とらもさんの映画レビュー・感想・評価

とらも

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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

よかったなぁと思ったが検索する感じ賛否がセンシティブな映画になってるらしく意外だた。

自分はトイストーリーって「持ち主=神」「おもちゃ=信徒」という他で見られないくらいに純化された一神教映画だという
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

13F・トゥルーマンショー・恋はデジャヴあたりの設定で娯楽ハリウッドエンタメに昇華した感じ
挙げた作品に通ずるSFみも個人的には匂いましたがSFらしい剥き出しの真実みたいなのは他の作品ほどは感じられず
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.2

話の筋は本当にシンプルだと思う
300本くらいみたけど振り返っても一番シンプルな映画という気が
これはミュージシャンの伝記映画(という音楽鑑賞映画)としてなんの不満もない

個人的にはkeep you
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.7

全部自分でやったってどういうことだよ?自分で実際に全部やったってことだよ!!!!(錯乱中)

シリーズのキャラクター相関図と所属機関は復習しといたほうがいいかもしれない。混乱した。

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

あちら側にいるヴァネッサとの面会シーンが3回あったと思うけどどれも素敵だった。あれがデップーの脳みその中で起こってたんならほんとに嬉しいな。虐待されて育ったデップーの中にもヴァネッサの愛が根付いてた証>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

2.3

嫌いな物語です。
「二人の出会いは運命だったという奇跡・過去改変ファンタジー」を「現在からはどうしようもない被災」とくっつけられるのが俺にはわかりません

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.8

「死の戦」へと向かう内面がイーサン・ホーク以外は説明されずにすすむものの(デンゼルワシントンには最後の最後でなぜか足されるものの)、「七人の侍」(とそのフォロワー)の話の構造ってこうじゃんかぁという観>>続きを読む

崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

動く絵本

いつもジブリにある「現実」がない。ジブリの作品は動作はリアリズムに徹し、動ける空間を設計する(千と千尋なんか湯屋の空間的な説明は見たすぐ後に聞けば全員できると思う)。そこからエンタメ的な歪
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

晩年の宮崎駿の映画は善悪がはっきりしない
でもこの映画に限って言えば「他者との不敬な距離のつめ方」が「悪」だ。
カオナシが他者と敬意を持って人間関係をもてるようになったらカオナシは敵ではなくなる。善悪
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現地(にいない)特派員(2016年製作の映画)

3.0

リッキージャヴェズ監督脚本助演

リッキーは英国を本拠にしながらゴールデングローブのホストを4度こなしアメリカでも知られてる世界的な芸人さん
芸人さんとしておしゃべりもスタンダップも一流だと思うのだけ
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ウォー・マシーン:戦争は話術だ!(2017年製作の映画)

3.7

ブラピさんがわざわざこのために来日してくれたNetflix配給の映画。見た目や邦題に反し、題材はシリアスすぎるほどにシリアス。横からなんか出そうなショーパンでドタドタ走るブラピの姿はコメディチックなの>>続きを読む

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

これはひどい

原作を知らない。が、映画的には明らかに色々足りてない。冒頭にスーパーマンの死亡で「世界がどのように悪くなるのか」の視覚化がないとスーサイドスクワッドを作る必要性がわからない。(これに限
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

はっきり言って面白くない

これがフィクションなら主人公たちが大儲けするだけでなく詐欺を働いた住宅金融会社、投資銀行のモラルに欠けた連中へと鉄槌がくだる。マークが気持ちのいいお説教をし彼らはこうべを垂
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

4.1


グラン・トリノをより軽くコメディチックにしたような作品。愛らしい子供にチェンジされた、ジジイと子供のハートウォーミングな交流に、がっつり引っかかり、いい映画だなと思いました。


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エンド・オブ・ザ・ワールド(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

世界終末もの&恋愛

酒飲んで適当に見てたので色々見逃し勘違いの可能性は大いにあるが、この映画の主題は愛じゃなくて優しさだとおもう

隕石が落ちるまで2週間。人類全員の余生が2週間ともなると、全ての行
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ペット(2016年製作の映画)

3.9

ベイブ2+トイストーリー1・3
だけどストーリーはあんまかも

動物ごとの喜怒哀楽描写が素晴らしい
言葉はクールでも尻尾フリフリしてるのかわいい
僕は猫派だけど犬中心で話は進むので犬派の方がより楽しめ
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

4.1

ジャウムコレットセラ(何も確認せず言えた試しがない)のファンなので公平かはわからないがやっぱり面白かった。

セラ監督はジャンル映画から良質な部位だけを切り出して独自のアレンジを加える作風。

この肉
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ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

