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本覺坊と有楽斎の語らいを中心に、利休の死の謎を追っていく。
BGMはほとんどなく、自然音がその代わりとなっている。四季の描写が美しい。やはりこの監督はどこで止めても画が綺麗だと思う。
「無」では何も>>続きを読む
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面白かった……と感じることにも罪悪感がほんのり。題材も興味深いし、物語の組み立て上手いし、映像・構図が綺麗。バチバチにきまっている。映画が上手い。
倫理的に大変酷いことと感じるのだけれど、それ故の医>>続きを読む
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楽せず、頭使って、振り回されながら観ること推奨の物語。
意味分からなくて綺麗なところが好きだというのなら、確かに主人公は魅力的だ。なぜ付き合っているのだろう…とずっと謎に思いながら観ていたのだが、最>>続きを読む
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なんというか映画が上手い!バチバチにかっこいいシーンを大真面目に撮る様子が余計にシュールでズレを際立たせているというシーンが多い。面白かった!
本格的にチキン屋に専念しようとしたら、刑事として大成功し>>続きを読む
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本能が露わになった獣っぽさがよく出ていて怖かった。野生動物を目の前にした時の恐怖と、自分と同じ見た目の生き物なのに何かが根本的に異なるのだと感じる時の怖さ。イカれた風を装う上級生たちに「あの子おかしい>>続きを読む
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台詞や対比がとても好き。既視感があるなと思ったら、原作の山内マリコさんは『ここは退屈迎えに来て』の人だった。小説大好きです。じっくり言葉を味わいたいので『あのこは貴族』の原作も読もうと思う。
作中で>>続きを読む
在りし日のゼロ年代に想いを馳せる。
自分にとってのオトナ帝国的空気感。ノスタルジックの去来。確かにこういう空気感の頃があったのだ…。
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物語としてまず面白い。お手本みたい。お手本になったんだろうな。
問題が起きて、とんでもない解決策を立案して、仲間集めして、対策して、戦い!仲間集めのシーンがわくわくする。きっちり7人を集めるのではなく>>続きを読む
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少しカンニングをしつつ鑑賞。お洒落だった。
私は映画史に詳しくないのだけれど、
・カメラに向かって話しかける
・同じようなカットで時間が経過している
・ロケ撮影中心
・起承転結がない
あたりが新しか>>続きを読む
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恋愛のその先の物語。
「お互いがいるだけで大丈夫」とはいかず、緊急時とか不意に周囲にバレた時のことを考えると、できるだけ受け入れられる状態でありたいと思うもの。現実的なところも見据えた意志のある選択、>>続きを読む
夢中夢、多重夢っぽさ、覚めても覚めても覚めていなくて夢から抜け出せない感じが良かった。あれ怖いよね。
平沢進の独特な音楽がとてもよく似合う作品だ。
私には合わなかったな。とても長く感じられた。
どう感じれば良いのか分からなくて難しい…。
鼻くそには愛はある。
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とっても好きだ。卑屈すぎでもなくてギャグに寄り過ぎてもいなくて、押しつけがましくもなくて、そっと寄り添って見守っている感じの優しい空気が流れている。私の心が浄化された。
EDも好きだ。次の物件での物>>続きを読む
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作風が全く異なることはOKなのだけれど、全体としてのテーマや方向性をもう少し具体的に決めた上で各々作ってもらった方が良かったのかなと思った。そして、最後に味を整える人が必要だったと思う。映画として続け>>続きを読む
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平和的であるはずの音楽と怖い怖い人喰い。
男の子があれを躊躇無く食べてしまうところも怖かった。
アイス屋のあの音楽が良い味出していたなと思う。
躍動感よ。
藪の中をカメラも駆け抜けたり、薮から覗いたり、登場人物がカメラを真っ直ぐ見つめて語りかけたり。自分が聞き手になっているような感覚、臨場感がある。
物語の構成も画も面白い。音楽もとても良い。>>続きを読む
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走馬灯って一瞬で大量の情報が流れるからパラパラ漫画みたいなものなのかもね。アニメーションであることが活かされていて良い。
落ちそうになるところ、落ち始めたところ、私も心臓がバクバクとした。恐怖。走馬灯>>続きを読む
過去鑑賞メモ。
動物かわいい。誰のものでもない土地を求めるところの発想好き。
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アニメ履修済み。
最後の撮影シーンのあたりを描きたかったのかな。ワンダー正光が殺されず、みどりが女優になったルート。ワンダー正光の登場が早かったのは、後半に時間を割くためだったのか。『少女椿』をベー>>続きを読む
「ちゃんと好き」のちゃんとしてなさ。
言ったそばから逆のことしていたり、他人に対しては自分が嫌だと思うことしていたり。うらはら。
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1934年製作の『浮草物語』は未鑑賞。こちらも観なければ。
赤と緑の対比がやはり綺麗。赤は外、緑は内。
親方と姐さんの喧嘩シーンで雨が降り始めたり、異なる軒先にいる2人の間を雨が隔ている構図とかも、>>続きを読む
以前観たので記録。
今では撮ることができない映画だろうし、当時反発があったというのも分かる。
線を引いて「私は違う」と思って問題に蓋をして好奇心で覗きはして…。この映画を“見物”している私の中にも醜>>続きを読む
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私の壊れたマリコ。
他者との関わりもあるはずなのに、どこかずっと「ふたりだけの世界」で、この関係性は何と表現すべきものだろうと考えながら観ていた。終盤でマリコが「私、シィちゃんの子に生まれたかった」と>>続きを読む
原作未読。
素材は面白いだろうに活かせていないんだろうな。どこかに焦点絞るべきだったんじゃないかなと思う。
作品として面白くなかった…。
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劇場版第2作目鑑賞済み。2→1の順で鑑賞。
第2作目の予告が長くて笑った。改めて、1時間ほどの映画に要素盛り盛りだったなと思った。
観る順番のせいで感覚がバグっているのだと思うけれど、今作は大人しめだ>>続きを読む
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再演とその続き。我々が望んだから。
完璧な終わりの更にその続きを望んでしまう。業が深いよね。
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劇ス鑑賞済み。
終盤以外は一般的な総集編だと見せかけてTVシリーズ後に再び「再演」していた。劇>>続きを読む
これがプリズムのきらめき…!楽しかった。
考えるな、感じるんだ!高度な体験。
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再挑戦で全部観ることができた。
初見時はあけすけな性行為や性を笑い話にする感じが苦手で冒頭20分ほどで挫折。
官能さのない下品でリアルな性のオンパレード、そこがテーマでもある。娯楽がない閉塞的な町で>>続きを読む
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喧嘩して仲直りしてお茶漬けを食べる。
知った上で観ているのに、お茶漬けを食べるシーンでとても感動した。優しくほっとする味わい。しみじみと良いシーンだった。派手さは無いけれど、落ち着く味なのだ。お互いが>>続きを読む
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「愛する人とは何があっても一緒にいるべき」という言葉を繰り返すけれど、受け入れ切れていないから他の人生を見に行って、最後は映画という他人の人生を観ているところで終わるのかな。
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ラスト12分からようやく面白く感じられた。それまでの60分間はひたすらに不快だった。
素人が撮っている感じを出すためのあえての稚拙さだと思うが、手ブレと主人公の撮りたい題材が特にない故のまとまりの無さ>>続きを読む