ぽかぽかさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

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映画芸術ベストテンに入ってたり佐々木敦がベタ褒めしてたので観たけどキツくて30分でリタイヤ。冒頭、クラスの喧騒がバックで聞こえる中、間宮祥太朗のみを映した箇所までは良かった。常態化した長回しには何の面>>続きを読む

武士道シックスティーン(2010年製作の映画)

4.0

上質な百合映画であった。素晴らしい。人物が初登場する際の、世界との地続き感がすごい。普通ならもっと観客に向けて紹介的な出し方をすると思うけど、恐ろしく自然に"そこに存在している"。度胸がすごいと思うと>>続きを読む

汚れた血(1986年製作の映画)

3.0

俗っぽくて全然好きじゃない。画面の停滞多くね? 言葉に頼りすぎちゃうところがウォン・カーウァイに似てる。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

ルーチンワークによる手慣れた動作の数々をテンポの良い編集/カット割りによって紡いでいく。無口という性格がサイレント映画的な動きの連鎖を促進させていて、そこに柄本時生の多弁多動のキャラがよく噛み合ってユ>>続きを読む

手錠 ロスト・ヴァージン やみつき援助交際(2002年製作の映画)

3.4

グリンピース好きな奇人男。いまおかしんじ、食べ物使いがち。急に大火傷しててビビった。

トラベラー(1974年製作の映画)

3.8

クラスメイト騙して金集めるの最高。夜行バス辺りのシークエンスもドキドキする。誰とでもコミュニュケーション取ろうとするのすごい。チケット買う列並んでる時も後ろの人にずっと難癖つけててよかった。資金集め協>>続きを読む

忘れないと誓ったぼくがいた(2015年製作の映画)

3.5

「俺はー!監督になんだよぉー!!生きた証を!世界に爪痕を残すんだぁ!!」でグッときて涙目。『大人は判ってくれない』もラスト疾走の横移動撮影だったね。

ビブリア古書堂の事件手帖(2018年製作の映画)

3.0

撮影・演出は申し分無いが過去と現在を行き来したり古書店を舞台にした原作の都合上どうしても自由が無くなってしまう。東出昌大が不倫役やってるの良い。

山の焚火(1985年製作の映画)

3.5

撮影めちゃ良いだけにずっと同じ場所にいるのが惜しい。

色情団地妻 ダブル失神/わ・れ・め/笑い虫(2006年製作の映画)

4.1

初っ端からチャリで始まるスピード感。エロおばはん会長とシャドーボクシングの謎すぎるシーンがその後の不穏さを決定付けてるような。ディナー奢ったあと殺害して放心した表情と、燃え上がる車のショット、この簡潔>>続きを読む

狩人の夜(1955年製作の映画)

3.6

残り40分辺りから面白くなってくる。夜のボートで逃げるシーンがハイライト。ラストぬいぐるみをぶちまけて駆け寄るところで泣きそうになった。突発感。終盤の襲撃シーンもキモくて良い。こういうのを金ローで流せ>>続きを読む

無力の王(1981年製作の映画)

3.8

猿の声で繋ぐの面白い。バスメイドおじさんの奇妙なエピソード。後半特に間延びしてだるくなんだけどシビアな交通事故で終わらすのめちゃ80年代だなという感じがする。

愛のまなざしを(2020年製作の映画)

1.0

こんな0点な映画久しぶりに観た。テレビドラマかよ。

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

2.6

どうしてもワンシチュエーション物は面白く観れない。子供かわいい。

異端の純愛(2023年製作の映画)

2.5

変な話を分かりやすく届けるためにモノローグでの説明が過多になる。3話目、容姿の美醜を意図的に使ったユーモアが大胆でビビった。

郊外の鳥たち(2018年製作の映画)

3.8

画面はひたすら良いんだけどあまりにも作為性が強いというか映画を全て自分の手中で作っている感じが鼻についてそこまで乗れず。子供と大人の対比みたいなのもあざとい気がする。もっと自然でいい。

TOWN WORKERS(2014年製作の映画)

4.3

すげーキュンキュンした。お酒飲みながら見て、好きな人のことを考えた。まだハグもキスもしていない、付き合えるかどうかも、というか本当に好きなのかどうかも分からない時の高揚、胸のときめき、感情の昂り、ふわ>>続きを読む

ヴァンパイア(2011年製作の映画)

3.2

めちゃつまんなかったけど純白の風船を大量に付けたお母さんと白髪の少女とか確かに岩井俊二のセンスは散りばめられててやっぱマンガ的。30分なら許せる。

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.0

ひたすら作業、生活。何かの間から見るという主題がサスペンスを形成してる。良かったけどライカートには男より女を描いてほしい。

マックス、モン・アムール(1986年製作の映画)

2.8

終盤のシークエンスは良いがそれまで弛緩しすぎてる気が。めちゃ退屈。小島信夫「馬」っぽい。

情操家族(2017年製作の映画)

4.1

そうだ必要なのはユーモアと嘘なのだ。崩壊を予期させる秩序、だがしかし過剰さは抑制され人物のエネルギーによって物語は踏ん張り続ける。簡単に弱音を吐いて挫けてはいけないという力強いメッセージ。少したりとも>>続きを読む