aoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.3

宇宙規模の大家族愛。

たくさん泣かせてもらったし、それ以上に笑わせてもらったGotGシリーズ。
Vol1からロケットがキャラクターとして輝いて見えたのには、ジェームズガンの熱い思いがあり、周りに言い
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痛いほどきみが好きなのに(2006年製作の映画)

3.9

21歳の若者が孤児になるまで…

恋人からの卒業。
母親からの卒業。
父親からの卒業。

好きすぎるが故に、将来とのギャップを感じる微妙な関係性。

あなたにかかると私が特別な人みたい

愛のある素敵
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.0

うーん…😮‍💨🐏
母の死は意外とあっさりなのに、そこまでして父を看取りたい娘の気持ちに共感出来ずモヤモヤ…

特に脚本に面白いポイントもなく、なんだかよく分からない時間がツラツラと流れていく…メイトの
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.9

同じフランス映画のRawがカニバリズムを欲求的快感を満たすものであるのに対して、今作はカニバリズムで倦怠期を乗り越えるものであるのが面白い。

ヴィーガンの人肉が美味しいっかなり皮肉の効いた内容だけれ
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そんなの気にしない(2021年製作の映画)

3.6

アデル空を飛ぶ✈️
30秒の笑顔。
日本の接客サービスのクオリティの高さが伺える。いろんな国を飛びまわり、クラブでいろんな男を引っ掛けて、帰り着くのは同じ家。

仕事に対しての向き合いかたや、キャリア
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FRANK ーフランクー(2014年製作の映画)

3.5

フランクは問題を抱えてるが、猫にしたら世界一まともだ🐈

不完全な人間の集合体。
凸凹が上手くハマってる関係性って素敵だし、まわりに理解されなくても好きな音楽をやるぞっていうバンドマンの姿勢は素敵だ✨

Mama's Boy: A Story from Our Americas(原題)(2022年製作の映画)

3.8

東京オリンピックで話題になった編み物上手すぎるトーマス・デーリーの旦那であるダスティン・ランス・ブラックのドキュメンタリー映画。

モルモン教のマイノリティに対する偏見が、たくさんの子供達の人格を否定
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.7

あなたはまだ何でもないのだから、
あなたはなりない何にでもなれる。

Everything Everywhere All at once👀
母が理解という形で娘の手を離して、それでも母の愛で強く抱
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

あんなに美味しそうに食べる人に悪い人はいない。

醤油くらい自分で刺せや!!!

最近の日本映画のノスタルジックな物語の描き方の先駆けとも言える、今泉力哉らしい日常の延長っぽさが心地良い。

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.3

タコを絞める父🐙

普通??大人になるにつれて、どこかに置いて来てしまった感情がこの映画では溢れてくる。

ヒヨの大好きな彼女にみー坊をバカにされて嫌な顔したり、逆にみー坊が褒められたら同じように喜ん
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.7

豪華客船版パラサイト。

船の上ではお客様は神様ですか?なら無人島での神様はどこにいる?

死ぬ寸前の窮地に立たされた時こそ人間の本性が剥き出しになり、そこでは社会的権力は必要無い。

ラストの島での
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.6

オシッコってどんな味??

家族と夢。

農場の成功を子供に見せたい!!ってかなりお父さんのエゴじゃんと感じると同時に、同じ男性として少し共感できる部分に腹が立つ。

おばあちゃんと孫との交流が愛らし
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ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

3.6

郷に入れば郷に従え。

一度の罪をどう扱うか。そこに各国間の感情は含まれていないか。お金があれば罪は軽くなるのか。管理側に厚生支援の意思はあるのか。

彼の持ち出そうとしたハシシは国によっては、一生償
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still dark(2019年製作の映画)

3.9

ナポリタン屋で働きたい全盲の少年とスタッフと店長との交流を描く40分のショートムービー。

この映画の素晴らしいところは、全盲だからといって妥協せずに接する周囲の態度。

ラストまで潔くて、少しだけ前
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聖なる証(2022年製作の映画)

3.8

フローレンスピューの演技には毎回圧倒させられる。図太く低い声、決して一般的にはスリムとは言えない体型。全て彼女らしさが出てて、代替の効かない唯一無二の女優。

4ヶ月間何も食べずに生き続ける少女。
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.8

Don’t worry darling

毎日同じ朝。目玉焼きとベーコン。
ラドバーンから出てくるカラフルな車。
それを送り出す妻。
午後の買い物。定時帰宅する旦那。

この贅沢すぎる生活には…
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永遠に美しく…(1992年製作の映画)