3.3

一作目の構造がおもしろかったのにその構造なしに映画一本にしてもキャラの魅力だけじゃもたないなという感想

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

密室もの。誰が出れるのかが焦点。

AIが誕生すれば人間の脳みそなんてショボい。日常生活にAI人なんかいたら辛いだろうなぁ。AIに生存本能仕込まれてたら地球の寿命縮める人間なんて生かすべき理由がない。
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アメリカン・レポーター(2016年製作の映画)

3.8

2004年アフガニスタン紛争のレポーターに転身した女性記者が3年間カブールで取材するストーリーの映画

なのだが、話のひっぱりに使われてるのは実は戦争やアフガニスタンの情勢ではなくアメリカに彼氏がいる
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プリズナー(2007年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画としては何の意外性もなくとろとろ進むのでちょっと苦手なタイプ。
キリスト教映画としてもみれるような。
でも本命はあるべき司法制度の形を提示する映画。


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以下テーマに関する雑感
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

親の欲望を満たすことが自分の夢なのだと思い込まされた人のお話。欲求を満たすためのモノとして親に扱われてるのだと薄々気づきながらも子は親の愛情を信じようとする。それに毒親はつけ込み、子供の夢を否定し、自>>続きを読む

16ブロック(2006年製作の映画)

4.2

鬼ごっこ映画

色々ありえないしB級臭いんだけどさ、決まりきった定石をはずす挑戦をこまごましてる作品で、なにより最後の方の展開が素晴らしいなと思った

ゆるーく見てると意外と泣かされる系
(ゆるく見な
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.4

誰しもが社会の中へ投げ込まれた時点でつきまとわれる<仮面>の問題を描いた作品なのだと思う。

公共空間に出た瞬間から人は<ペルソナ/仮面>を被ることになる。

自分----<仮面>----社会
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.2

設定聞いてもっとお伽話なんだろうなと思って敬遠していたらこんな感じなのか。二人のリアクションやら表情の変化やらディテールがやたらリアルで記憶が引きずりだされる。なぜだか見終わってから心にずしんとしたも>>続きを読む

最後の追跡(2016年製作の映画)

4.0

Netflixオリジナルながら本年アカデミー賞作品賞•脚本賞ノミネート作品

らしいので見た。(見終わって確認したところ海外では劇場公開してるみたいなので日本だけNetflixのみの公開ということかな
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.9

読んでから見るか、見てから読むか。読んでから見たほうが話の衝撃は強いかもしれないけど見てから読むのもいいなぁ。

この話は刺さってしまった人には奥の奥まで刺さるだろう。そして抜けなくなってしまうのだ。
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不屈の男 アンブロークン(2014年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

イタリア系アメリカ人で1936年のベルリンオリンピックで陸上選手となった人が主人公。太平洋戦争で徴兵され日本との戦争に巻き込まれていく話

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公開が1年遅れ縮小された流れに対しては馬
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.9

今、この瞬間のこの平々凡々な日常は、美しく、替えがきかない。それが見過ごされてはいけない。ましてそれが壊され失われるなんておかしいよ。

と、言葉では極めて陳腐なのだが、映画ではそれが見事に表現されて
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ヤギと男と男と壁と(2009年製作の映画)

2.0

率直にひどい映画。コメディ映画で寝かけてしまった

ニューエイジ運動を、国家権力の中枢、軍にもちこんだらどうなるかという話。

「自由と民主主義」を旗印に大真面目な米軍はイラクで惨劇を引き起こしたけれ
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.1

現代アメリカに降り立ったドンキホーテ
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騎士道物語を読みすぎて気が狂い自分を騎士だと思い込んで旅に出るドンキホーテ。風車を巨人と思い込みロバに乗って突進するような滑稽なおじいさんを描い
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

辞書を作るお話

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単語を集め、語釈を書き、用例を示す。たったそれだけのことを15年続けて一冊の辞書となる。その数30万語。

コミュ障を主人公に彼の同僚との友情と恋人との付き合い
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ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.7

ホラー映画

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映画とは関係ないけど
何年か前にヤクザとの付き合いで芸能界から追放された芸人さんを連想

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裁判シーンはさすがに嘘だろうと思ったら本当みたいでびっくり

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イエロー・ハンカチーフ(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

幸福の黄色いハンカチーフのリメイク作品らしい

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たまたま一つ前に見た映画とテーマが似てたかな

愛を表現するために待つ話&思春期の少年少女が失敗しながら愛情を表現する話

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ハッピーエンドが書けるまで(2012年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

「そんなのどうでもいいわ」
「私がバカなことをした時は待っていてね」

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ある女性のその場限りでしかない言葉を真に受けた娘と父の話。「愛」は維持するには日々の積極的な行動を必要とする
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バッドママ(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

育児しながら仕事してるのに夫は何も手伝わないのでママぶちギレ。悪いママになると宣言して弾けだす。

ハングオーバー!の脚本家なので下ネタ多め

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前半がサイコーに面白かった。悪ママ同盟の
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