絶望感が淡い絵のタッチと能年玲奈の声でまろやかにされていて気持ちがぎりぎり保てる。
個人的にはとても好き。ラッセルクロウと吉岡秀隆が似ていることに気づいてしまった。
高橋メアリージュンの怪演相変わらずすごい。生きるために食うことを強調するために食事シーンが多いのかと今更ながら納得した。
葉巻野郎がめちゃくちゃかっこいい。まずい考えだが、おれはまずい考えが好きでね。
麻生久美子の牛丼かっ込むシーン良い。長澤まさみの脚えぐい。演出の完成度がものすごく高かった。
デブの存在が絶妙。ギリギリ話が重くなりすぎない。君の名は。より岐阜感が強くて個人的には少し嬉しかった。
演劇をうまく使い、小説のエグさそのままに、もしかしたらそれ以上に表現した良作だと思う。全員ハマリ役だった。山田孝之この脇役でこの存在感はすごいな。
この後デレクの考えがどうなるのか、そこを鑑賞者に問いかけて終わる傑作。
アリシアヴィキャンデルが綺麗すぎて、完全無欠なロボット社会の到来という意味で現実味があった。それと刺し方がとても滑らか。
一番壮大な宗教のテーマを見事に描ききった映画。宗教の入り混じるインドを舞台にしたからこそなせる術。153分も全く長く感じない。踊る車には笑った。
思ったほど泣ける感じではなかったが宮沢りえはほんまに美人。個人的には伊東蒼の演技が一番良かったかな。
最高の設定、最高の演技、最高の映画。出口がすごくチンケなのが逆に良かった。
アーマの色気エグい。どんでん返しは悪くなかったけど焼き直し感はあるな。
終盤あれよあれよと非現実的な方向へ進んでしまったのはアラーッという感じだったが総じて二階堂ふみが可愛くてよかった。吊り橋効果は笑った。