とりさんさんの映画レビュー・感想・評価

とりさん

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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

大泣きの前評判に、涙活覚悟で臨んで来ました。

結果から申し上げますと、私はそんなに泣けなかったです(^_^;)
ユリス君の臨終シーンは確かに泣いた。
ズッ友シーン感動です。

しかし、恋愛絡みのスト
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

-

たまたま観る事になった映画です。
正直、今まで観る事を避けていた映画でした。
世の中には悲劇や悲恋は山程あるから、だからこそフィクションである映画にはハッピーエンドであって欲しい、幸せな恋人達が熱いキ
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スペシャリスト 自覚なき殺戮者(1999年製作の映画)

4.5

アイヒマン裁判の撮影記録だけに絞り、解説もコメントも何もない作品です。
アイヒマンとエルサレムとのやり取りがバイアス掛けられず観れるのは大変興味深く、内容の濃さに圧倒されました。

アイヒマンとエルサ
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視覚障害(1986年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

視覚障害者の日常を「感動ポルノ」にしていない。
学生も先生も「個人」として丁寧に撮影されている事に感動しました。

先生の付き添いで、校内の様子を教わりながら歩く女の子。
階段や場所を覚えるのに一生懸
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法と秩序(1969年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

各事件を淡々と写し出される映像を見る内、その場所に自分がいる感覚に陥らせる非常に独特な作風です。

フレデリックワイズマンの「4ない主義」と言われる

○テロップなし
○ナレーションなし
○音楽なし
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さよなら、人類(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アキ・カウリスマキ監督の作品を思い出されました。
北欧の作風はこんな感じが多いのかなぁと。

ハリウッド文化に慣れ親しんだ日本の大衆文化にはあまり合わないかもしれません。(^_^;)

この映画、三部
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立喰師列伝(2006年製作の映画)

2.0

押井守監督作品への忠誠心が問われる作品です。(笑)

監督作品として一番最初に見ちゃいけない映画だと思うので、もしも最初に観ざる得ない場合は、応急対応として小説を読まれる事をオススメします。(^_^;
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皆さま、ごきげんよう(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

万人受けする映画ではない印象です。

ちょっと見だとストーリーはバラバラ、ちょっと変わった隣人達の日常の幸福や不幸が淡々と流れ、感動や心をぐわんぐわん動かされるクライマックスもない感じ。
客席から寝息
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アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

アイヒマン捕獲に至る経緯はあまり語られる事はなかった中、戦後のドイツとイスラエルについての関係性と各国内の思惑をうまく絡めながら、アイヒマンをじわじわ追い詰めていく経緯が大変面白かったです。
自国で自
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モンパルナスの灯(1958年製作の映画)

4.2

芸術家は死後に値打ちが跳ね上がる。
これについて、リアルに考えさせられる作品です。

画商モラルの死の商人っぷりと、フランス人から見たアメリカ人の印象が色々と心に引っ掛かりました。
アメリカがあれじゃ
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赤い橋の下のぬるい水(2001年製作の映画)

4.7

大人の爽やかエロ恋愛物語。

シーン、台詞、物語に心抉られた果てに
「人生なんて、男と女なんてこんなモンだよ。」
と今村昌平監督の笑い声が聞こえたような…。

観終わった後に、こんな幸せな気持ちになれ
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

戦争や迫害で極限の状態に追い込まれた人間の心理と行動が上手く描写されています。

強者と言う免状があれば、いくらでも他者に残酷になれるのか。

弱者と言う罪状を背負い、虐げられ悲しみの中に死ぬか、強者
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男と女(1966年製作の映画)

4.2

ものすごく陳腐ですが
恋の終わりと、愛の始まりの物語。

恋は相手に近付こうとして
愛は相手を理解しようとする

これが恋愛なんだろうなぁ
とぼっちの私なりの所感です。
恋愛って良いものですね。(^-
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緋牡丹博徒 花札勝負(1969年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初鑑賞です。
全くの素人感想なのを。<(_ _)>

くるくると切り替わる画面、馬や鉄砲、毛穴まで見えそうなローアングルの迫力。
ともかく面白かったです。楽し過ぎて時間を忘れました。(´▽`*)
笑い
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さとにきたらええやん(2016年製作の映画)

5.0

心とフトコロが寒い時こそ胸をはれ

この曲と映画を思い出す度に、まだ色々な感情が涙になって溢れてきます。

優しい、みんな優しい
しんどい毎日の中、みんな支え合って生きている

親のしんどさを背負って
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ホワイト・ドッグ(1981年製作の映画)

2.5

辛口のスコアすみません(ーー;
しかし、ド素人である私が批評なんておこがましいのでとりあえず置いといて・・・。

この映画で個人的に想いを巡らした事を記載します。

ホワイトドックについて、元は黒人奴
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海に出た夏の旅(1980年製作の映画)

4.0

食料供給の為、海鳥とその卵の採取する任務で無人島に送られた少年兵達の成長物語。
・・・なんですが
まず食料不足に無人島で海鳥と卵捕って対応しようとするざっくりした所がロシアらしい。

しかも、卵と海鳥
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地下水道(1956年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

一言、『絶望』で終わる映画です。
映画開始5分程の時点でキャストの死亡フラグが宣言される絶望感たら(ーー;
まぁ、ワルシャワ蜂起の地下水道の話だし、そりゃ絶望感しかないですよね。

素人なりの映画の背
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約束の土地(1974年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

時は19世紀末、産業革命の波と資本主義、富裕層と労働層、天国と地獄の扉は今ここに開かれたのであります!

もうね、これ19世紀末が舞台なんですよ。

新しい機械を入れたからお前らは来週解雇だとか、上司
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アイヒマン・ショー/歴史を写した男たち(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アイヒマンとユダヤ人虐殺の入門編的な要素が多い映画でした。
「まとめ」として観るなら、よく1時間半でまとめたなぁと感心しました。

途中に強制収容所で生き残った方の証言や収容所内の様子を撮った映像が流
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アルプス 天空の交響曲(2013年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

アルプス大きい!
色んな国にまたがっているので、その国ごとの産業、文化、歴史があって、各国それぞれがアルプス活用(利用)して生きてるなぁと言う印象です。

恐らくその流れは今の日本のインフラやら観光や
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