tokyowebtvさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

オッペンハイマーは頭の中で何度も被爆を疑似体験して、広島と長崎への原爆投下の被害の恐ろしさを体験していた。
観客は彼が疑似体験した被爆を大スクリーンの前で大音響とともに体験する。
オッペンハイマー自身
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Life work of Akira Kurosawa 黒澤明のライフワーク(2022年製作の映画)

5.0

『Life work of Akira Kurosawa』の楽しみ方
その1『乱』本編を見てから観る。
その2高円寺シアターバッカス(2023/1/9~20上映)で観て、監督河村とお話しする。
その3
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峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

-

正直な感想を申し上げます。
黒澤演出の継承は微塵も感じられず、愕然としました。
座ったままでの長台詞の交換が何シーンも続き、台詞のほとんどは板付きで紙芝居の様でした・・・。
西軍東軍の攻防も大量のエキ
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JFK(1991年製作の映画)

5.0

1991年劇場公開時に見た時は嘘っぽい話だとしか感じなかった。
それが30年たった今、改めて吹き替え版で見直した時感じたのは『これが真相だ!』という確信だ。
湾岸戦争から続いた米軍の動きや、9.11後
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(1954年製作の映画)

5.0

ジェルソミーナの姉が死んだ時、ザンパノは泣かなかった。
姉に愛された実感はなかったのだろう。
ジェルソミーナのトランペット。
あの曲は姉に習ったメロディーだった。
姉はザンパノの前では歌わなかったのだ
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

5.0

こんな見事な反戦映画は観たことがない!
これぞ黒澤魂を受け継いだ邦画だ!
これに1等を与えない邦画界はやはり狂っている。

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

1.0

ダメだ。またまたキネ旬ベストテン映画。
共通するのは働かない主人公。
それなのにすぐに女とセックス。
馬鹿かこいつら。
開始10分で見るのをやめた。
自然体て何?不真面目に生きること?
そもそも今の映
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

1.0

キネマ旬報ベストテン映画を選んで観ている。
無目的にけだるく生きる2人にスポットを当てて、意味のない会話を繰り返す。
それがリアル?
これ、誰が観に行って、何に満足するの?
愛のないセッックスが当たり
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葛城事件(2016年製作の映画)

1.0

また一本クソみたいな映画を見てしまった。
一体誰に見せたくてこんな映画を作るのか?
誰に共感してこの事件を映画をしようと考えるのか?全く理解できない。
映画を作るには脚本の前に企画書を書く。
企画意図
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告白(2010年製作の映画)

1.0

ほとんどのセリフがオフで
ナレーションになっている。
この監督にとって役者は物であって人間ではない。
モンタージュに酔う演出家の
偏った価値観を
本物っぽく見せるプロパガンダ。
胸が悪くなる

七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

侍に憧れて村を飛び出した暴れん坊が、6人の侍と出会って菊千代という武士の名前を貰って、百姓に恩返し、立派な侍になったところで戦死してしまう物語。
『羅生門』で拾われた捨て子が菊千代だったかも知れない。
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甘い生活(1959年製作の映画)

5.0

俗世界の上流層を覗き見てきたタブレット誌の記者がうつ病になってしまい、愛について結婚について、幸福な人生について悩み始める物語。
こう解釈すると、ストーリーに一本筋が通る。
独占欲の強い内縁の妻を、愛
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

5.0

悪魔と戦って死んだ老神父と若い神父の物語。
さて悪魔との死闘とは如何なるものだったのか?それを再現したヒューマンドキュメンタリーがあったらこんな映画になるのです。
医者は脳の問題だと片付ける。
悪魔付
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フラットライナーズ(1990年製作の映画)

5.0

人間が犯した罪は、神が許すかどうかではなく、人間自らが謝罪して相手に許されたという実感を、まだ生きているうちに味合わないと、あの世まで持って行ってしまう、という人生と死後の世界の関係を明確に示した傑作>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

5.0

“ファミリー”を守るために家族を崩壊させてしまうドンの悲劇。
家族と“ファミリー”の両方を誕生させて愛した父ビトー・コルレオーネの人生には父の仇への復讐心があった。
それに対してマイケルの人生には愛も
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

父を失い欠けて初めて家族愛に目覚める末っ子の話。
目覚めた後は父の持つ権力を継承することに躍起で盲目となり、見境なく他ファミリーのドンを皆殺しにしてニューヨークのトップになってしまう。
その非道を信じ
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

1.0

女性は男に依存するしかないと勘違いした女性蔑視の映画。
生きるためには娼婦しかない?結婚しかない?
この脚本でOKを出してクランクインに踏み切ったプロデューサーも監督も、
これを1位に推したキネ旬の評
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半世界(2018年製作の映画)

1.0

インターネットや国際ニュースで世界情勢は知っていても、我が国の片田舎で暮らす彼らの生活について我々は無知である。
我々が知っている世界は半分以下だ、というお話か?
中学時代が人生で最高の日々だった、と
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NIGHT HEAD(1994年製作の映画)

