桐ちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

桐ちゃん

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オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

4.8

あの有名なテーマ曲(Overture)が流れるシーンは衝撃的でした。音楽だけではなく鳴るまでの間合いとか、視覚的にもインパクトがあり思わず鳥肌が立ちます。

どの曲も名曲揃いで、役者さん達の歌声も素晴
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

5.0

感動という言葉では言い表せないくらい、様々な想いが湧き上がってくる素晴らしい映画。どのシーンも画面の向こうから熱さがそのまま伝わってくるかのようで、特に「バルジャンの独白」「夢やぶれて」の歌はもう演技>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

4.9

ディズニーアニメを忠実に再現しつつ、今まで明かされていなかった背景も掘り下げて描かれ、よりストーリーに深みが増しています。

アニメでは単純なキャラクターであったル・フゥが、今作では自分の意思が明確に
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やさしい嘘と贈り物(2008年製作の映画)

4.0

身近にも起こりうる問題を描きながらもとても温かいストーリーです。
クリスマスの電飾やキャンバスなど、色彩と登場人物の心情をリンクさせる見せ方が効いています。

1度目は結末を知らずに見て感動し、また数
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ニュー・ワールド(2005年製作の映画)

4.2

原住民の言葉や衣装など、現代に撮影されたとは思えないほどリアリティがあり、こだわりが感じられました。
同じ土地でも、柵を隔てて豊かに暮らす人々と飢餓にあえぐ人々が描かれ、進んだ文明を持つからと言って必
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.0

不気味でありながらどこか神聖さを感じる幻想的な世界と、暴力に支配された争いの絶えない世界が同じ現実として描かれ、独特の緊張感を放っています。

この世では悲劇でも、もっと大いなる世界においては喜びであ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.9

全カットどこを取っても映えーな構図とビビッドな色使い。クラシカルなファッションもとても素敵。しかし残酷なシーンは容赦なく描く、ブラックコメディな感じでした。

はちゃめちゃなストーリー展開ですが、その
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マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

4.1

音楽の使い方が大胆だなと思いました。
イントロや舞踏会のシーンなどにこの時代にそぐわない音楽を持ってくることで、コテコテのベルサイユの世界もまた違った印象を放ちます。異なるものを融合させる見せ方が面白
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キャンディ(1968年製作の映画)

4.0

60年代のファッションスタイルブックに載っていたエヴァ・オーリンが可愛すぎて、これは見てみないとと思い鑑賞しました。
どこかの星から地球に降り立ち、エヴァ・オーリン演じるキャンディが風に吹かれながらゆ
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

5.0

ロック愛と夢とがぎゅっと詰まっていて、今はもう過ぎてしまった時代へのノスタルジーだったり儚い恋だったり、観ていてとても眩しいです。挿入歌もこの映画にぴったりで、エルトン・ジョンの歌をみんなで歌うシーン>>続きを読む

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

60年代のファッションがとてもお洒落ですし、アン・ハサウェイの今までのイメージを打ち破る演技や容赦ないCGはかなり見応えがあります。
ストーリーはハラハラする展開もあり楽しめますが、終わり方が非常にブ
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王になった男(2012年製作の映画)

3.8

韓国の実在した王・光海を主人公とした時代劇。韓国史は全く詳しくないですが理解しやすいストーリーで、緊張感とお笑い要素のバランスもちょうど良く楽しめました。

人は環境で大きく変わるということと、人は人
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サン・オブ・ゴッド(2014年製作の映画)

4.0

壮大なスケールでイエス・キリストの生涯を描いた映画。現実にこんな場所があるんだと思うくらいの広大な自然の風景や、大勢の人々が集まり熱狂するシーンは特に迫力があります。

私は聖書の内容は浅くしか知りま
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クリスマス・キャロル(1938年製作の映画)

4.2

1938年の映画。趣のあるモノクロ映像に、人々のクラシカルな装いがとても素敵です。
家族団らんで父親の周りに集まったり、大人でも子供のように遊んだり、誇張して描かれているのかもしれないけど純粋で美しい
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.7

妻に任せきりだった子育てを突然一人で担うことになり、今まで仕事第一だった主人公が人間的に少しずつ変化していく様子に温かい気持ちになりつつ、仕事と子育てを両立することの大変さも身に沁みる作品でした。>>続きを読む

惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.3

映画館で観ることが出来ました。
たまにやってると思うと深夜上映だったりしたので、健康的な時間に見れて良かったです。

近未来の世界を舞台にしたSF作品ですが描かれるのは徹底的に人間の内面。宇宙で未知の
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.0

長澤まさみさんの演技力が凄いと思いました。こういう女の先輩いたら恐いな〜と思ってしまう、やや高飛車なバリキャリ女性を演じられています。なかなか素直になれないキャラクターな反面、感情が溢れ出すシーンは惹>>続きを読む

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.9

本気で戦う覚悟を持った役者だけ集まった
映画を、魂を奪い返すー
そんな熱い告知に惹かれて、その熱さに触れてみたくて鑑賞しました。

登場人物たちの日常が少しずつ変わっていく様子が自然体で描かれ、身近な
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100日間のシンプルライフ(2018年製作の映画)

