桐ちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

桐ちゃん

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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

劇場に2回も観に行きました。
2度目で4DXを人生初体験。思った以上に揺れたり水掛かったりペチペチされたりして面白かったです。

ストーリーは前作からの繋がりが感じられ、感動的な再会があったりと胸が熱
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トップガン(1986年製作の映画)

4.0

今年初めて鑑賞。
空中戦のシーンは緊張感があって、昔の映画と思えないほど迫力がありました。

恋愛シーンもめちゃくちゃロマンチック。
ここの劇中歌もどこかで聴いたことのある曲で好きでした。

マーヴェ
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ライトスタッフ(1983年製作の映画)

5.0

命懸けで機体の限界に挑戦するテスト・パイロット、国の宇宙計画を背負い前人未到の挑戦を続ける宇宙飛行士、二つの視点で描かれます。

誰もが決して口にしないけど心に持っている”ライト・スタッフ-(正しい素
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.5

美貌と退屈を持て余した美人5人姉妹が主人公。傍目には幸せそうな家族。何が彼女達をその行動に向かわせたのか、観た後も考えてしまいます。

なんとなくコロナ禍の現代にも通ずる空気感があるように感じました。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.5

東京が舞台。当時の東京の街や文化が出てきて面白いですが、どこかせかせかと気ぜわしく、落ち着かなく感じました。途中差し込まれる京都のシーンとの対比でよりそう思うのかも。

締めくくり方はハッピーエンドの
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

面白くて日に2回観てしまいました。
まさに映画だからこそ伝わる、視覚でオチを明らかにするシーンが鳥肌ものでした。

1度目を観終わった後はけっこうショックだったのですが、2度目を観た時はラストの印象が
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ザ・ダート: モトリー・クルー自伝(2019年製作の映画)

4.0

はちゃめちゃで過激、欲望にまみれたクレイジーな日々がド派手に描かれています。
まさにロック、メタル全盛期。夢のある時代だったんだなと思える、ギラギラ感が眩しいです。

徐々にバンド活動に陰りが見え始め
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

4.2

田舎あるあるとヘヴィメタルなエピソードが合わさって、思わず笑ってしまうシーンが沢山。

バンドメンバーみんな愛すべきキャラクターで、邪悪なイメージのあるブラックメタルも、突き詰めればものすごく純粋なも
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目指せメタルロード(2022年製作の映画)

4.1

青春×ヘヴィメタル=!
マーチングバンドの小太鼓をDWの多点2バスセットに持ち替え、予期せずメタル音楽の世界に身を投じていくことになった主人公ケビン。

メタルを通じて自分自身も少しずつ変化していき、
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

4.5

ムーミンのみならず、数多くの優れた作品を生み出したトーベ・ヤンソン本人を描いた映画。
戦後、画家として活動をしながらムーミンの連載を始める頃にスポットが当てられています。

ほのぼのとしたイメージのあ
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.9

止まない恐怖に凄惨でダイナミックなアクションシーン。度々グロテスクな場面が出てくるのは私は苦手でしたが、ストーリーはどんどん意外な方向へ進んでいき予測不可能で面白いです。

恐怖を掻き立てる音の使い方
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.5

主演の2人が可愛くてお洒落で、特にサンディの大きな瞳と勝気な性格にすっかり魅了されました。60年代のファッションと音楽も華やかで、今見ても色褪せて見えるどころか憧れてしまいます。

ストーリーは想像の
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

主人公すずが瓦礫の中に自由を見いだすシーンは胸に迫るものがあります。
戦争について一面的に描くわけではなく、道徳的な伝えかたをするでもなく、一人の人間の心の奥底の本音を大胆さとリアリティをもって浮き上
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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

3.5

全体的な雰囲気と主題歌で明るい印象がありましたが、なかなか無情で悲劇的な現実を描いています。

生きるため、日夜化け学の訓練に励むたぬきたち。物語の終盤で彼らが結集して作り出した最大のイリュージョンは
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おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

5.0

子供の頃に見た時は少し難しい印象でしたが、大人になって観るとじんわりと心に沁みる映画でした。

大人になっても、体と同じように心まで変わっていくわけではない。主人公タエ子は人生の分岐点に立ち、小学5年
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.1

ミシェル・ルグランの美しく物哀しい旋律が、まさにこの映画を表しているようです。

今作ではボブのヘアスタイルのアンナ・カリーナ。煙草を吸うシーンが何度も出てきますがどれも絵になっていて憧れます。陽気な
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彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

3.5

主婦売春についてがテーマのひとつになっていますが、私が観る前に想像していたような内容ではなく、主人公の女性そして監督自身が語りかけるのは総じて哲学的な台詞。

全てをすんなり理解することは難しいですが
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女は女である(1961年製作の映画)

3.9

男を真似て泣かない、現代風気取りの女なんてバカよ、とアンナカリーナが涙を流すシーンがなんとも女らしい。気まぐれで素直で予測不可能で、まさに「女は女である」でしかない映画。ファッションも髪型もころころ変>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

