桐ちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

桐ちゃん

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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

5.0

映画冒頭。女性たちがお洒落に身支度をし出掛けていくシーンがとても素敵に描かれています。「Suddenly I See」の曲と合わさりオープニングから気分が上がります。毎日こんな朝を過ごしてみたいもので>>続きを読む

フェーム(1980年製作の映画)

5.0

NYの芸術学校に通う生徒たちの、入学から卒業までを描いた青春群像劇。
生まれや育ち、キャラクターも千差万別な登場人物たち。それぞれが葛藤を抱え壁にぶつかりながらも、FAME(=名声)という光を求めて突
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.5

音楽とダンスシーンがどこをとっても最高で、大好きなミュージカル映画の一つです。
特にジーン・ケリーとドナルド・オコナーの、常人離れした身体能力と息の合ったパフォーマンスからは一瞬も目が離せません。
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

5.0

主人公フォレスト・ガンプの半生を描いた物語。所々にユーモアを挟みつつ、生きるということに優しい眼差しが注がれています。

何も信じられなくなり絶望しか見えなくても、もしかしたらいつか心から笑える日が来
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.5

王になった以上スピーチを避けるということは不可能。王になるだけでもものすごいことなのに、それに加え吃音症を抱えることはどれほど辛いことか…その苦悩や心情が伝わってくるすばらしい演技でした。

吃音症に
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.2

スティーブン・キング脚本のTV版を先に見ていたので、描かれ方の違いに驚きました。父親の心理描写はほぼカットされ、映像美とインパクトに振り切っています。

色使いや構図が印象的で絵になるシーンが多く、張
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.3

長尺ですが全く飽きることなく楽しめました。
舞台はインド。熾烈な競争を勝ち抜き、国トップの理系大学に通う3人の友情ドラマを通して様々な問題を投げかけます。

「自分の人生を生きる」ことから目を逸らさず
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.8

ヘルシンキの街並みに、北欧の明るいインテリア、そしておいしそうなご飯。肩の力を抜いてほっとできるような時間が流れています。

主人公サチエさんの整った丁寧な暮らしと、ほどよい距離感で受け入れてくれる優
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

5.0

郷愁の風景。見知らぬ土地なのに、不思議と懐かしい場所に帰ったような感覚を得ます。

狂人と言われるドメニコの演説シーンが胸に残ります。「無意味だと思うものにも耳を傾けよう」「あなたの健全さが何になる。
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サクリファイス(1986年製作の映画)

4.2

劇場に監督のインタビュー記事が掲載されていました。
「私たちの文化において、精神的生活に充てられるべき空間が不在である。人類は自らを信じることをやめてしまったかのよう。コーラス隊のなかで口をパクパクさ
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.7

人生の節目節目で違う選択をしていたら今頃どうなっていただろう。ぼやっと考えることはありますが確かめる術はありません。

主人公はエリートビジネスマン。成功をおさめ高級マンションで1人優雅に暮らす日々。
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.5

どんな愛の形があっても良いと思ったし、水のように縛られず自由で、あらゆる境界を越えてゆくラストシーンはとても素敵です。

部屋じゅうを水浸しにしたあと、イライザが隣人のジャイルズに見せた表情にやられま
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たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

4.0

武士のお勤めを終えたらすぐ家に帰り、家事と内職をして男一人で家族を養っている。質素な食事にボロボロの服、年老いた母はもう自分が息子であることも覚えていない…。そんな貧しい暮らしの中でも家族を愛し、欲を>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

祖母の年金とわずかな稼ぎと万引きで生計を立てるという苦しい生活。
そんな生活の中でも手の届く距離にみんないて、会話があり笑いが生まれる。一緒にご飯を食べ、庭先で花火を楽しみ、海へ行く。それぞれが受け入
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.5

お金ではなく時間が資産になるという発想が面白いです。
25歳で外見の成長が止まるのは魅力的に思えますが、社会構造の根本的なところは変わらないんだなと思いました。

命に限りがあることはそれ自体が救いで
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.5

かつての恋人と再会し、愛と破滅へ突き進んでいく物語。
南フランスの街並みの美しさ、噛み合っているのかいないのか分からない言葉の掛け合い、そして2人が愛し合った家に死体が転がってるようなシュールさ…全て
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アンナ(1966年製作の映画)

3.9

とにかくアンナ・カリーナが可愛いに尽きます。

太陽の下で歌うシーンが大好き。
透明なレインコートのファッションがお洒落。
あんなに可愛く目玉焼き作ってみたい!

どのシーンを取ってもカラフルでポップ
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.5

竜巻に飛ばされ辿り着いたのは虹の向こうの魔法の国。きらびやかだけど、どこか不気味。
家に帰してもらうには自分の足でオズの魔法使いに会いに行くしかない。ドロシーは黄色いレンガ道を進んでいき、道中でかかし
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