ぽかぽかさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

緑川の底(2008年製作の映画)

2.8

巨大な石でインポテンツを治すという奇妙な設定は良いが圧倒的にノイズが足りないしリズムもテンポも演出もぎこちなくキレが悪い。塩田明彦とか相米慎二を知ってるとしょぼすぎて見てらんない。ゼロ年代らしいダサい>>続きを読む

錨を投げろ(2008年製作の映画)

4.6

編集めちゃ遊んでてエグい楽しい。絶え間ない運動、フレームイン/アウト、滑らかにスライドするカメラ、急に現れる自然世界と何を話しているか分からない外国人、明らかシネフィル学生映画だなって感じでちょい鼻に>>続きを読む

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.5

紙相撲やったあとに人間でまた反復するのすごくてジーンときた。花火も落とし穴も反復で寂しくなる。水に沈めるところで泣き叫ばずに「やめてくださいよー」って何回も言うのオモロい。銃撃戦とか爆発は急に始まるし>>続きを読む

(1997年製作の映画)

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さすがに字幕無しだとなんも分かんなかった。音が良い。

Good bye, Eric!(2018年製作の映画)

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ひたすら陳腐さを避けて陽テンションで作ってるのいいね。2018年とは思えない古臭さもGood。省略も効いてる。

都会の女(1930年製作の映画)

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"FATHER"の字幕が3Dみたいに飛び出してきてびっくりした。

青春(2023年製作の映画)

4.1

ケンカしたり女の子にちょっかい出したりイチャイチャしたりずっと小学生見てるみたいでサイコー、だったけど後半ちょっどダレてきてもっと削ってよかったんじゃないかとも思う。若かった男が終盤おじさんになって腹>>続きを読む

水の中で(2023年製作の映画)

4.7

こんなんで(?)感動してしまう俺ちょろい。全編ではないけど、ほとんどピンぼけ、エンドクレジットの文字までピンぼけで、なら字幕もピンぼけにしろよというのは分かる。カメラマンと女優と監督(出演)の3人だけ>>続きを読む

グリズリーマン(2005年製作の映画)

3.4

クマがケンカして取っ組み合いながらウンコするところ笑った。キツネかわええ〜。

熱のあとに(2023年製作の映画)

1.5

脚本が悪い、に尽きる。深刻な話に山本英はどう考えても合わないだろ。サスペンスは上手いし演出はさすがだなーと思うが、どうにもこうにも脚本がダメダメすぎる。邦画っぽいというか、深田晃司っぽいというか、ドラ>>続きを読む

ヘル・レイザー 4Kデジタルリマスター版(1987年製作の映画)

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めちゃくちゃ美術とか特殊メイクに力入ってたりグロがどうのこうのってのは分かるんだけどそんなことより男女のチュッチュが多すぎて低予算ビンビンに感じまくった。金無い映画はチューとかベッドシーンで茶を濁すん>>続きを読む

溶岩の家(1994年製作の映画)

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クレール・ドニっぽいなあと思ったら黒人俳優がドニの映画に出てたみたい。それにしてもイネス・デ・メディロスやばすぎる。序盤の髪結うとこヤバい。調べたら姉のマリアは『パルプ・フィクション』とかに出てる女優>>続きを読む

(1989年製作の映画)

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最高の子供映画。チューしたあと森の中追いかけっこするところヤバ。

こえをきかせて(2019年製作の映画)

3.2

吉岡睦雄と川瀬陽太ずっと見てられる。渡辺万美の乳ヤバすぎるけど声カスカスすぎて煮え切らない。いまおかしんじ、脚本きれいにまとめすぎる節があるな。

ライト・ライト・ライト(2023年製作の映画)

4.5

カット割り鬼速くて嬉しいし、ヌルッと子供時代と大人時代を接続させてて痺れた。ノスタルジーに寄るでも感傷にいきすぎるでもない、ものすごいバランス感覚というか、チェルノブイリ原発事故やっとけばあと全部わた>>続きを読む

