とむさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

関根監督、上手いこと逃げたなぁという印象の作品。
ミニシアター系の恋愛ドラマに駆け込むことで劇映画デビューを上手く躱している感じがしました。


痛い系恋愛ドラマのジャンルで言えば、
「南瓜とマヨネー
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斬、(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

塚本監督が演じる侍が言うように、
池松が彼を切ってしまったことで彼は「人を斬る」というある種の呪い・煉獄に囚われてしまうっていう、うまく作れば面白い題材ではあるんだけど、
登場する人物が軒並み愚かとい
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来る(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「ホラーは不快なものであるべき」

これは僕なりの持論になるんですが、
そう思って作らないとホラー(特にジャパニーズホラー)は真の意味では面白くならないと思うんですよね。
そして製作者がそれを真に理解
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水の足跡(2013年製作の映画)

2.0

動物写真家の男が川辺の森で遭難した兄妹と遭遇する。
兄は攻撃的、妹は受動的。
色々あって二人と写真家は協力関係に至り、助かる為に奮闘する。
なんかもういいよって感じで写真家の元から去ろうとする彼らを写
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京太の放課後(2012年製作の映画)

2.5

山形国際ムービーフェスティバルにて。
外人との先生とのやりとりが可愛らしくて良かった。

ネクタイと壁(2014年製作の映画)

3.0

山形国際ムービーフェスティバルで観た。
その年上映してた作品の中ではこれがダントツだった。

壁を描き切った時に落ちる道具が物悲しかったのをおぼえている。

タポルージャ(2016年製作の映画)

2.0

キャラデザが良くないよねぇ…。

なんで最後バッドエンドにしたのかもよくわからない。
理由のない、作者の自己満足で終わる作品は好きじゃない。

マイ・ツイート・メモリー(2013年製作の映画)

2.0

ムービーオン山形の映画祭で観たやつ。

ツイート内容を無表情で呟かせるというなんのひねりもない演出に虫酸が走ったのを覚えている。
端的に言ってクソだと思った。

ザ・ブラック・ホール(原題)(2008年製作の映画)

3.0

起承転結で作った映画って感じ。
映画はやっぱ三幕構成で作った方が面白いんだよなぁ、なんでだろ。

月世界旅行(1902年製作の映画)

-

大学の頃授業で観た。
映画というものに対して無限の可能性を感じていた制作陣の気持ちが伝わるよね。

やっぱ例のビジュアルはインパクトあるよなぁ。

ONE PIECE ワンピース THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵(2006年製作の映画)

2.0

小学生の頃見た時、「面白くない」と素直に思った作品。
僕にとってアニメは全部面白くあるものだと思ってたのである意味衝撃だったのを覚えている。

改めて見てみても、吾郎ちゃんが声優やってる(下手)くらい
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.8

関東軍の高圧的というか、高慢で暴虐極まりない態度は見てて目に余るものがある。
何でこいつらこんなに偉そうなんだ…。

行を強要して「精神を清める」っていう目的が「俘虜を弾劾する」っていうのにすり替わっ
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ブルー・アンブレラ(2013年製作の映画)

3.0

モンスターズユニバーシティの同時上映
単純だけど可愛らしいデザイン

南の島のラブソング(2015年製作の映画)

2.5

インサイド・ヘッドを見た時に同時上映だったのを思い出した。
なんか、キャラデザが絶妙に不気味だよね。

言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.2

高校の頃、誰に頼まれたわけでもないのにサボらず学校に通っていたのは、
よく「真面目だ」と言われていたからだ。
そう言われるのが不快ではなかったし、褒められることはむしろ嬉しかったから。

でも自分は、
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ハッピーフライト(2008年製作の映画)

2.8

…惜しい!
う〜〜んなんか…なんかなぁ。
ちょっとコメディに振りすぎててなぁ。

ヅラとか、足りましぇん!とか、ただのビーフとか、ちょっと即物的な笑いに逃げてしまってる印象。
これ撮ってた時期と比べて
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マイ・ライフ・ディレクテッド・バイ・ニコラス・ウィンディング・レフン(2014年製作の映画)

3.0

「オンリー・ゴッド」の撮影に挑むまでと、撮ってカンヌへ赴くまでのドキュメンタリー作品。

でも真に重要なのは、夫婦間について。
監督を旦那に持った妻っていうかなり特殊な事情の家庭間を描いているけど、
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.8

ストレートにみんなに響くエンタメアニメーション。
冒頭、これからオーディションで勝ち抜いていくであろう面々をスピーディに紹介していくカメラワークからして一級品。

まずは歌が抜群に良い。
みんなが知っ
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孤高の遠吠(2015年製作の映画)

