tokonacciさんの映画レビュー・感想・評価

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ミッシング(2024年製作の映画)

3.5

悪い意味でことが起こらない。それでもクライマックスにつれて、少しだけ家族たちの心に落ち着きが伴っていたように感じて救われた。
脇役陣が核心をつく一言を発しており、この世の中は狂っているところもあると改
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あまろっく(2024年製作の映画)

4.5

関西人俳優を配しているので関西弁の違和感が全くなく、ストレスなく鑑賞できた。江口のり子は当然素晴らしい。
室戸台風(祖父母、母の家は流されたらしい)とか阪神淡路大震災(従兄弟の家は大黒柱が耐え抜いて倒
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.0

「科学者」たるオッペンハイマーと「為政者」たるトルーマンでは、破壊力が凄まじい原爆(水爆)を許容できるキャパが違うということか。私怨で陥れられてはいたが、たくさんの民間人を殺した兵器を作ったのだから、>>続きを読む

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

安吾はなぜ貴湖に52ヘルツを声に出さなかったのだろう?そんなに信用ならない人間とは思わないけれど。ただ、新名専務といい感じになるあたりはダメな人間かも知れない。だから、愛くんの52ヘルツを聞けるのかど>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.0

性欲によって、社会の仕組みを知るシステムにあまり馴染めなかった。
元夫を家畜に仕立てたのは痛快だった。
不穏な音楽が心地悪くて良かった。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

病気を抱えながらも、ゆっくりと社会復帰をしていく二人の姿を見て親心のような感情が湧いた。彼らを見守る人々にも辛い出来事があったようで、だからこそ彼らを受け入れられるのかもしれないけれど、とても暖かい人>>続きを読む

FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023(2024年製作の映画)

-

男性ひとりでは、とそわそわしたけれど3名。女性47名くらい。もはや一人でライブに行くことは相当難しい年齢なので、この作品には感謝しかない。福山のライブに駆ける思いが伝わってきて要所要所で目頭が熱くなっ>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

3.0

映像と広瀬すずと森七菜が透き通るように美しい。また、乙坂鏡史郎のピュア過ぎる思い。その対比としての阿藤の暴力性。それが現実というものか。
高校時代の裕里の気持ちを考えると胸が張り裂けそうだが、本人は意
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横道世之介(2013年製作の映画)

3.0

本当にふつうの男の子に思うのだけど、早々こんな男の子はいないようにも思ったりする。祥子とは別れたようでとても残念に思ったけれど、祥子にはとても清々しい思い出なのではないだろうか。長い映画だけれど、長く>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.0

食べることの素晴らしさ卑しさや、欲望社会への痛烈な批判を見せられたように感じた。また、働くことの大切さ尊さを。千尋のような感受性を大切にしたいと思った。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

何か起きないと映画にならないと思っていたけれど、この映画を見ていて「何も起きませんように」と祈っていた。
序盤、こんなカッコいい(役所広司)人が清掃員やるか?と訝しんだけど、妹の登場で家柄は高貴なんだ
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ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

2.5

ムトゥは主人に相応しい人間だと思う。踊ることができない自分にとって、踊るシーンを見ることはやや辛かった。

レナードの朝(1990年製作の映画)

3.0

デニーロをロビンが優しく包み込むような心に沁みる映画だった。実話ということで、本人や家族のこの奇跡はどのようなものだったろう。僕はポジティブに捉えているけど。現代においては治療薬があれば良いと。

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.5

フレンチトーストによって子供との信頼感が増していったことがわかった。夫も妻も悪くはないと思われ(何よりも子供を愛しているので)、結婚はやはり人生の墓場なのかと思ってしまう。落としどころはありだと思った>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

僕はそれでも断然イチが良い。イチはきっと誰の名前も覚えてないと思う。そこは自意識過剰にならず冷静に考えるべき。ニは気持ち悪い。僕なら絶対ない。
松岡茉優がこの映画を素敵なものにしたと思う。これからも素
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.0

とても陰鬱な作品なのに、視聴後の嫌悪感はまったくなかった。リリイ・シュシュのやドビュッシーが素敵だからなのか。修一の豹変、学生社会のカースト、見て見ぬふりの教師、どれもあるあるで、フィクションの世界で>>続きを読む

阪神タイガースTHE MOVIE2023-栄光のARE-(2023年製作の映画)

4.5

結果がわかっていても力が入った。大画面で大音量で視聴するのは素晴らしい。
シリーズも見せてくれれば最高だった。

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.0

歴史に名を刻む英雄だけど、プライベートは庶民とあまり変わらないのかと滑稽だった。それにしても、凄まじい犠牲者によって英雄になったと知り愕然とした。

(2023年製作の映画)