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.3

アメリカのロメール。具体的な話しかしてないからずっと面白い。宮台真司が性愛の話をしろ!本読め!って常々言ってるのこういうことかーみたいな。やっぱ旅行って必然的に動き回ることになるから映画向きだし、初対>>続きを読む

バッド・チューニング(1993年製作の映画)

4.6

中学卒業したばっかの初期JKたちが先輩女におしゃぶり付けられて首輪はめられてケチャップやらマスタードやら卵やらクリームやら砂糖?やらぶっかけまわる洗礼を受ける。最高すぎ。このまえ話した美大生ギャルが何>>続きを読む

オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

4.1

最高の片想い映画で爆アゲ。撮影中に引きから角度変わって寄りになって熱い愛の言葉を吐く。「これが人生なんだ。僕がお茶を入れたり君が入れてくれたり…。これなんだな。結婚て これなんだ。これが人生なんだ」映>>続きを読む

イバラ・夜の祈り(2023年製作の映画)

1.0

ポエムと感傷、海、そして死…最悪要素てんこ盛り。圧倒的今年ワースト。この撮影でこんな脚本の映画になることってあるんだ。Twitterブロックしてますのくだりはちょっとオモロかった。

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.4

速すぎ映画サイコー。人生サイコー。常に何かしながら何かする、を徹底しててずっと面白い。例えばワイヤレスイヤホン付けてiPadに向かって喋り続けながら部屋の中を動き回って作業する、みたいな行為の複数性。>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

1.8

シリアスとユーモアを完全に分けてるのが敗因。やっぱ戦争と震災は映画向きの題材じゃないよ。決めゼリフ言ったりグッとアップに寄って真剣になるとこ全部ダサい。人間ドラマどうこうより、話すときにほとんど動かず>>続きを読む

長江 愛の詩(2016年製作の映画)

3.7

ポエティックだったり感傷的なところでだいぶ減点したけど所々省略効いててカット繋ぎが気持ちいいのとか良い。船をずっと出し続けるのはいかがなものかと思う。ガキが急に野グソし始めてカメラ引いてティッシュ投げ>>続きを読む

こいびとのみつけかた(2023年製作の映画)

3.4

川瀬陽太に吉岡睦雄に宇野祥平に邦画オールスター集結で歓喜なんだけど後半深刻になってきて急激にガン萎えした。家庭事情の話とかどうやっても陳腐になるだろうしクリシェとしての疾走もクリシェやなあとしか思わな>>続きを読む

遺灰は語る(2022年製作の映画)

2.9

90分でこのダルさ。画面の貧しさ=生活を描く気がない。モノクロだったり劇中劇だったり、映画をやろうとはしてるけど、貧しさのごまかしにしか思えない。

春画先生(2023年製作の映画)

5.0

何の必然性も説明も前振りもなく唐突に地震が起こり、3人のカフェ店員女性の中からなんら特別な理由付けもなく北香那が選ばれ、名刺を受け取るまま何のドラマも過去も感情も行動に加担されることなく、映画という名>>続きを読む

永遠が通り過ぎていく(2022年製作の映画)

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たぶんこの人も山戸結希と同じで映画じゃなくてもいい人なんだと思う。やりたいことが明確だし自分の手の中で完結してる。映画に対する姿勢とかよりも根本的なマインドが真逆なんだろうな。

スターマン/愛・宇宙はるかに(1984年製作の映画)

4.0

序盤、自宅のミニスクリーンに映されたホームビデオ、ホテルのテレビで流れる映画を見て釘付けになる男、ジョン・カーペンターは映画を愛している。セックスに至るまでの雨、霧がかった画面、列車に乗り込むまでの導>>続きを読む

天国の日々(1978年製作の映画)

3.8

まさかの百合。結構人が動き回るし面白い。めちゃくちゃジョン・フォードじゃないすか? イナゴの大群→全てを燃やし尽くすシークエンスは言わずもがな。そのあとの静寂も素晴らしい。