ずっと前から観てみたいと思っていた映画。自分も緊張症で、大勢の前でスピーチをすることが苦手なので、他人事とも思えず見入っていた。
舞台は第二次世界大戦前夜の英国。吃音症のため人前で話をすることに強い>>続きを読む
ワークライフバランスの調整に完全に失敗している商社マン。彼女の落ち度も多分にあるものの、当然の結果としか言いようのない展開で振られてしまう。そんな矢先、彼女の身に不幸な事故が起こり...
出だしは>>続きを読む
物語の始まりは、韓国釜山にある児童養護施設。赤ちゃんボックスに託された子供を横流しする人身売買のブローカーと、赤子への未練を捨てきれない母親が、一緒に里親を探し歩く話。
「是枝監督が描く韓国映画」>>続きを読む
古い電話機の向こう側から聞こえてくるのは、20年前に殺害されたはずの女性の声。それぞれの運命に干渉しようとし始めた頃から、何らかの均衡か崩れていく。
新年初の韓国映画は、ネットフリックスで話題の時>>続きを読む
スラムダンクを読んだことがなく、バスケのルールさえうろ覚えのド素人なのに、途中からボロボロ泣いていた。迫真の試合展開、一つ一つのテクニックを描く精密なアニメーション、たった一つの試合に込められている宮>>続きを読む
ロンドンの麻薬利権をめぐるマフィアの抗争を描く、どこかコメディテイストの犯罪映画。
麻薬抗争という非常にヘビーな内容を扱っているのに、どこかコメディ映画を見ているような剽軽さを感じるのは、多分に舞台>>続きを読む
大人になってから距離を置いていた虚言癖のある父の死期に際し、ストーリーテリングを通じて再び和解する親子の物語。
童心を保つというのは案外難しいことで、歳を重ねるにつれ何かに心躍らせるような経験が>>続きを読む
先週は仕事で嫌なことがあり、そういえば普通のおじさんが強盗を撃退する映画があったなぁ、と思い出し鑑賞。
結論から言うと、期待に100%符合するスッキリ系アクション映画だった。
主人公のハッチは>>続きを読む
ドイツに占領されていた大戦中のデンマークで起きた英国軍によるミッション系学校施設の誤爆事故を描いた作品。
子供達が傷つく作品を観るのは辛い。それも、神の恩恵について教えるキリスト教系の学校が、友軍>>続きを読む
「決して一人では見ないでください」のキャッチフレーズを知らないまま、自宅で一人で鑑賞。前作を知らなかったこともあってか、あまりにも難解かつ残酷な展開に、そもそも何故この映画を視聴リストに入れたのだろ>>続きを読む
身体に障がいを持つ大富豪とストリート出身の介護人の友情を描く物語。
障がいや貧富の格差といったテーマを扱っているだけに、社会派映画なのだと思い少し身構えていたが、実際には想像していたよりもずっと明>>続きを読む
正直、ストーリーの出来の善し悪しの話は二の次にしたい。アバターが10年ぶりに、スクリーンに帰ってきただけでも、個人的には大満足! 前作以上に、原始的な生活を送るナビ族達へのある種の憧憬であったり、星の>>続きを読む
モスクワから遠く離れたコーカサスの旧国、チェチェン。政治的な事情から、中央政府も容易に干渉できないこの土地で行われるLGBTへの逮捕・拷問を取り上げたドキュメンタリー。
現在進行形の弾圧という>>続きを読む
ホロコーストから生き残るため、咄嗟についた「私はペルシャ人だ」という嘘。ユダヤの青年は架空の言語を創り出し、ドイツ人将校にペルシャ語を教える授業を受け持ちながら、終戦の日を待つ。
映画館で見た映画>>続きを読む
保守的な田舎町からニューヨークへの進学を夢見る17歳の少女、クリスティーンの心の揺れ動きを描いた物語。
かつて苦学生だったこともあって、最初は正直、ニューヨークへの進学を経済的に後押ししてくれない>>続きを読む
朝鮮戦争退役兵で無骨な性格の老人ウォルトは、家族との関係も良くなく、寂れつつあるデトロイトの街で一人余生を送っている。そんな中、隣に引っ越してきたのは東南アジア系のモン族の一家。物騒な街にあってギャン>>続きを読む
まず主人公役の女優がエル・ファニングであることに気づき驚く。レイニーデイ・イン・ニューヨークで凄く強烈なインパクトがあったのだけれど、ジャケットを見ただけでは気が付かなかった。
誰かの美意識を見せつ>>続きを読む
ホームスクーリング育ちのアフリカから来た転校生が、米国の高校のスクールカーストで生き残るべく、JKの掟や謀略を学んでいくティーンコメディ。
最初は如何にもアメリカンな原色系コメディで、ちょっと疲れ>>続きを読む
エチオピアの貧困地域で生まれ育った親友二人。首都アディスアベバに出て写真作家を目指したもののストリートチルドレンに転落したソロモンと、地元で陸上選手もして大成したアブディは、大人になり偶然の再会を果た>>続きを読む
ミキサー会社の販売員に過ぎなかったレイ・クロックが、人気ハンバーガー店マクドナルドを世界的なフランチャイズに成功させていった史実に基づく物語。
事実ベースの映画としては、近年観た中で一番面白かった。>>続きを読む
気分転換のために心を安らげるような映画を観たいと思っていたので、これ以上ないチョイスだったと思う。難しいことは何も考えずに、フィンランドの悠々とした空気感と愉快な仲間達の掛け合いを、終始穏やかな気持ち>>続きを読む
面白かった!