1.0

『キクロプス』完成直後
「人間は脳の容量の70%を使用していない。不思議な力はこの部分に秘められてる。使用される事のない残りをNIGET HEADと言う」
どうだ面白いだろう?と飯田さんに言われて、そ
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キクロプス CYCLOPS(1987年製作の映画)

1.0

テレビドラマが16㎜フィルムで撮影されていた時代
日活が400万円の予算でホラー物の企画を募集していたところに
日活ロマンポルノの制作会社で助監督を務めていた飯田さんが脚本を書いて採用された短編映画。
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悪人(2010年製作の映画)

1.0

こんな映画を1位にしてしまうキネマ旬報の審査員が悪人だ。
そもそもあんな事で人を殺すか?
原作がつまらないんだと思うが、
人は犯してしまった罪に対して、良心の呵責でもがき苦しむはず。
それがない。
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さよなら渓谷(2013年製作の映画)

1.0

とにかくつまらない。
真木よう子の演技もダメ。
この企画が映画になるシステムが理解できない。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

5.0

人は奇跡を目撃しているのに、それと気付かないもの。
彼女が救われたのも、ボクサーが救われたのも皆奇跡だった。
人生は奇跡の連続で前進している。
人生そのものが、パルプフィクションだ。

太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年製作の映画)

4.0

悪魔もまた元来は善なる天使だったと知ってか知らずか
ヒルダの心の奥底に潜む善良な本心を信じるホルス。
この世に、初めから悪なる存在は居ないのだ。
未来少年コナンとラナが後に生まれる。
作品を見れば作家
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

5.0

何度観ても飽きない映画。
何度聞いても飽きない名曲。
パスポートを偽造してサインを練習する努力も、
死者の怨念が完全犯罪を崩してしまう。
観客も見落としてしまう何気なく海に投げた針金が・・・。
ヴィス
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リトル・ロマンス(1979年製作の映画)

5.0

初見は公開当時の2番館、高校3年生だった。
ダイアンレインを好きになりすぎて、1回だけじゃもの足らず、金曜で上映が終わるので同じ週に学校を休んでもう一回観に行った。2本立てだったけど1本飛ばしで朝から
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青春の殺人者(1976年製作の映画)

5.0

愛する彼女の初体験が義父との淫乱な関係からだったと父に聞かされて
それを信じる父に彼女の義父を重ねて殺してしまう少年の物語。
イチジクの木の下で起きる淫行はエデンの園のエバと堕天使を観る様だ。
中3で
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まあだだよ(1993年製作の映画)

4.0

教え子を演じた無名の俳優たちは1979年の影武者オーディションで選ばれて、以来影武者・乱で鎧武者を演じ、夢ではキツネや鬼、葬列の村人を演じてセリフのなかった黒澤明の弟子たちでした。
鎧の下で顔も映らな
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8 1/2(1963年製作の映画)

5.0

脚本もないのに企画書の段階でSF大作の監督を任されてうつ病になってしまう映画監督の話。
映画を作るよりSEXしてる時の方が全然楽しい、と話したフェリーニ監督の真意はどこに?
『甘い生活』が本作の続編に
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5


IMAXで観ました。劇場の中央の席で。視界は完全にスクリーンの中でした。時々ロングショットでゴッサムシティの中の小さな存在としてアーサーが描写されますが、神の視点で観る事ができました。心が痛む。その
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真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

5.0

1981年大学1年の時に初見、以来50回は観ている麻薬のような映画。
過去の記憶とニューヨーク女性への憧れだけで生きている青二才。
他人の人生を映画で体験し、共に苦しむ辛さを教えてくれた青春残酷物語。

イントレランス(1916年製作の映画)

5.0

アメリカに集まった英語が苦手な移民たちにとってサイレント映画は最大の娯楽だった。
彼らをキリスト教に導いたのもキリスト受難劇の映画だったと聞く。
「1916年以降世界の映画界は何をしてきたんだ?
既に
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コンタクト(1997年製作の映画)

5.0

愛というエネルギーの存在を科学的に証明できないように、
神という進化の原因エネルギーの存在は今の科学では証明できない、という映画。
自然の力の原因者を神と呼ぶ。
ビッグバンの第一原因の事である。
何故
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

5.0

高校生の時、大阪梅田のOS劇場シネラマ上映で観た。
IMAXがなかった当時としては幸運な視聴環境の出会いだった。
まさしく宇宙を体験した。
「2001年でもスーツを着るんだ」
当時のSF映画でスーツ姿
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

5.0

人間の潜在意識を読み取って物理的に再現する惑星の話。
善良な人間が移住すればそこは天国になる。
過去の過ちを贖罪する第2の地球になりうる夢のような惑星。
是非行ってみたい。

未知との遭遇 特別編(1980年製作の映画)

5.0

特別編の後オリジナル版を見るとかなりの変更があったことに驚く。

高校生の時オリジナル版初見の時は
UFOが遭遇場所のイメージを人々に知らせて回った
というのが読み取れずチンプンカンプンだった。

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