tomtomさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ライフ(2017年製作の映画)

3.9

国際宇宙ステーションの乗組員6人は、火星で発見した未知の生命体「カルヴィン」の研究をしている。当初は微生物に過ぎなかったこの生命体は、やがて凶暴で非友好的な怪物に変わっていき...

宇宙船という極
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フィルス(2013年製作の映画)

3.2

薬物中毒者にして性的倒錯者のスコットランドの警察官が、破天荒に破天荒を重ねた末、自らを追い詰めていく物語。

警官なのに荒くれ者というと、日本にも両津勘吉という有名なキャラクターがいるけれど、それとは
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神様メール(2015年製作の映画)

2.2

神は存在する―それもブリュッセルのとあるアパートに。一見すると唯のアル中DV男なので誰にも気づかれないが、書斎に引きこもっては、誰かの運命を翻弄して、悦に浸る毎日。そんな父親に嫌気がさした娘の「エア」>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

2.9

話題の台湾ホラー。

呪い、カメラ、迷信、蟲。人を怖がらせるための仕掛けには、実に色々な引出しがあるのだということを、改めて想起させてくれる映画。それぞれの引出しには、色々な「苦手」が紐付けされてい
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Good Luck to You, Leo Grande(原題)(2022年製作の映画)

2.8

中学校で宗教の授業(道徳のようなもの?)を教えていた引退教師のナンシーは、生涯一度も性生活に満足をしたことがないというコンプレックスを抱えている。そこで高級男娼のリオを雇い、自身のファンタジーを叶える>>続きを読む

ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

4.6

80年代に流行り作家だった漫画家のヴィクトルは、新しい時代について行けず、妻にも浮気をされてしまう始末。そんな中、息子の友人から、かつての思い出を映画のセットで再現する「タイムトラベルサービス」の誘い>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.5

圧倒された! 想像していた内容とは違っていたけれど、音楽といい映画といい、全てが好みの映画だった。

コーンウォールの片田舎からロンドンに上京してきた主人公は、美術学校の雰囲気に馴染めず下宿を借りて
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ハニーランド 永遠の谷(2019年製作の映画)

2.2

北マケドニアの片田舎で、自然と共に暮らすトルコ系の母娘に密着したドキュメンタリー風の作品。

文学でいうと「老人と海」のような、非常に淡々とした作品。自然を愛し、蜂や動物と共存している主人公の女性に
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

自信のなさから仕事・家庭生活ともに行き詰まりつつあった歴史教師のマーティンは、古い友人との飲み会で、血中アルコール濃度を0.05に保てば、人は最も良いコンディションを維持できるという与太話を耳にする。>>続きを読む

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.8

第二次世界大戦後のデンマークで、戦後処理として地雷撤去に駆り出されたドイツ人少年兵らの物語。

食事はジャガイモの切れ端のようなものが全てで、病気の手当すらされず、異国の地の危険な地雷源で、鉄棒一本の
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ロイヤル・トリートメント(2022年製作の映画)

2.2

ニューヨークで母親と美容室を営むイジーは、ひょんなことから小国の王子様に腕前を認められ、結婚式のヘアースタイル総括役を任されることに。しかし、結婚式を前にして、王子はこんな政略結婚はしたくないと言いだ>>続きを読む

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.7

 警察による中華系マフィア掃討作戦を描き、記録的なヒットを飛ばした「犯罪都市」の続編。前作では、韓国社会のマイノリティーたる朝鮮族の集住地区「テリム」を、マフィアの巣窟のように描いたことで一部批判もあ>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.0

大人は誰しもが子供だった頃があるのに、その頃考えた事や気持ちの多くの部分を忘れてしまう。ジェシーの視点を通してみる世界は、危険に満ち溢れていると同時に、悲しさも楽しさも、大人よりずっと解像度が高い美し>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.4

適役、という表現では物足りない位に
、ナタリー・ポートマンの配役がこの映画の魅力に占めている割合は大きいように思えた。いや、ジャン・レノもそうだし、悪役のゲイリー・オールドマンもそう。他の人が演ずる姿
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フロッグ(2019年製作の映画)

3.0

事前に情報をあまり入れない状態で観覧できたのが良かった。ホラー映画でありながら、先の展開が全く読めないという点で、ある種のミステリーのような色彩もある。言外の設定についても、色々考察の余地がありそう。

アザーズ(2001年製作の映画)

2.9

ホラー映画のはずなのに、某国OTTのセンシティビティ警告で「恐怖度:普通」にされてしまっていたこの作品。若干出鼻を挫かれたような気持ちで見始めたが、最後にはなるほど、と合点のいくプロットの映画だった。>>続きを読む

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

2.8

イタリアの山奥にある一見のどかな村で、まるで中世の奴隷のような暮らしをしている小作農達。純朴な青年ラザロと村人達は、ある騒動を経て従来の暮らしから解放されることになる。しかし、彼らを待ち受けていたのは>>続きを読む

君こそがすべて(2016年製作の映画)

3.1

元カノに押し付けられた娘を養うためにスタントマンをしているチラリは、実は高い所も痛い思いも苦手な小心者。ビルの12階から飛び降りたり、カタパルトで吹っ飛ばされたりして稼いだお金を使い、なるべく子供に寂>>続きを読む