2.8

導入開始0分で「あ、これハンディカム映画だ…」と多少辟易としながらの鑑賞開始したものの、中盤からの追い上げが半端ない。

音楽の使い方がガチャガチャしてたり、
カット割りがガチャガチャしてたり、
かと
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チョンティチャ(2017年製作の映画)

3.8

2017年の東京学生映画祭にて鑑賞。


逃げないセミの存在感だったり、
名前を決めるにあたってヤケクソになるチョンティチャの立場もまた凄く良いんだ。

キャラ付けがサイコーなんすよ。
チョンティチ
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春みたいだ(2017年製作の映画)

3.5

男同士の同性愛者三人の話。

同性愛者の話ではあるけれど、
この話はどうしようもないくらい普遍的で、
ヘテロセクシャルでも通じる痛みの物語だった。

ボヘミアン・ラプソディーと並ぶくらい切ない既婚のお
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赤色彗星倶楽部(2017年製作の映画)

3.0

予告編やあらすじの印象は越えてこなかった印象。
もうちょいストーリーとして飛躍したものを期待してしまったよね。

ただラストの机のシーンはズルい。
最高。

Right Place(2005年製作の映画)

3.0

ファビュラス・フォーでしたっけ?
映像制作の会社に入ってからちょっと携わる機会があっていくつか観漁ったうちのひとつ。

途中で気づく。
これ、大学の授業で見たわ。

会話や言葉での説明がほとんどなく、
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.0

ややや、けったいな!で全部持ってかれたなぁ…と思ってたら、
飯を食い散らかすゴーストのチープすぎる造形に天を仰いだ。

クソくだらねぇ…いい意味で。
前日に銀魂見た身としては、
それと同じ映像技法を3
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銀魂(2017年製作の映画)

1.8

観てるのが辛くなって画面から目を逸らしても演者の会話だけで150%内容が入ってくるある種の地獄みたいな映画だった。
えぇ…これ酷いね…
徹頭徹尾滑り倒してて全身痣だらけになったわ…


今作観て思った
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.2

しみじみ染み入る、とことん救われない話。

とにかく中盤の絶妙なタイミングで挟まれる携帯電話のシーン、あれがつらい。
言われなきゃ、わかんなかったのに。

でもこのシーンに限らず、
男は結局、その女性
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.5

「これ終盤の方の展開だろ…」
って思うくらい殺るか殺られるかな展開を冒頭30分くらいの辺りで見せて真綿で首を絞める様にジワジワ苦しめて来る辺り、
流石韓国サスペンスって感じ。

なんというか、描写が生
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.2

面白い!
トレインスポッティングより好き!
誰もが知ってる「クイズミリオネア」っていう番組が題材だからこそアガるポイントがいくつも張り巡らされた名作だと思います。

音楽やルールを用いてのテンションの
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原題はCHILDREN OF MEN。
直訳で人類の子。

理由とかはどうでもいい系SF。
インターステラーのなんで人類が絶滅の危機に瀕してるのかとか、
アイアムアヒーローで何でゾンビが跋扈してるのか
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(2017年製作の映画)

3.8

半年くらい前に中学の同窓会があったんですよね。
中学生の頃、自分は眼鏡かけてて、
頭も床屋で切りっぱなしみたいな感じだったんですけど、
今はコンタクトにしてるし、髪も美容室で切るようになりました。
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

3.5

この作品の前にブレードランナーがあって、
この作品の背中にマトリックスがある。
そんな印象の作品。
美術とかは多分、軍艦島とか中国の九龍城とかを参考にしてるのかな。


どうしようもないくらいディスト
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.5

前々から観たかった市川崑の方のやつ。
NETFLIXで配信してたので早速鑑賞しました。


ストーリーに関しては語り尽くされて出がらしになってるような気がするのであえて放り投げるけど、
流石は会話劇の
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ワタクシゴトになりますケド、
半年くらい前にiPadを買いまして。
Proのいっちゃんデカイサイズなんですケド、これがもう見事に采配ミス。
デカすぎてカバンに入れづらいし、
持ち運ぶレベルの映像にそこ
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スモーク(1995年製作の映画)

4.5

言葉で聞いていた物語を映像「だけ」で観るあの効果は何なんだろう。
名状し難い不思議な感情に覆われた。
最後の最後の「バタン」でそれが現実にあったことであるように感じさせてしまう手腕も、とにかく見事だな
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