ぽかぽかさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2013年製作の映画)

4.0

すげえ、ジャック・リヴェットみたいな事しとる(『ノロワ』だっけ?)。低予算によるチープさを全く恐れてないのすごいし、常に移動し続ける脚本作りも素晴らしい。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.8

工藤Dに爆笑。どんどん話が展開していくのオモロい。想像の5倍迫力がある絶叫サイコー。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.6

最初に女が来たときの外の監視カメラ映像の前後の繋ぎコスパよくて上手い。

闇動画2(2012年製作の映画)

4.0

「デジャヴ」暗闇で何も見えなくなる画面と往復パンでいつどこに何が映るかが分からなくて超怖い。「ストーカーの正体」はちょっと喋りすぎだと思うけど、1回外に出てまた戻るの最高に怖くてGood。「思い出の校>>続きを読む

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

1.0

脚本に書かれた文字をそのまま映像化したようなダンスシーンも観客の同情を誘う意図しかないようなラストショットも全部ゴミすぎる。みんな、おもんない映画はちゃんとおもんないって言おう。

ほんとにあった!呪いのビデオ45(2011年製作の映画)

3.4

U-NEXTで見終わって動画閉じた後にBGM鳴ってクソビビった…… 「逢魔刻の怪」エモい。

闇動画8(2013年製作の映画)

4.3

ガチ怖かった。こりゃすごい。みんなが言ってる『邪教』、ドッペルゲンガーみたいなのが一緒に来た2人と帰ってくところ熱いし、外から見た建物の2階に2人がつっ立ってるショットがめちゃくちゃ良い。

淑女は何を忘れたか(1937年製作の映画)

4.0

ビンタ! 最後の「寝られるわよ〜ん」の言い方がエロい。とんでもないラストショット。

EM/エンバーミング(1999年製作の映画)

3.4

銃撃戦シーンめちゃめちゃかっこいいけど全体的にダルいし、青山真治ならもっと変さを求めてしまう。

ほんとにあった!呪いのビデオ 80(2018年製作の映画)

3.3

全てがはっきりするわけではない曖昧さと、ちょっとしたエモが良い。

夜の片鱗(1964年製作の映画)

2.8

ダルおもんな。川島雄三、成瀬巳喜男に劣る。

勝手にしやがれ!! 脱出計画(1995年製作の映画)

4.0

小津的な切り返し、意味の希薄なセリフの応酬。オーストラリアに行くという目標自体が映画の推進力になってる。人物の動きとか画面内での位置関係の演出とかやっぱ上手い。ラストの船も感動。

コシュ・バ・コシュ 恋はロープウェイに乗って 4Kレストア版(1993年製作の映画)

3.4

緩慢、だし『少年、機関車に乗る』でも思ったけどひとつの乗り物に固執しすぎるのはおもんないと思う。例えば瀬田なつき『彼方からの手紙』の観覧車はあの瞬間だけだから感動的なのであって…。最初と最後のショット>>続きを読む

少年、機関車に乗る 2Kレストア版(1991年製作の映画)

3.5

『スーツ』『ルナ・パパ』観たあとだと余計ダルく感じる。割と音楽がうるさい作家。

ルナ・パパ 4Kレストア版(1999年製作の映画)

5.0

劇中の演劇で演者が怒り狂い暴れ出す2つのシーンのように、いとも容易く映画がわれわれ観客(その人生)に介入/接触してくる横暴さ。ついさっき観たのにも関わらずもう既にこの映画がどのような内容だったか、どん>>続きを読む

スーツ(2003年製作の映画)

5.0

とにかく速すぎるし常に動き続けるしでハチャメチャにオモロい。鈴木清順とかズラウスキーとか、同じロシアのカネフスキーとかの運動感と倫理観を想起。ヨーロッパとアジアに横たわるロシアの複雑さや豊かさがそのま>>続きを読む

メーヌ・オセアン 4Kレストア(1985年製作の映画)

4.6

最高すぎるラスト。個々のエピソードは繋がってはいるけど、どこに話が進んでいくのかが分からなくて、いつ終わるのかも分からないダラダラした感じがめちゃくちゃ良い。どんどんセッションが出来上がっていくシーク>>続きを読む

トルテュ島の遭難者たち 4Kレストア(1976年製作の映画)

5.0

「映画」ってこれのことだったんだ。なんか無人島行ってから特に小島信夫っぽい話と諧謔味で本当に最高だった。集団の秩序が崩壊していく感じとかバリおもろい。イッテQみたいな笑いの取り方してくるし。黒人男性が>>続きを読む

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

3.9

途中までは完全にアニエス・ヴァルダ『冬の旅』で大歓喜してたんだけど車内での心情吐露の長回しで一気に冷めた。あそこだけ映画を放棄している。ただこの運動と音の過剰さは本物。惜しい。

デジモンアドベンチャー02 前編 デジモンハリケーン上陸!!/後編 超絶進化!!黄金のデジメンタル(2000年製作の映画)

4.0

ずっと変だし音楽が合ってなさすぎて超オモロい。吉田玲子の脚本も一癖ある。後編の夜の森のシーン、木に頭を押し付けてゴーグルが落ちるのは普通に上手いけど「慰めてんじゃねえのか」「慰めてないよ」→風景の俯瞰>>続きを読む

ホワイト・マテリアル(2009年製作の映画)

3.8

『ショコラ』と比べたらかなり劣るけどまあ、カサヴェテスみたいなカメラと被写体の近さで肌の毛穴とかうぶ毛までくっきり映ってたり、殺すシーンが全部ネッチョリしてたのが良かった。

豚が井戸に落ちた日(1996年製作の映画)

4.0

今まで観た映画で1番意味が分からなかった、怖すぎる。というかシネマート新宿冷房強すぎてクソ寒かった。

小説家の映画(2022年製作の映画)

4.0

できる限り自然に近づけることによって手話のズームだったり望遠鏡のズームにダイナミズムが顕現する。こうして見るとロメールってかなりフィクショナルだったんだなって。このなんでもなさから表出する映画的な瞬間>>続きを読む

パラダイス/半島(2023年製作の映画)

4.5

1人で田舎で農業をしている男の元に外部から男女が来訪して一時的な共同生活が始まるという話が黒田硫黄の『茄子』みたい(歯磨きとか『茄子』を意識してるとしか思えない)。映像と音のチグハグさが楽しくて、冒頭>>続きを読む