トクナガさんの映画レビュー・感想・評価

トクナガ

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名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

3.9

最近のアクション全開で本編の重大な情報が明かされるコナンも面白いけど本作もそれとは違った良さがあり面白い。

テーマがしっかりしていたり展開がドラマチックだったりと、単純に映画としてよくできていると感
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

今までのコナンは黒の組織が出てくるとしてもそこまで物語に関わってこなかったけど本作はガッツリ関わってくるし、灰原の正体がバレるという本編のような展開で非常に面白い引きを作り出していた。そういうサスペン>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

2.0

黒澤明の『生きる』は個人的にもとても好きな映画だが、そのリメイクである本作は完全に駄作だと思う。

まず主人公がなぜ女性との会話で真剣に仕事に取り組もうと思ったかという理由づけが弱いところに違和感があ
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ラルジャン(1983年製作の映画)

3.8

描写やセリフを極力少なくして観る人に読み取らせることを主眼に置いた作品。描写の簡潔さは見事だし読み取るのも楽しいのでまた見たくなってくる。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.0

正直初見ではわからなかった。解説見てそのうち見直そうかなと思う。

名探偵コナン 業火の向日葵(2015年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

犯人を含め小五郎とチャーリー以外の七人の侍のキャラがそんなに立っていなかったので犯人が出てきてもあまりピンとこず「誰だっけ?」となってしまった。犯人の動機やそれ以外の背景情報も急に出てきたという感じだ>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

心理描写や空気感がリアルで良かった。
ただ願いの部屋に行くための方法については観る側が推理できない仕掛けになっていたので納得感のある推理要素が欲しかった気はする。
あと来ている時間が違うという設定が早
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ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)

2.2

ドラゴンに追いかけまわされる展開が長く冗長に感じてしまった。父親が出てきたり崖のぼりなど、ギミックは結構あったと思うけどもうちょっと何か展開が欲しかった感じがする。
最後も「なんでドラゴンは最初からそ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.1

『ボーはおそれている』を観たので前々作である本作を観た。
新作と同じく意味が分からない部分が多いけど、その謎さが怖さにもつながっているなと思う。アリアスター作品らしい人間的な生々しい怖さが体験できてと
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

いろいろな面で雑な印象を受けた。

フレディたちは早々に少女と打ち解けたので怖く感じなかったし、後に敵になるときも「仲間⇔敵」というのが二転三転しているためなのか危機感があまり感じられなかった。

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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

変な映画だったけど好き。
観た後も謎が残る作品だけど考察しがいがあるのでサブスクできたらまた観ようと思う。

田園に死す(1974年製作の映画)

3.2

おそらく東京に行っても田舎的な何かに囚われていてそこから抜け出せずに生涯を終えてしまうという悲しみを描いているのかとは思ったけど具体的にそれが何なのかは解釈が難しくあまり伝わってこなかった気がする。>>続きを読む

友だちの恋人(1987年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

プールや遊泳地の生々しさがすごかった。プールの床の水がベタっとした感じを小学生以来思い出したという感じ。遊泳地の床特有のざらざら感も伝わってくるリアル感があった。

話の内容としてはブランシェが友だち
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.5

文脈が入り組んでいて正直咀嚼できていない感じがある(作中設定は理解しているが、解釈という意味で)。

戦争を描いているので反戦映画っぽい感じにも受け取れるけどそれ以外にもいろいろなものが出てくるので情
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(1932年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

キリスト教的な保守思想と自由的な思想の対立を描くことで、前者の無自覚な暴力性を暴き出す映画だと感じた。作中に出てくるデイビッドソンやその夫妻は正しい人間ではあるんだろうけど、自由なトンプソンに過剰なま>>続きを読む

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

3.1

なにかしら結末があるかなと思っていたけど特に何もなくこれからも放浪するという感じで終わってしまった。言語がわからない異文化の人種に対する恐怖と、それでも分かり合える可能性はあるんじゃないかという示唆が>>続きを読む

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

4.0

物語のセオリーに反した個人的感情を発露させてる感じが岡田麿里っぽくて良かった。具体的にいうとラストシーンは普通だとみんなで協力して現実に返すという展開になりがちだけど、原さんが個人的感情を優先して五実>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.2

都市の風景やデザインがめっちゃ良かった。
話も鉄雄が能力を発揮するあたりから面白くなってきた感じ。
もっとリアル寄りで機械系の創作物が登場する作品かと思っていたけど、思ったよりもセカイ系のシナリオかつ
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生きる(1952年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤は退屈だったけど後半から面白くなってきた。
ただ暗いだけの映画かと思っていたけど、最後は激熱展開で個人的にとても好きな映画になった。

一応市民のためにやったという理由はあるんだろうけど、本人とし
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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.4

メアリと魔女の花が微妙だったのであまり期待せず見たけど個人的には結構良い作品だと思った。適度に意味深な要素が散りばめられ、観終わった後も「あれ何だったんだろう?」と考えられる余白があって好き。

ただ
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用心棒(1961年製作の映画)

4.0

最初は主人公が粗暴で金しか考えてないのかと思ってたら普通にやさしい人でかっこよかった。アクションシーンは流石の迫力。個人的には実際に人を切るシーンよりも、切り合いに入る前のタメの部分が好き。

陸軍士官学校(1937年製作の映画)

3.0

当時の雰囲気が伝わってきて面白かった。
語学とかもいろんな言語やるんだなーと発見があった。

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.2

序盤の入りのゆったりした感じは良かった。最近の作品って映画に限らず情報量がやたらと多い印象があるけど、本作は序盤の入りからゆったりしていてそのあたりは好き。

ただ全体的にはぼんやりした映画だと感じた
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

4.2

パワーあるバカ映画という感じでとても面白かった。
セリフ回しの独特さが良い味を出していて好き。

ゴジラ(1954年製作の映画)

3.0

それなりに面白くはあったけど、今見るとやはりアクションシーンがチープに見える。作られた時代的に仕方ないけど、今のレベルの映像技術が当たり前ではない当時の人の感覚ではどう映ったのかが気になる。人間ドラマ>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.7

巷でやたらと絶賛されてるから観に行ったけど正直評判ほどではないなと感じた。それなりに面白くはあったけど、なぜここまで絶賛されているのかはよくわからない。

というのも、アクションシーンの面白さが約2時
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

1.5

アクションシーンがひたすらに冗長でつまらなかった。
ストーリーもありがちでひねりがないしバカ映画にも振り切れず微妙だった。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

途中まで1ミリも面白くない恋愛映画だと思って見てたけどラストシーンで評価が一変した感じ。こういう風にあったかもしれない未来を叶わなかったものとして魅せたほうが2人の関係性がより永遠的で美しいものに感じ>>続きを読む

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