全国おにぎり協会さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

天気の子(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

セカイ系であり、セカイ系を大否定する作品でもあり。選択権がありながら、世界を見捨てるエンドを選択した点、大好きです。なんだかむしろ爽快感がある。君を犠牲にして当然と思っている世界なんて沈んでしまえば良>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.2

映像がとにかく良い。雨と光の映像とその音と音楽と、そこに心の機微をのせて。
定期的に観ているお気に入りの作品。

君の名は。(2016年製作の映画)

3.8

新海誠とRADの組み合わせは絶対面白いじゃん!と思って映画館に観に行った思い出。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

観ていてワクワクするミュージカル映画。画として綺麗。メタファーもりもりワクワク。

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

3.0

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続編かつ最後のお話を作るのって難しいよなと思った。期待値が高いからね。怖かっただろう。

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.1

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湖のシーンが印象的で切ない。
どんどん孤独になる。

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.5

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名作。
殺しを否定していた子がファミリーのために腹を括って手を染める瞬間の緊張感よ。心臓のバクバクが映画と呼応していた。
続編もそれぞれ面白いけれど、一番は個人的にはやはり初代。

パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.5

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生き方と香りと。
主人公2人がくっつかず、あくまでバディなのところが良い。
原題のままが良かったと思う。邦題が面白くなさそうで、もったいない。

海街diary(2015年製作の映画)

2.5

淡々と流れる。
作品のテーマが分からず、自分は乗れなかった。

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

4.3

詩集を映画にした作品。その成り立ちが面白い。

東京に住み、ギリギリで生活を回して、その他の人の快適さのための歯車になっている人の、夜に溶けていきそうな孤独とかを言葉にしている作品、かな。

言葉が綺
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怒り(2016年製作の映画)

3.0

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東京組だけ切り抜いてもう一度観たい。
千葉組、沖縄組は別のつらさが強すぎて…。
面白かったけれど、もう一度観る勇気はあまりない。

十年(2015年製作の映画)

4.6

中国・香港では、上映禁止扱いで、ゲリラ上映せざるを得なかった作品。と聞いている。

なかなか怖い未来を描いているなと思ったら、今はこんな状態で…。

誰がための日々(2016年製作の映画)

4.8

公開時の香港の袋小路な息苦しさを描いた作品。
行き詰まり感、落ちることの恐怖感、這い上がれなさ、それらの空気感を捉えるのが上手で、観ていて胸が詰まる。

その後、香港は今の状況になって、また別のつらさ
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WAR ウォー!!(2019年製作の映画)

3.8

突っ込みどころいっぱいで面白かった。元気が出る作品。
突っ込みどころはわざと作っていると思うんだけど、その振り切り方がすごく面白い。

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.8

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公開したばかりの頃、情報収集せず2部作だと知らない状態で観て、「こんなに風呂敷広げて大丈夫なのか…?!」「ああ…!!」と驚きながら最後に続編があることを知った思い出。
赤子を持ち上げながら死んでいたり
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

4.5

個人的にはとっても心に刺さるタイプの作品だった。通りすぎた「あの頃」を感じて、胸の奥が熱く切なくなる。

世代でないと共感できない部分も多いかもしれない。ハマる人はどハマりする、人を選ぶ作品だと思う。

PK(2014年製作の映画)

4.5

神ってなんたろうね。信仰ってなんだろうね。
当たり前に思っていたことが、実は当たり前ではなく、当たり前は人によって変わったりもして。記憶喪失の宇宙人と一緒に、神について考える。

宗教問題が深刻な国で
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

5.0

大好きな作品。
感情のジェットコースター、マサラン・ムービー。
シャワーシーンからの流れ大好き。たくさん笑って泣いて、すっきりする物語。なのに、ちゃっかりきっちり社会派作品。

グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.0

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実話を元にしているので仕方ないのだけれど、犯行の理由が分からず終わってもやもやした気持ちが残る。
病院側の対応に対する問題提起の作品なんだろうな。

保険が効かない場合の医療費が高すぎて泣いちゃった。

アイスと雨音(2017年製作の映画)

4.5

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悔しかった気持ちをフィルムに閉じ込める。
カメラを睨み付ける目が良かった。映画としてではなく、演劇がしたかったんだなと。好き。

永い言い訳(2016年製作の映画)

5.0

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大好きな作品。
感情のピークで爆発するのではなく、消え入りたくなるのが印象的。存在していられない、せっかく築き上げた関係性も何もかも自分でぐちゃぐちゃにしてしまう。
主人公はどうしようもない人間だけれ
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.9

コメディが面白い。
日本の感性に近い部分もありつつ、やっぱり違う国の話なんだなと思う部分もあり。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.0

心抉られる話も上手だけれど、コメディシーンも面白い監督だなと改めて思った。メリハリなのかな。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

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不思議と臭いが感じられるような作品。格差は身に纏う香りにも影響を与えるのね。そして、嗅覚の印象は五感の中で最も長く残る記憶力。
夢の話が皮肉。メタファーふんだんな作品。

母なる証明(2009年製作の映画)

4.5

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無実を信じて、罪を証明してしまった。そして、母として証明しようとした作品なんだなと。

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

5.0

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大好きな作品。
終わりから語られていく。逆再生の電車が印象的。線路を切り替えられない。また、どこかで切り替えられていたら…と思う。
最後のシーンで、冒頭の「戻りたい」という叫びを思い出して切なくなる。