桐ちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

桐ちゃん

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E.T.(1982年製作の映画)

4.1

エリオットとE.T.の真っ直ぐな友情に胸が熱くなります。
宙を駆ける浮遊感とジョンウィリアムズの音楽が重なるシーンがとにかく最高。

アス(2019年製作の映画)

3.8

ストーリーも恐ろしいですが、同じ人間だと主張する“彼ら”の動き自体が怖かったです。ただ立ってるだけでめちゃめちゃ怖い。
根底に社会問題を描き、皮肉を効かせた近未来ホラー。
不気味さが終盤に向け覆い尽く
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.4

ホラーは苦手ですが…
この映画はすごく面白かったです。

人種関係なく実際にあったら怖い話ではありますが、そこに人種問題が入り込むことでより恐ろしく感じます。

ミッドサマーで感じたような、いや〜な感
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.8

「スーサイド・スクワッド」で観た愛に生きるハーレイも好きでしたが、過去と決別し新たな道を行こうとするハーレイもまた素敵。
カラフルで奇抜なファッションとメイクも相変わらず可愛いです。

他にも魅力的な
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.8

ハーレイ・クインが可愛すぎて最高でした。ジョーカーと恋に落ちる前と後では全くの別人と思ってしまうほどの演じ分けも凄かったです。2人の恋愛シーンも狂っててとても良いです。

アクションシーンも大迫力で楽
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星の子(2020年製作の映画)

3.2

Filmarksオンライン試写会にて鑑賞。

宗教をテーマに、家族愛や生き方について考えさせられる作品です。

ある家族にとって、苦しみから逃れるためにした選択が新興宗教に入信すること。中身は他の”普
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シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)

4.0

90分でサクッと楽しめるスティーブン・キング作品。
主人公の職業が小説家だからか、おそろしい描写もどこか物語のような、傍観しているような文章表現と重なるのが面白いです。

自然体のジョニー・デップが出
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.4

世界観が好きで定期的に観る映画です。
オチが分かっていても、細部まで張られた伏線や映像トリック、カットの繋ぎ方などが凝っていて楽しめます。

主人公テディのフラッシュバックシーンの、美しさと地獄が合わ
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Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)

3.9

初テリー・ギリアム作品です。
ヒース・レジャーの遺志を継いで3人の俳優が同じ役を演じる、というのがまず凄いです。見せ方もあえてこうなのかなと感じさせるくらい違和感が無かったです。

衣装や馬車の作りな
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

男たちの殴り合いシーンが凄まじいですが、ブラッド・ピット演じるタイラー・ダーデンの発する言葉一つひとつもパンチ並みの威力があります。
今までの価値観を変えてしまうほどの言葉の数々。名言の嵐です。

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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

全体を通して音楽がキーになっています。
最悪な暴力描写のなか主人公が歌う曲や、塀の中で流れるには不釣り合いな曲など、ミスマッチ感のインパクトが凄いです。

自分の好きなもの、心の拠り所としてたものが自
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スティング(1973年製作の映画)

4.2

華麗な詐欺師2人組に私もまんまと騙されました。

よく練られたストーリーに、「エンターテイナー」はじめ誰もが知っている名曲揃いな音楽。
とても面白い映画でした。

劇中ほんの一瞬のロマンスは嘘であって
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.3

このシリーズの他の作品は見たことないですが、前知識無しでも充分楽しめました。

終末の更に先を行くような荒廃し切った世界。水の無い世界には争いが絶えず、癒しのかけらもありません。
全編の多くをアクショ
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.9

悪魔に取り憑かれてしまう女の子の迫力が凄まじかったです。最初は素朴で可愛らしい女の子なのに、少しずつ悪魔が入り込んでくる変化のグラデーションとか、中盤以降の表情や挙動の一つひとつはとても幼い少女とは思>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

マトリックスならではの高速でダイナミックなアクションシーンは見応えがあります。

内容はどこか暗示的であり、自分自身もある意味こういう”現実”を生きているのだと思いました。虚構の幸せか苦しみを伴う真実
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ヒア アフター(2010年製作の映画)

4.0

冒頭の津波のシーンは衝撃的でした。
津波がいかに一瞬にして街と人を飲み込んでいくかがリアルに描かれています。

ある時から霊能力を持ってしまった主人公と、死にまつわる様々な経験をした登場人物の人生が折
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.5

2時間飽きることなく見入ってしまいました。特にレクター博士のインパクトが凄まじく、登場シーンからえもいわれぬ恐ろしさと存在感を放っています。

印象に残ったのは主人公クラリスがレクター博士に幼少期のト
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.0

どこを切り取っても絵になるような映像と、ミシェル・ルグランの叙情的な旋律が美しい映画です。さすがは愛の国フランスといったロマンチックさと、不確かなものは簡単に崩れてしまう現実の厳しさも描かれ、その二つ>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.1

