WGさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ラ・チャナ(2016年製作の映画)

3.6

まあまあかな。フジコヘミングと姿形人生語りまで、びっくりするぐらい似てる。魂の双生児か。129本

祝福~オラとニコデムの家~(2016年製作の映画)

3.5

‪祝福。ポーランドの母ちゃんは離婚していなくて親父は呑んだくれで弟は自閉症の女の子なドキュメンタリー。ロメール が撮ったみたいな瑞々しさと、息もできないの女子高生キムコッピたんポーランド版みたい>>続きを読む

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.3

食えない大学研究者が集まって合成麻薬でひと旗あげるポスドクオーシャンズ11みたいな感じに書くと面白そうだがその実もっさりしててイマイチ。途中で帰ったので結末はしらん。

七月のクリスマス(1940年製作の映画)

3.6

宝くじ当たったカップルの話。特に切れもないしもっさりしててまあ普通

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.2

意外と楽しめた。深田晃司の「淵に立つ」と双生児、あるいは村上春樹の「国境の南」と三つ子のような物語。それは青春の日の憧憬に食い殺される物語、と言えるだろう。あとやたら佐藤真のセルフ&アザーズ、オマージ>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.2

前半は今年の日本映画ベスト。ヌーベルヴァーグすら感じさせるのは三角関係だからかwこれほど心地よく時間が流れてる映画も久々にみた。
優しくて不器用で誠実ではない人間ばかりがでてくる。
石橋静河が大変よい
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ゆれる(2006年製作の映画)

4.5

知人が、西川美和は映画は一貫して「嘘をつくこと」を描いていると語っていてその慧眼に恐れいった。でも私はこれが一番好きだ。山梨のなんとも言えない閉塞感の描き方はサウダーヂと並ぶ。

ちなみにオーディショ
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

5.0

最近zozoスーツ見るたびにこの映画思い出すのは俺だけじゃないはず。

人生に何度もない極上の映画体験。やはりカラックスやべえ。ドニラヴァンかっけえ。

息もできない(2008年製作の映画)

4.5

ヤンイクチュンはかぞくのくにもだが、暴力的な役なのに妙にCUTEなのが反則である。そしてキムコッピたん!あの駅でこちらを探す目線とか素晴らしい。もっとみたい。キムコッピたんのうんち食べたい💩

悪人(2010年製作の映画)

4.1

昔婚活サイトで知り合った女子と初デートでよりによってこの映画を見に行った。いや吉田修一好きだし小説も良かった。ただ中身をど忘れしてとわけだ。
この映画は一言で言うなら深津絵里が出会い系サイトで男と知り
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サウダーヂ(2011年製作の映画)

5.0

2010年代の日本映画最高の果実の3つのうちの一つ。あとは安藤桃子の0.5ミリと塚本晋也の野火。それがわからないやつは映画見ててもしょうがない。反論は認めない。

ちなみに半分山梨県人の血が入ってるの
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放浪の画家 ピロスマニ(1969年製作の映画)

4.3

東方正教会には西方教会にない特徴がいくつかある。
1.クリスマスより復活祭(イースター)を重視する。ラストのピロスマニの死と復活はまぎれもなく、最も古いキリスト教信仰をもつジョージアの人々の素朴な信仰
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砂の女(1964年製作の映画)

3.7

砂の女。舞台セットはさすがは世界の勅使河原、秀逸だし若き岸田今日子がここまで妖しくエロかったのは発見だがやはり安部公房ははまれない。やはり実はデビュー当時は前衛純文学者として安部公房とライバルと評価さ>>続きを読む

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.5

タクシー運転手とならぶ超大作。主要人物だけで20人以上でてくるが、見事にかき分け、役者も熱演、だれが主人公でもない脚本がしゅごい。しかし日本がバブルの頃、韓国は軍人が新聞社に殴り込んでたわけでやはり違>>続きを読む

ゲッベルスと私(2016年製作の映画)

3.7

ゲッベルスの下て働いた102歳の女性の独白を淡々と追う中に資料映像がさ仕込まれる。私は悪くないユダヤ迫害は知らなかった。記憶や語りの信用できなさを無慈悲なまでに描く。興味深いのはナチスが1943年の段>>続きを読む

やさしい女(1969年製作の映画)

4.8

諸国の大名弓矢で殺すドミニクサンダは眼で殺す

ドストエフスキー原作レベール・ブレッソン監督の「やさしい女」は男は何も求めないやさしい女を夢想するがそんな女こそが男を最も消耗させついには破滅させるがそ
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

