tokoさんの映画レビュー・感想・評価

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正欲(2023年製作の映画)

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私はここにいていいんだ、と思わせてくれる存在やあなたから居なくならない、って言える関係性、そこにあるのはもう愛だろうと思うのです。

ありのまま自分の存在を肯定して一緒に互いにとってちょうどいい距離で
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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ずっと一緒に暮らしている親子って一緒にいることが当たり前だという安心感から互いをぞんざいに扱ってしまったり、我儘を言ってしまったりするけど…ソフィにはそういうのが全くなくて、気遣いと恋しさが見える様子>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

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今はまだうちの両親元気だからいいですけど、今のうちから親と老後のことしっかり話し合おうと思いました。
未婚の一人っ子は大変だって森山中の黒沢さんも言ってたし。

私、ホラー映画はもう見尽くした感があっ
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

寮の友達と5人ほどで久しぶりに鑑賞。
皆んなでワイワイ観るホラーって久々でとても楽しかったです。

この映画はテーマもオチも興味深い上にちゃんと怖いのが凄い。
ただ久々に観てちょっと思ったのが主人公の
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ベルファスト(2021年製作の映画)

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この映画の中では、歌ったり踊ったりすることが最上の愛情表現のように描かれているように見えました。両親や祖父母の楽しそうな姿を見て育つBuddyもきっと将来、パートナーに同じような形で愛を表現していくの>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

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ほんとは、ベルファストを友達とレイトショーで観に行ったのですが、映画の前にフォーを食べながらお喋りしていたらすっかり時間を忘れてしまって、映画館にギリギリに到着…スタッフの人に案内されるままに劇場に入>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

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いつか樹木希林が “物事の分別が付いたら結婚なんてできない“ と何かで言っているのを聞いた時から、頭の隅でずっとこの意味を考えていました。

あー私ってもう分別付いてしまってる感あるよな…とかなんとな
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

5.0

キャリー・マリガンは個人的にとても思い入れのある俳優のひとりで、それは私が人生で初めて、”Happily ever after” だけが ”恋愛映画” なのではない事を「17歳の肖像」で学んだからです>>続きを読む

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

5.0

大島監督に感謝したい。
人前で涙を流す事が出来る、
過ちを認める事が出来る、
こういう誠実な大人がちゃんと居るって
教えてくれてありがとう。
小川議員が健康に長生きして、良い仲間を見つけられますように
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ヴィクトリア(2015年製作の映画)

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140分ワンカットとは思えない吸引力と耐久力。
一体どれだけ緻密に計算してリハーサルを重ねたらこんな事が出来るのか。凄い、としか言いようがないです。
ストーリーに粗が無いとは決して言えないけれど、役者
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

5.0

否が応でもいい音楽とダンスを前にすれば人は一緒に踊ってしまう、イデオロギーや人種…そんな物は全て取っ払って没頭、心酔、熱中できるのが芸術だよな、とその尊さを噛み締めた2時間でした。芸術って素晴らしいと>>続きを読む

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

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「桐島、部活やめるってよ」以来の“私をあの時に連れ戻さないでよムービー“の再来でした。笑 見に覚えがありすぎる思春期描写の嵐でドッと疲れました。
まだ私はあの時代をあれはあれでまたいい経験だったとか思
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シークレット・ラブ: 65年後のカミングアウト(2020年製作の映画)

5.0

誰かと歳を重ねて後悔なく死ねるってなんて素晴らしいんだろう。

この2人のが歩んできた70年の歳月を差別と偏見なしには勿論語れないけれど、ただの「1組のカップルと人生の終わり」のお話としてだけで見ても
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mellow(2020年製作の映画)

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青木夫妻の支離滅裂で既視感のある言い分とか面白いシーンも幾つかあったけど、つまるところ、mellowは田中圭のPVのように見えてしまいました。田中圭ってかっこいいな、このジャケットにオーバーオールのス>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

主人公のダニーは突然失った家族に代わる、拠り所を心底熱望してただけにオルガという新たな繋がりが持てて彼女にしたら超ハッピーエンドだなと思ったし、2時間ずっと彼女の不安定な心を間近で見ていたので、思わず>>続きを読む

ブルックリン(2015年製作の映画)

5.0

何度観ても初めて観た時のように1時間57分ずっとポロポロ泣いてしまう。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

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自分はウィットに富んだ会話というものが全然出来なくてちょっとコンプレックスのように感じていた時期があったけれど、この映画を通してそんな会話なんて心底無意味に見えたので、私はこのままでもいいのかもしれな>>続きを読む

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

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マイケルが案じてたように今現在、世界的に感染症は実際大流行しているし、地球温暖化による海面上昇や大規模森林火災とか私も常々、どんどん人間の手によってこの世の終わりが近づいている気がします。
こういう問
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37セカンズ(2019年製作の映画)