3.0

なぜ「その」家臣になるのかと考えるときにそんな理由もあるのかと驚きだった。秀吉・秀長・官兵衛のシーンはお笑いパートでアドリブもあったのかな。清水宗治のところが滑稽で堪らなかった。
次々に殺され、首を刎
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正欲(2023年製作の映画)

3.5

人との関わりが希薄になっていく中で、想像力を膨らませないといけないという難しい問題を問いかけられたように思った。
ガッキーのがらんどうの表情や、東野絢香の見ていて苦しくなるお芝居が素晴らしかった。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.0

長かった。
インディアンの利権?を食い尽くす話だと思ったのだけど正しいのかな?誰かが「インディアンは犬以下」と言っていたと思うが、ヘイルにそれほどの差別意識はあったのかと疑問に感じた?金のためならたと
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キリエのうた(2023年製作の映画)

5.0

姉のキリエの情の深さに夏彦同様戸惑いそう。でも、とても家族(妹)思いで優しい女性だと思った。夏彦を駅のホームで見送るシーンの路花を慈しむシーンにジーンときた。震災のシーンが描かれており、大きなストレス>>続きを読む

(2023年製作の映画)

-

スコアがつけられない。
「難しい問題」「答えが見つからない」という「逃げ」は許されない。「嘘」も許されない。
罪を犯すことによって、ろう者の彼女の「心」は奪ったと思う。
キャスト4人のお芝居がしっかり
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ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

3.0

貂々さんの原作を読んだので、それ以上でもそれ以下でも無い印象。僕もうつで苦しんだけれど、同居人は去っていったので、貂々さんにはリスペクトしかない。

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.5

シロさん母の気持ちもわかる。シロさんの気持ちもわかる。そして折り合いをつける二人が素敵だと思った。
食卓に並ぶ料理はどれも美味しそうでお腹が鳴る。
ホームレスの裁判は無罪で決着してほしかった。今後、マ
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.5

ゲームでの実力を活かしてリアルで勝負できるスポーツが他にないかと想像したが見当たらない。ただ、モータースポーツもフィジカルの訓練は想像以上だと思う。(メンタルも)
日産はよく引き受けたなと思う。事故が
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

日本人殺害なら罪で、朝鮮人殺害なら無罪であったならば、この先も謝り続けなければならないと思ってしまった。
真実を伝えないマスコミは現在のジャニーズ事件等にも通じ、いい加減矜持を見せないと権力が支配する
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.5

圧倒的なアクションと笑わせる演出。それを完全に演じるトム・クルーズ。言うことない。続篇が楽しみで仕方ない。

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.0

原作未読なので何とも言えないのだが、紫夏と政のエピソードをもう少し丁寧に描いて欲しかった。
戦場シーンはいつもの通り迫力満点。今回は、大スクリーンで見れたのでなお良かった。山﨑賢人、清野菜名のアクショ
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アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

3.5

みんなが前を向いて進んでいきそうなので清々しかった。挿入歌が好みで心地よかった。
松本まりかのお芝居がとても良かった。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.5

人々がお互いを思うと皆幸せになるんだと温かい気持ちになった。
コンサートでの無音は自分には耐え難く、日常の有り難みを認識させられた。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

眞人は比較的悩むことなく選択できる行動(生き方)だったように思う。翻って私たちはどう生きれば良いのか、これから難しい選択を迫られる気がする。
キャラクターはジブリの王道オールスターズという感じだった。
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怪物(2023年製作の映画)

3.5

誰もが怪物になり得ると突きつけられたように思う。エンディングの二人のシーンはリアルなのか、理想なのか。
二人のお芝居も「怪物」だと驚嘆。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.0

ミコトちゃんの切なくて健気な気持ちが伝わってきてジーンとした。貴船神社が美しくてまた訪れたいと思ったし、水神様に祈れば守ってくれるに違いないと思った。
冬の風景や春?の風景になるのは意味が隠されている
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.5

栗山監督の選手への気遣いが素晴らしいと思った。世界一の監督に相応しい人間力。
大谷のグローブはすぐに見つかったのかな?

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

80年代の映像、音楽、懐かしく感じた。罵り合い(説得?主張?)の応酬がすごくて字幕を追うことに必死だったが、でもそのテンポが心地良くてグイグイストーリーに引き込まれた。あんなに罵り合って仕事を形作るの>>続きを読む

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