5.0

想像を遥かに超える宇宙の旅が広がっていました。
人類は月へと宇宙船を飛ばし、人工知能まで作り出し、もう進歩は行き着くところまで来ているのではと思っていても、この映画を見るとまだまだ旅の途中なのだと思わ
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ロリータ(1962年製作の映画)

4.0

何と言ってもロリータの登場シーンが息を呑む美しさ。
ポテチ食べるシーンさえ可愛らしい、何をしても絵になるロリータに見惚れてしまいます。

映画の始まりには紳士的に映っていたハンバートも、ロリータへの恋
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.1

緊張感に満ちた展開でサスペンス要素もあり、あっという間に感じるくらい見入ってしまいました。

全体的に音楽が素晴らしく、恐怖感をたった一音のピアノで表現するところが印象に残っています。
後半にあの館で
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マレフィセント2(2019年製作の映画)

3.8

前作よりも戦いの規模が大きく、壮大なストーリー展開となっています。凄惨なシーンを思い切りポップに描いていることで、逆にゾッとするものがありました。天使のような顔で残酷なメロディを奏でるオルガン弾きとか>>続きを読む

マレフィセント(2014年製作の映画)

3.8

アンジェリーナ・ジョリーが激ハマり役。
もう他の人には変われないってくらい、ここまで”役そのもの”になれるのは凄いです。

ストーリー的にはまさかの展開。
今まで揺るぎないお約束だったシーンが、ここま
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愛の嵐(1973年製作の映画)

4.1

これまた衝撃的な映画。
ナチ親衛隊とユダヤ人少女というふたりの間に芽生える感情は理解し難く、倫理観を揺さぶってくるストーリーです。
関係性を全て取っ払ってただの男女と考えたとしても、ラストシーンで二人
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八月の鯨(1987年製作の映画)

5.0

これはまた最高に好きな映画に出会えました。

海沿いの小さな家で夏を過ごす、老姉妹の2日間を描いた映画。
静かで穏やかな暮らしのなか、人生の終わりに佇むふたり。ありふれた日常でありながらも、映し出され
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嵐ケ丘/嵐が丘(1939年製作の映画)

4.0

原作は未読ですがさすが多くの人に愛される小説だけあってストーリーが面白い。ぐいぐい引き込まれて観てしまいました。

本来の開放的な自分と、洗練された上流社会に憧れる自分という相反する2つに引き裂かれる
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永遠に美しく…(1992年製作の映画)

3.9

子どもの頃にテレビのロードショーで観て、楽しみながらも若干トラウマになった映画。
ロバート・ゼメキス監督作品だったんですね!

嫉妬、復讐、若さへの渇望。
女性同士のドロドロ劇は見応えあり。
しかし若
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ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)

4.5

大晦日に観るならこの映画!
新しい映画だと思ってましたが、もう10年前の映画なんだというのに驚き。
タイムズスクエアのカウントダウンの熱狂はすごい迫力。いつか生で見てみたいです。

1年を振り返る日。
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クリスマス・キャロル(1984年製作の映画)

5.0

クリスマスキャロル大好き人間なので、毎年クリスマス近辺にはクリスマスキャロルを観ます。
多く映画化がされているこの話ですが、中でもこの映画がマイベストだと思っています。

スクルージのキャラクターの描
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.2

夢を叶える、好きなことで生きていくという考えが広く浸透した現代の目線で見ると、結末に全く引っかかりがないわけではないです。

それでも見た後はあたたかい気持ちになれる良作だと思います。
特にラストで奥
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.9

エミリー・ブラントのキレッキレのアクションが炸裂!スケールの大きさとハラハラドキドキでまさにアトラクションのような映画。
主人公の弟が身軽になるにつれ変化していくところも見どころです。

ランドのジャ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.2

笑いと感動のバランスが絶妙で多くの人にとって楽しめる映画だと思います。
銀行強盗のシーンは最初笑ってしまいました。

世界を動かす側とそこでただ使われる側の構図を分かりやすく浮かび上がらせています。
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

近未来を舞台にしたSF映画。
あと数年も時が進めばこういう時代も訪れるのではないかというリアル感があります。
対して映画内で流れる音楽は携帯電話すらなかった70〜80年代の曲がメイン。
近未来の目眩く
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田舎司祭の日記 4Kデジタル・リマスター版(1951年製作の映画)

4.2

主人公の神父は儚げながらも存在感があり独特の魅力を放っています。彼をはじめほとんどの役者に素人俳優を起用したと知って驚きました。

劇中に2人の少女が登場します。
純粋さの中に覗くコケティッシュさ、残
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冬の光(1962年製作の映画)

4.0

美しく神聖な雰囲気をたたえつつも、非常に人間的な心の動きが描かれています。

神父なのにも関わらず神への不信感が募り、自分の心の中と口に出す言葉の乖離に耐えられなくなる主人公。

彼と愛人のやり取りは
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.8

学生時代に授業で観たことがあり、もうずっと前なのに今でも覚えているくらい心に刻み込まれた作品の一つです。
特に前半はあまりにショックなシーンが多く、忘れることは出来ません。

最初は小さな違和感から始
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