦描写がスリリングでなかなかゾクっとする話でした。

映像の美しさは一度見たら忘れられないほど。装飾やファッション、
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリーでありながら冒頭は映画のような始まりでワクワクします。製作陣のハリーポッター愛が伝わる素晴らしい演出に心躍ります。

撮影時の裏話が聞けたり貴重な映像が見れたり、ハリーポッターファンに
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.5

衝撃の真実が明かされる最終話。
いつ見ても、回想シーンは涙なしに見られないです。

この物語はダークファンタジーでありながら、最大のテーマは愛だと思います。
自己犠牲も厭わないほど深く強い愛、自分の仇
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

4.5

映画冒頭のロンドン市街が破壊される描写はものすごい迫力でした。
本来魔法とは無縁のマグルも危険を察知して避難するほど、闇の陣営の勢力が増しています。

第1作目と同じ映画と思えないほど、シリアスな展開
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ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

4.5

どんどん不穏さが増していく展開、ハリーだけではなく、宿敵マルフォイにもまた別の重圧がのしかかります。

マルフォイといえば気取った嫌味な演技がお決まりでしたが、今作は特にそういった笑える要素は消え、よ
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

4.5

不都合な事実を隠蔽する、頼りにならない政府に対抗して独自に自衛団を結成する本作。「不死鳥の騎士団」という団体の秘密基地も登場し、私は5巻がストーリーの中では一番ワクワクします。

ラストの対決のシーン
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

4.5

一気にハリーへの試練が重くのしかかってくる本作。親友のロンにまで疑われて孤独になってしまうシーンは、小説でも映画でも見ていて胸が苦しくなります。

舞踏会でハーマイオニーが美しくドレスアップした姿はた
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

4.5

ダークさを増しながらもユニークなエピソードが印象的に挟み込まれ、テンポ良く進む本作。シリーズ8作品の中では1番好きな作品です。

特に、闇の魔術に対する防衛術の授業でまね妖怪ボガートに対抗するシーン、
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

4.5

昔鑑賞した時は特に気に留めてなかったですが、ラストにダンブルドアがハリーに伝えるメッセージにはハッと気付かされます。

自分が何者であるかは自分で決めていいのだと。人生は誰かに決められるのではなく、自
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.5

ワーナースタジオツアー東京にてハリーポッターの豪華なセットを見たら、また映画を見たくなり全作見返しました。

元々小説から好きでしたが、映画化されてここまで違和感なく、むしろ原作のイメージを具現化くれ
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夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

4.0

「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」の元ネタはこちらと知って鑑賞。この映画のことは全然知らなかったのですが、あの名曲やウンパルンパの造形などはこの映画にかなり忠実に作られていたのですね。

昔の映
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.5

「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」を観てこちらも見返したくなり鑑賞。
キャラクターやファッション、世界観のセンスがやっぱり凄い。強烈に印象に残ります。

大晦日に紅白も見ず1人でこの映画を観てい
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

5.0

映画好きの友人と映画館で鑑賞。
観終わった後の感想が「久しぶりにこういう映画観た!」でした。
音楽も演出もストーリーもかなり凝られていて、誰にでもお勧めできるハッピーな映画です。

初めてティモシー・
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.8

有名な作品ですが先日初めて鑑賞しました。
前半は想像してたのと違うなぁなんて思いながら観たのですが、前半のエピソードが後半へ見事に繋がり、一つの物語になる様は見事でした。徐々に暗い影が落ちていく描写も
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クリスマスキャロル(2004年製作の映画)

4.5

ディズニー作品を多く手がける天才作曲家アラン・メンケンが音楽を担当。この作品でも美しい名曲の数々を堪能できます。

こちらの作品、もともとはミュージカルとして上演されていたものを映画化したのですね。他
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

4.2

多感な青春時代の人間関係を描いた作品。
普段は絶対に同じグループに属さないような5人の集まり。こういう海外の青春時代の映画を見ると、いつの時代も壁を取っ払ってくれるアイテムは同じなのかなと思います。ハ
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

見るからにキラキラな世界観で軽い感じのハッピーなストーリーなのかな?と思っていましたが、冒頭の「2001年宇宙の旅」オマージュのシーンがなかなか攻めてて、これは結構ダークな面も含んだ話かもしれないと感>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.8

90分にまとまっていて見やすく、開放的なロケーションとストーリーが相まって不思議なトリップ気分を味わえる映画。

同じ1日の繰り返しでありながら、突如明らかになる真実や2人の男女の心が変化していく様子
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

4.0

自分の思い込みでいかに自分の人生を決めつけているかを思い知らされるお話。

主人公はとあることをきっかけに自分が絶世の美女だと勘違いし、自分がやりたかったことをやり始めます。好きな服を着て、好きな仕事
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怒り(2016年製作の映画)

5.0

先が読めないストーリーで引き込まれるように観てしまいました。

自分もこんなに簡単に人を信じてしまったり、疑ってしまったり、決めつけてしまっているかもしれないと思い知らされます。
役者の皆さん自然体な
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あちらにいる鬼(2022年製作の映画)

3.8

原作が好きで、映画も鑑賞しました。
役者の皆さんとにかくハマり役。原作のイメージそのままでした。

常識を飛び越えた愛憎と奇妙な連帯関係。
人間の複雑さとどうしようもなさ、愛するということについて、繊
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.2

かなり思い切ったテーマの作品。
どの先進国も直面している少子高齢社会について描かれています。
日本政府が打ち出した政策は、75歳以上の人々を安楽死へ導くというもの。

町中いたるところでクリーンなイメ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.5

この映画の冒頭部分をオマージュした作品を観たことがあります。そのくらい強いインパクトを残すプロローグ。
そこからの展開も、全く別の物語ながら一枚の絵のように繋がっていくのが面白いです。

いくつかのス
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

4.7

名曲揃いのミュージカル。
とにかく音楽が素晴らしく、音だけで魅せるイントロも全く退屈しません。

時代性なのか、一人ひとりがエネルギッシュで生き生きとした魅力を放っていると感じました。
ダンスは協調性
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

3.8

工場で靴が出来上がっていく光景は、まるで命が吹き込まれるかのよう。触り心地や革の匂いまで伝わってくるようです。

偏見に晒されながらも、プライドと優しさを持って生きるローラ。ピンヒールで華麗に歌い踊る
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

レディ・ガガの圧が凄い。
画面越しに見てても思わず後退りしそうになるくらいでした。

華麗なる一族・グッチ家の栄枯盛衰を描いたストーリー。これがほぼ実話というのが恐ろしいです。無慈悲な家族間バトルが繰
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.8

なかなか衝撃的な映画。
写真のくだりはフェイクとはいえやり過ぎなんじゃないのと感じますが、あまり表沙汰にならなかった現実を徹底的に映し切った勇気ある作品だと思います。

どうしようもない大人が沢山登場
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーも音楽も、人間味あるドロドロとした愛憎劇も全てが好みで、ディズニーアニメいち好きな作品です。

正義と名前を付ければ攻撃してオーケーと思える怖さとか、感情的で簡単に扇動される群集心理の怖さが
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