冒頭から青空と原色に彩られたミュージカルシーンが最高です。

2人は自分に無いものを互いに見いだし、大切に想いあっていたはずなのに、少しずつ関係性が変わっていく様は切ないものがありました。

自分の愛
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ミスト(2007年製作の映画)

4.2

外界から遮断され、行政も機能しない中で集団で閉じ込められた主人公たち。ガラス1枚隔てて対面する得体の知れない恐怖。権力図は平時とは逆転し、それぞれの抑えていた思いが良くも悪くも噴出するなど、無秩序の極>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

3.9

スクリーンにオードリー・ヘプバーンが登場したときは息を呑む美しさで見入ってしまいました。デートのシーンは非常に愛らしく、冒頭とラストではまるで別人のように見えるなど、表情の変化がドラマチックで引き込ま>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.2

現実から夢の世界へ、そしてその夢の中で見る夢の世界へ…と異なる階層での出来事が複雑に絡み合うストーリーは面白く、夢の世界ならではの風景やアクションシーンもとても見応えがあります。

主人公は標的の人物
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西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

4.0

途中本当に森の中にいるんじゃないかと錯覚するくらい、風や匂いを感じられる映画でした。

自然と調和した自立した生活を送り、自分のことは自分で決める。西の魔女の生き方や考え方は憧れますし、死と魂について
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.5

現代の戦場はどこにあり、普段触れているスマホやPCはどのような世界と繋がっているのか、その一端を垣間見れるような内容です。日本に関してのあることも語られています。
スノーデンの実際の証言を基に描かれて
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.9

ぱっと見の印象から明るい雰囲気の映画かと思っていましたが、フロリダの陽気な気候とビビットな色使いに混じって貧困の閉塞感がリアルに伝わってきます。終始演技とは思えないほど自然なタッチで描かれますが、ラス>>続きを読む

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

5.0

価値観が移り変ろうとしている時代の動きと、ダンスの熱狂が混ざり合うフィナーレは観ていて胸が熱くなります。
崩れない髪型、崩れない偏見。エンタメの華やかさと差別問題の根深さのコントラストが鮮やかに描かれ
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マスク(1994年製作の映画)

3.8

ハラハラドキドキな展開があったり、あれ、ちょっといい話…?ってなっても、そこをコメディが容赦なく横断していく感じがとても愉快です。度々出てくるアニメーションもやり過ぎていて、思わず吹き出してしまいます>>続きを読む

ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

3.0

祝祭を訪れる主人公達と同じような軽い気持ちで観に行きましたが、想像以上の内容でした。

自然豊かで、白の民族衣装も可愛らしく、のどかな雰囲気。しかしだんだん様子がおかしくなっていきます。

2日目の儀
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.5

ある日突然、電気が全て使えなくなってしまうお話。供給されているものだけではなく、電池類も完全にダメというのが絶望的。
普段の生活をいかに電気に頼りきっていて、電気に守られてきたのかを思い知らされます。
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天気の子(2019年製作の映画)

4.0

異常気象でずっと雨が降り続いてる日本が舞台。見慣れた東京の街がとても丁寧に描かれていて、アニメとは思えない映像の美しさに圧倒されます。

天井画の説明をする住職さんの言葉や、終盤に主人公と会話を交わし
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

4.3

不気味なお屋敷に個性的なヴィジュアル。果たしてこの人たちは人間なのか、ゴーストなのか、魔法使いなのか…何ともカテゴライズ出来ないような異質な存在感を放つアダムス一家。世間の常識など全く通用しないはちゃ>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.2

設立まもなく急成長を遂げたアパレル通販会社が舞台。PCやスマホを使いこなす若い社員ばかりの中で、”70歳の新人”ベンがインターンとして働き始めます。

人生経験豊富なベンにとっても全てが新しい環境。そ
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

5.0

予告編を観て面白そうだなと思っていましたが、予想以上に衝撃的で深みのある作品でした。

朝鮮戦争時の捕虜収容所が舞台。主人公はタップダンスと出会い、アメリカ人館長の発案で結成された捕虜で構成されるチー
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.2

オープニングから聴き覚えのあるディスコナンバーが流れ、全体を通して合間合間に音楽が効いています。
ジョントラボルタの華のあるダンスシーンは見惚れてしまうほど。キレキレです。

なんとなくパリピなストー
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コヨーテ・アグリー(2000年製作の映画)

3.6

タイトルのコヨーテ・アグリーはバーの名前。そこで働く女の子達がみんな健康的な美しさでとても魅力的です。

パフォーマンスが売りのバーで、酒瓶をクルクル回したり火を吹いたり踊ったり…毎晩お祭り騒ぎのよう
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.9

森で自給自足の生活。強靭な肉体と人並み以上の知識教養を持ち、サバイバルで生き残る術を心得ている。
父親が施すその教育は、資本主義に飲み込まれて生きることや思考停止した信仰への反感などから成り立っており
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