3.0

ww1を舞台にしたスラップスティックなのだが楽しめなかった…

今年120本目

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.7

なかなか面白い。ラジンスキーの「赤いツァーリ スターリン」を読んでるとなお楽しめる。スターリン死去の黒幕ベリヤ説も資料に基づいて書いてあった。あとベリヤロリコン説もでてくる。
ベリヤの最後はフィクショ
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フィツカラルド(1982年製作の映画)

4.5

文句なしの傑作。
アマゾン開拓を舞台にしたグレートギャッツビー。つまり村上春樹がアメリカの物語を称していわくの
①理想において壮大な英雄劇であり
②手段において喜劇であり
③結果において悲劇である
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ニュールンベルグ裁判(1961年製作の映画)

4.5

文句なしに傑作。十二人の怒れる男以上の法廷ドラマ。
テーマはニュルンベルグだが、ただしゲーリングなどトップではなくナチスの法務大臣以下法律家に関する裁判。
ハリウッドが作ったナチスをテーマにした映画の
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眼には眼を(1957年製作の映画)

4.1

‪アンドレ・カイヤット 「眼には眼を」‬
‪荒れ野のヒッチコックて感じでとっても面白い。敵役が無表情で無口で高木ブーみたいなのも怖い。元弁護士監督だから罪と贖い、砂漠の40日を連想するし、あとマスター
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青い青い海(1935年製作の映画)

4.2

うんうんこれは十分名作。カスピ海の辺りの漁村に応援に来た男二人と町娘の恋。
カスピ海の嵐や凪の美しさが伝わってくる。モノクロなのに青い青い海が見えてくる。音楽や躍動感のある動きも良い。バルネットすごい
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結婚相談(1965年製作の映画)

4.1

30過ぎて独身なんて本人か家族に欠陥があるとdisられながら婚活するいづみたん。
ブラックコメディがなぜかホラーになってエロスでピエタ。しゅごい。そして沢村貞子の豹変ぶり。さすが戦前プロレタリア劇団女
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牛乳屋フランキー(1956年製作の映画)

3.3

フランキー頑張ってるけどあんま面白くないんだなこれが…

東京夜曲(1997年製作の映画)

3.8

東京夜曲 市川準の映画は20年前なのにもうほとんど無くなったものばかりだ。古本屋、酒飲めるレトロな喫茶店、街の電気店、レコード店、ゲーム屋。
そして桃井かおりがやはり素晴らしい。この役は今も当時も桃井
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東京兄妹(1995年製作の映画)

3.7

市川準 東京兄妹。まあまあ。
ただ蒼井優がめちゃくちゃ蒼井優的な役柄で蒼井優すぎるが実は蒼井優ではない。ただ通り雨のシーンは蒼井優が妙にいろっぺえ。蒼井優じゃないんだけど。しかし市川準て日本で一番エド
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

横川シネマ「カメラを止めるな」超満員で補助席でてた。30分で帰ろうかとおもたが途中からはとっても楽しめた。なにより同じ仕事してるから身につまされるし映画・テレビ愛に溢れてる。それはつまり「クリエイティ>>続きを読む

北極圏対独海戦1944/トルペド航空隊(1983年製作の映画)

4.5

セミョーン・アラノヴィッチ トルペド航空隊(イリューシン4T攻略 北極海対独海戦1944) なんだかゴツゴツしててでも洗練されてないわけではなく人間模様の描き方とか演出は洗練の極み。樽みたいな女と男の>>続きを読む

静かなる男(1952年製作の映画)

5.0

@ナナゲイ

見ててさあーと宮崎駿映画のさまざまなシーンが走馬灯をかけめぐった。なぜハリウッドでパヤオがモーリンオハラの隣で少年みたいに感激してたのか、パヤオはアニメで静かなる男をやりたかったのかとか
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田園詩(1976年製作の映画)

5.0

イオセリアーニの最高傑作にしてまい人生幸せな映画四天王。(あとは、オルエットの方へ、静かなる男、友達の彼女)
夏休みに田舎に来たモスクワの交響楽団日々なのだが実にいい。イオセリアーニの娘ナナもきゃわゆ
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海に出た夏の旅(1980年製作の映画)

4.8

海に出た夏の旅
異常な傑作。ソ連映画のマスターピース。
ユーチューブで見られる。
字幕なしでソ連映画なんてとおもたが絵と少年たちがいちいち魅力的過ぎてラストも完璧!
ww2で食糧不足の中、絶海の絶壁の
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コミッサール(1987年製作の映画)

5.0

ソ連体制下で検閲にかかり上映不可になるが、検閲官が密かにフィルムをかくしもちペレストロイカで始めて上映されたとゆう伝説的な映画。
アンドレイ・ルブリョフの酔っ払いロランブイコフも出てる!
ラストの暗闇
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

3.7

キューブリックのハリウッドデビュー作らしい。ふつうに面白いノワール。