3.9

いかにモノを減らし、モノに執着しない生き方をするかという実用的なことよりも、主人公2人の友情や新しく出会った女性とのラブストーリーに焦点が当てられます。しかしそれはモノを失ったからこそ見えてくることで>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

主人公の2人が本当の友達のような自然な演技で、ああやってどんな話も出来る友達って良いなと思いました。

色々失敗したり、スマートに出来なかったり、好きな人の仕草ひとつに期待したり不安になったり…見てい
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

5.0

ストーリーが面白く、若草物語をほとんど知らなくても楽しめました。
決して豊かではなくてもお互いを思いやり大切にし合う家族の姿に憧れを抱きます。
どの役者さんも素晴らしかったですが、特に今作の主人公ジョ
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ウォルト・ディズニーの約束(2013年製作の映画)

4.3

映画「メリー・ポピンズ」をより深く理解できる映画と聞き鑑賞しました。
まず、メリーポピンズの作品イメージと作者のトラヴァース夫人の人物像のギャップに驚きました。超がつくほど頑固な女性で、誰に対しても心
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.3

色鮮やかな映像が美しく、俳優陣も豪華。
ユニークなお隣さんが今作も登場したり、ディック・ヴァン・ダイクが時を超えて登場したりなど、作品愛とロマンを感じます。

ストーリーは少し繋ぎ合わせたような感じで
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

5.0

何回も繰り返し観てる大好きな映画の一つです。
子供の頃はメリーポピンズの魔法やアニメ、ダンスシーンを楽しく見ていましたが、大人になって見るとそれに加えてこんなに温かい映画だったのかと再認識しました。見
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

すごく久しぶりに鑑賞しました。
以前見た時は刑務所から見た外の世界の描写が印象に残っていて、衝撃を受けたのを覚えています。

全く飽きずに楽しめる作品でもあるし、それと同時に様々なことを考えさせられる
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

5.0

とても勇気づけられる映画でした。
閉鎖的な田舎で、主人公はとあるきっかけから自分の中に夢を抱きます。
友人と共に夢の実現に向けて奮闘しますが、数えきれないほどの失敗をし、遂には自分のやりたいことをやる
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天国の日々(1978年製作の映画)

4.0

広大な自然と美しい風景に魅せられます。
観たあとに、この映画は自然光の照明にこだわっていたり、夕日が沈んだあと僅か20分のマジックアワーと呼ばれる時間に多く撮影されたと知り、そのこだわりに驚嘆しました
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.5

ショーン・ペンの演技が演技とは思えないほど”サムそのもの”にしか見えなくて、凄いと思いました。

サムは他の大人に比べて出来ないことは多いけど、サムほど真っ直ぐに娘ルーシーを愛することはなかなか出来る
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.2

10年ぶりくらいに鑑賞しました。
始まりの湖と夕日の風景から綺麗すぎる、完璧な恋愛映画って感じ…。

ベタなストーリーかもしれませんが分かっていても感動してしまいます。
一生かけて愛し抜く、その愛の深
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.9

「愛がなんだ」というタイトルと、メインビジュアルに惹かれて鑑賞しました。
(しかしこのおんぶのシーンは劇中には出てきません。撮ったけどカットになったのか、もともと劇中に入れる予定ではなかったのか…観終
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(1974年製作の映画)

4.5

記憶の断片を繋ぎ合わせたような、現実と夢の狭間を旅するような映画。
ずっと観たかった映画を映画館で観ることができて嬉しいです。

美しい母、自然の中の家、印象的な水と火…戦争の映像は実際のものでしょう
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ショコラ(2000年製作の映画)

4.1

フランスの小さな村にやって来た母娘が、ショコラトリー(チョコレート店)を開くお話。
自分たちと異なるものを徹底的に排除する村社会で、敬遠され時に酷い扱いを受けながらも、徐々に村人との交流を深めていきま
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最強のふたり(2011年製作の映画)

5.0

何回も観てますが何回観ても良いです。
確か公開初日に観に行きましたが、その時劇場に溢れかえった笑い声と見終わったあとのあたたかな空気感を覚えています。
12月にクリスマス映画を見返す感じで、9月になる
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草原の実験(2014年製作の映画)

4.0

圧倒的な映像美と衝撃の結末。
登場人物に台詞が一切なく、今までに体験したことのない映画の見方ができた気がします。

少女役の方が美し過ぎたのと、微かな表情の変化での演技が素晴らしく、存在感がありました
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ラブレス(2017年製作の映画)

5.0

冒頭の無機質なピアノの音とロシアの寂しげな冬の風景から一気に引き込まれ、最後まで没入して見てしまいました。

離婚を控えた両親は、どちらも一人息子をいらなかった。そして息子がある日突然姿を消し、そのこ
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Delivery Health(2019年製作の映画)

5.0

森山未來さんの初監督作品ということで、観るのを楽しみにしていました。
本来であれば隠しておきたいような欲と本音が暴かれるシチュエーションに、音楽とダンスが重なり展開していきます。
お二人の息ぴったりな
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