3.7

永遠の美しさ。
美しいってツヤツヤの肌と、体が細くあることなの????
この監督のコメディ調の演出だけど、テーマとしてはしっかり問題性があって、鑑賞後考えさせられる。美しさって外観だけじゃなくて、内面
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.8

母になる恐怖。

悪魔に夢でレイプされる。
妄想なのか現実なのかモヤモヤさせられながら、出産を迎える。揺れる揺籠と子供。 

ローズマリーの出産に対するナイーブな感情と、周囲の人間全てが奇妙で見てるこ
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

2人の乙女を繋げる漫画と縁側。

カレーの匂いと、BL漫画。
何かを創り出す仕事をされてる方には、とても響くし、クリエイター冥利に尽きるお話だったと思います。

スポーツでも映画でも音楽でも、それこそ
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.3

We are gone

人生における教訓が詰まっている。子供向けアニメではなく、確実にデル・トロ流の大人のアニメだった。

戦時下のイタリア、サーカスの見世物小屋
永遠の命と生きる事の葛藤。

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.7

暗闇と白銀の雪、森の中の小屋。

切ない雪夜の結末、ミステリーとしては少し力不足な部分もあるが、クリスチャンベイルとハリーメリングの狂気溢れる演技で心奪われる。

陸軍士官学生の制服がカッコ良すぎる!
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さがす(2022年製作の映画)

3.8

さがす。めちゃくちゃしんどい。

伊藤蒼さんが素晴らしい演技。
同世代の女性の中では群を抜いているのでは?
空白のときも素晴らしかった👏

セックス・アンド・ザ・シティ2(2010年製作の映画)

3.7

4人のプライベートから改めて結婚とは何か考えさせられる回
どこ行ってもサマンサが自分らしく振る舞ってるの素敵!!今回もドレスがめちゃくちゃ美しい。

ラジー賞貰ってるんだ…

セックス・アンド・ザ・シティ(2008年製作の映画)

3.8

見るファッションショー!!
友達思いのシャーロット激推し!

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.6

もうお前とは話さねぇ!!
から始まりみるみる、展開はエスカレート!!
完璧な妹、ちょっと抜けてる青年、暴力を振るう警官、占い師の老婆。

二人の喧嘩と二人を取り巻く環境全てがシュールでありながら、実際
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RRR(2022年製作の映画)

4.8

ナートゥをご存知か?

これからはインドの時代だー!と言わせんばかりのパワフルさと熱量を感じた🔥
一つ一つのシーンで大袈裟過ぎるほどの演出と、素晴らしいアクションには目が離せなくなり、物語自体かなりシ
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.5

人間は生まれ変われないから、

ゴミ捨て場に捨てられた赤ちゃん。クリスマスから大晦日にかけて繰り広げられる奇跡の数々。

お金は無いが、愛はある。血の繋がりの無い3人のホームレス。お供物のお酒とオムツ
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.7

家族ってやつはデマの温床だ。

身近に潜む死の恐怖。
前半のアクション映画ばりの大爆発からの毒雲との恐怖。NOPEのような見えない恐怖がテーマなパニック映画かと思いきや、もっとシンプルで単純だった。
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.6

絵に対する感覚を磨く。

映画一本でさえも、たくさんの製作陣と監督や編集者の取捨選択によって成立する。
ジャンルは違えどデザインを学ぶ身として、痛いほど「産みの苦しみ」に共感出来ると同時に、他では味わ
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.5

豪華俳優の即興コント。

素晴らしい俳優陣を起用してるものの物語は盛り上がりに欠け、開始10分のテイラーの幕引きが1番のピークだった。

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.9

ウォルターがもう理解出来んぐらいぶっ飛んでて最高にcool👍👍

物語は馬鹿する→ボウリングする→馬鹿するの理解不能の永久機関🎳

バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

4.3

初期marvel好き、DC好き、映画好きに贈る最高のおバカ映画でした!!!

ヒーロー映画ってこれぐらい肩の荷を下ろして観れるものじゃなかった????

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

みる、みられる。

支配する側が支配される側に…🛸👽

あれは何なんだ??という大きな映画的興奮は残しつつ、しっかりとジョーダンピールらしい観客の心をえぐるような脚本。脱帽です👏👏

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.1

悲痛な人間の声にそっと寄り添い、手を取り側にいてくれる天使達。
天使の世界には色が無く、人間になることを渇望したダミエルが初めて色を認識した時の無邪気な表情がたまらなく愛おしかった。

どんな病気?
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