おそらく嫌いな人はそういない、王道のSF作品。子供の頃「日曜洋画劇場」で観た映画のノスタルジーがあるからなのか、こういう2000年代初頭の少し荒々しい画質の方が、かえってきれいに見えた>>続きを読む
クリエーションということで、シリーズ第一話なのだと思って観たら、実際にはスピンオフ作品。ホラー映画の主人公は無鉄砲と相場が決まっているものだし、さらに好奇心旺盛な子供達とはいえ、「いい加減にしろよ」と>>続きを読む
音楽家夫妻のジョルジュとアンヌは、歳を重ねても互いを労り合う心を忘れないおしどり夫婦。しかし、アンヌが病を患ったことで、二人に大きな試練が訪れる。
見ていて辛い。それも、人生において誰しも経験し得>>続きを読む
若手の登竜門として知られる芳ヶ江国際ピアノコンクールに臨む四人の若手ピアニスト達の思いの丈を描いた作品。
大学時代のルームメイトが、原作の小説を絶賛していたことを思い出しての鑑賞。作品を通じて、>>続きを読む
史上初のソウル市長3選を目指すピョン・ジョングは、次期大統領候補と目される剽軽で気さくな人気政治家。しかしそんな彼にも、誰にも知られてはならない裏の顔があった...
政界の裏模様なんてものは、どこ>>続きを読む
米国でかつて実際に起こった未解決連続殺人事件と、その犯人を追う刑事や記者達の話。
実話ベースの話は、ともすると平板に感じることもあるけれど、最後までかなり集中して観ることができた。ただ、特定の人物>>続きを読む
1994年、聖水大橋崩落事件前後のソウル。
厳しい家庭環境や勉強、恋愛に悩む一人の女子中学生の視線を通じて、当時の韓国の世相を描いた作品。
青春映画であり、LGBT映画でもあり、ある種のノスタルジ>>続きを読む
北アイルランド紛争により故郷を離れるべきか悩む家族と、その子供達の物語。
民族・宗教紛争と聞くと、何か強烈な思想のぶつかり合いを想像するが、この映画に出てくる暴徒達の多くは、殆どただの愉快犯の様に>>続きを読む
恋人のスレイマンが行方不明になり、愛してもいないお金持ちと結婚することになったアダ。やがてスレイマンを目撃したという話を耳にするが...
普段見ることのない国の映画に映る町並みや景色に、見たことのな>>続きを読む
スタンダップコメディアンが主人公のミュージカル映画で、劇中劇のようなシーンが多い中、舞台という装置の上では再現し辛い「映画らしい」要素と、子役が人形であるなど敢えて舞台っぽさを残している要素が入混ざっ>>続きを読む
目を覚ますと、サークル上のゲーム盤の上に立たされていた50人の人達。2分に一人ずつランダムに人がビームに撃たれて殺されていく中、念じることで次の犠牲者は誰か、「投票」することができることに気づく。そこ>>続きを読む
支配欲の塊のような父親に、世界についてのありとあらゆる嘘を教えられ、自宅の中だけで生涯を過ごしてきた三兄妹。しかし息子の性欲処理のために父が誘い込んだ娼婦を通じて、偽りの家族の偽りの「純粋さ」にヒビが>>続きを読む
南北戦争の直後、猛吹雪のワイオミング準州で、山小屋のような雑貨店に集まった8人の旅人。しかし、その全員が何か様子がおかしい...。それぞれの疑心暗鬼が頂点に達した時、生き残りをかけた「白い地獄」が始ま>>続きを読む
歌手になることを夢見るパレスチナ出身の青年が、エジプトのオーディション番組を通じて夢を叶える物語。
実話がベースになっている作品で、子供が病気になっても手を打てず、街には手足のない人たちがいる等、ガ>>続きを読む
虐待じみたスパルタ教育の下、米国で初めてトリプルアクセルを成功させたスケーターになったトーニャ。順風満帆に見えたキャリアとは裏腹に、その私生活は暴力、暴言に満ちていた。そんな中、ある日夫の起こしたある>>続きを読む