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.4

中盤の分岐点を前後して、全く違う内容の映画になるけれど、個人的には前半部分の方が面白かった。好きだった展開が徐々に心苦しいものになっていくので、何度か視聴を止めてしまう時もあったが、かえって後半部の方>>続きを読む

テッド 2(2015年製作の映画)

3.6

何も考えずに笑える映画が見たいと思っていたところ、これ以上なく正解なチョイスだった。前作も今作も平均評点が3.5であるというのが、このスタンスの映画に対する世間の冷静な評価という気がする笑。最後はうま>>続きを読む

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.1

今年に入って見た映画の中で、一番悲しい映画だったかもしれない。登場人物が皆何かしらの心の傷を抱えており、その一つ一つの背景がとても重い。せめてあともう少しだけでも、家族や身近な人を信じてあげられたなら>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.0

音や過激な描写で脅かしてくるようなホラー映画は少し苦手で、ジワジワ怖がらせてくれるような作品が好みなので、かなりタイプの作品だったものの、仕事で疲れている分には少しハードだった笑。預けられた祖父母の異>>続きを読む

ブラ! ブラ! ブラ! 胸いっぱいの愛を/ブラ物語(2018年製作の映画)

2.0

台詞は一切皆無のレトロチックなアゼルバイジャン映画。民家の合間を縫うようにして走る列車には、いつも色々な生活用品が引っかかり、車掌はそれを後で持ち主に返すのを日課にしている。そんなある日、列車に引っ掛>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

前作を見たことがなくても、十分楽しめた作品。映像・展開が素晴らしいのもそうだけれど、トム・クルーズが四半世紀以上もイケオジ具合であり続けている故に可能だった映像でもある。戦闘機での飛行シーンは迫力満載>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.5

東京五輪で話題になったアニメ映画を初鑑賞。80年代に既にこんな映像の作品が作られていたなんて、日本は本当にアニメ大国なのだなと実感する。原作の漫画も読んでみたい。

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.3

空き巣に入った家の主人がとんでもないサイコパスで、袋小路の返り討ちにされてしまうというダーク版ホーム・アローンのような話。泥棒視点で描かれている割に、正直、なかなかの因果応報であり、殆ど感情移入できな>>続きを読む

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

4.3

交通事故で最愛の妻を亡くした軍人のマークスは、事故現場に居合わせていた統計学者のオットーに、事故の裏で手を引くマフィア組織の存在を知らされる。怒りを燃やすマークスは、家族を顧みず復讐のための計画に身を>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.3

幼少時の交通事故で脳を怪我した影響でシリアルキラーになってしまった女と、幼い息子が行方不明になった過去に苦しむ男が、共同生活の中で痛みを分け合う物語。

事故の後遺症で自動車性愛者になり、スポーツカ
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ザ・トリップ(2021年製作の映画)

2.8

ありったけのお馬鹿要素とスプラッターを詰め込んだ映画。夫婦喧嘩の壮絶さを誇張するところがユーモアの核になっていて、グロッキーな描写にも関わらず、終始コミカルな印象だった。登場人物全員、絶望的に爪が甘い>>続きを読む

トイレのピエタ(2015年製作の映画)

2.9

主人公が余命宣告を受ける恋愛映画と聞くと、何だかありがちな最近の邦画のような印象を受けるけれど、実際には手塚治虫が原作。それも主演がRADWIMPSの野田洋次郎ということで、大分前から気になっていた。>>続きを読む

グランド・ジャーニー(2019年製作の映画)

2.6

絶滅危惧種の渡り鳥に越冬用の飛行ルートを教えるため、ノルウェーからフランス南部まで自家製飛行機で移動した少年の物語。実話ベースというのにも驚くけれど、何よりあの鳥のシーンはどうやって撮ったのだろう?美>>続きを読む

インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

3.6

またすごい作品に出会ってしまった。映画の好みは人それぞれとはいえ、サスペンスとしてのプロットが良くできていたという点では、鑑賞後、かなりの人が同意するのではないだろうか。殺人事件の容疑者と弁護士の会話>>続きを読む

人生スイッチ(2014年製作の映画)

2.7

南米版『世にも奇妙な物語』。ある意味、日本人には馴染みのあるコンテンツ形式で違和感はないのだけれど、「怒り」がテーマになっていることもあり、続けて見るにはちょっと疲れてしまう印象。個人的には、3本目の>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

2.8

 この位の評点のホラー映画が意外に良かったことがあったので(ザ・ボーイ)、面白いのかなぁ...と思い鑑賞。結論から言うと、当初の期待は裏切られたものの、これはこれでありなのかもしれないと思えた映画だっ>>続きを読む

アイヒマン・ショー/歴史を写した男たち(2015年製作の映画)

3.8

ホロコーストの責任者にしてナチスの戦犯、アイヒマンを被告とする世紀の裁判。独占放送権を得たテレビチームは、ユダヤ人虐殺の非道さを世界に知らしめるべく、刺激的でエモーショナルなシーンをカメラに収めようと>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.8

スピンオフ作品は避けがちなのだけれど、偶々立ち寄った時間帯に観れるのがこれとポケモンしかなかったことと、「ジュラシックパーク」ブランドを信じて鑑賞。

映画館に行く前に、既存のスピンオフ作品をおさらい
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