5.0

由麻ちゃんを守らなくちゃっていう母親の使命とか責任感、正義感みたいなものがあのお母さんにはあったのだろうけど、その根底にあるのは、脳性麻痺だから由麻ちゃんは何も出来ない、弱い者だっていう決め付け、障害>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

5.0

大大大好きな青春映画になりました。

今まで観た中でも1番に好きかもしれない。ガリ勉で友達のいない女の子が、ひょんな事からアメフト選手の男の子のラブレターを代筆する事になって…ってストーリーはよくあり
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

5.0

ラストシーズンに備えて今Netflixの「ユニークライフ」を頭から見直し中なのですが、主人公のサムを演じるキーア・ギルクリストが出演してた事を思い出して、公開時に映画館で観て以来に「イットフォローズ」>>続きを読む

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

5.0

高畑勲監督の作品はどれも大好きだけど「かぐや姫の物語」はその中でも特に心打たれた作品にやっとなった、といった感じです。公開当時にもバルト9にドイツ語をサボって観に行った記憶がありますが、その時には今ほ>>続きを読む

秘密の花園(1993年製作の映画)

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子供の頃のお気に入りの一本。
何度も何度も繰り返し観て好きなシーンが沢山あります。

実に15年振りくらいに再鑑賞したのですが、マーサがメアリーを見送る時に寒がってピョンピョン飛び跳ねてるのを可愛いな
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

キングはやっぱりキューブリックの「シャイニング」が大嫌いで余程やり直したかったんだな…というのが1番の感想です。

あのラストのボイラーの件はキングが作り直したドラマ版のラストと全く同じたつたので「あ
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凪待ち(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

・依存症と戦う主人公の映画は数多くあるけれど、私が見た中では、これほど現実味があって苦しい葛藤を描いた作品は無いなと思います。自分が1番駄目だって分かってる、だけど手を出してしまうって、あの苦しみを目>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

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怖かったし、引き込まれたけれど、私は「ゲットアウト」の方が身に覚えのある怖さがあってより楽しめた気がします。

劇中何度か流れるMichael Abelsの“Anthem“って曲が不気味で, 歌詞もラ
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ちょこちょこ付け加えました。

大傑作!!!!
大傑作過ぎて驚きました。公開時どうしてもっと話題にならなかったんだろう。

(以下上手くまとめられそうにないので箇条書きで)

・映画を構成する全ての要
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

5.0

近所の映画館でオリジナル音声×ドイツ語字幕で鑑賞してきました。

場内にいた観客全員で「ガハハハ」と大笑いして、ジョジョやヨーキーの可愛いやり取りでは目尻を下げて、胸を打つシーンでは静寂の中皆んなで涙
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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シャロン・テートの事件の事は元々知っていたので、彼女の背後を車が通るだけでもビクビクしながら観ていたけれど…
クライマックスで、ああそうだった、タランティーノってこういう人だったと思い出して、ラストシ
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惡の華(2019年製作の映画)

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惡の華を映像化するのに、これ以上はない話の再構築と演技だったと思います。
特に神輿のシーンでは鳥肌が立ちました。
ただやっぱり、惡の華は漫画でこそ。
映画を観た人も是非漫画を読むべきです。
漫画を読ん
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海がきこえる(1993年製作の映画)

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記憶の片隅にあったオレンジ色の中央線が懐かしかった。

主題歌は、子供の頃にジブリのサントラの中に入っていて毎日のように聴いてたけれど、映画をちゃんと観たのは初めてでした。(昔、チラッと観たことあった
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否定と肯定(2016年製作の映画)

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それがどんなに人を傷つけてデタラメで愚かな考え方なのかって事を私は心の何処かでこの人にも理解して欲しいと思って映画を観ていたけど…結局、裁判に負けたってケチをつけたりこじ付けたりして、レイシストはレイ>>続きを読む

パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

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この映画を観てリアルに思うところが色々あって、SNSに感想を載せるのは私をさらけ出し過ぎてしまってるように感じるので内に秘めておきます。パーソナル過ぎて恥ずかしくて書けない。笑

地元の立川で撮影され
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デトロイト(2017年製作の映画)

5.0

子供が部屋からブラインド越しに外を覗いたら、外にいた兵士が狙撃手が潜んでると判断してアパートを蜂の巣にした、きっと戦場なんてこんな事の連鎖なのだろうと思いました。疑心暗鬼の中、生きる為の推測と判断が何>>続きを読む

家族を想うとき(2019年製作の映画)

5.0

for fuck‘s sake.

・ギグエコノミーって本当に人を幸せにしない、なんて非人道的なシステムなんだろう。利益にしか目のない人間はこうも非道な事が出来るのかと憤りを感じずにはいられないし、そ
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