おとりさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

おとりさん

おとりさん

映画(195)
ドラマ(0)
アニメ(1)

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

2人の青年が出会い愛しあう、ひと夏の物語に、別れた後の冬のエピソードがつづく、恋愛もの、かつ、主人公の一人、17歳のエリオの成長物語。

主人公の2人は美しいし、イタリアのロケーションも最高。なのに、
>>続きを読む

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.4

両親を亡くした小学生6年生の【おっこちゃん】が、祖母の経営する温泉旅館の若女将修行を通じて成長していくというストーリー。

調べたら原作は、小説20巻、漫画原作7巻、テレ東で24話の帯アニメ、とかなり
>>続きを読む

フラワーショウ!(2014年製作の映画)

1.0

植物に溢れた映画を見たくてチョイスしたが、色んな要素を詰め込みすぎていて、不完全燃焼のかたまりのような作品だった。
庭づくりのエピソードだけで、充分成り立つと思うのだけど。彼女の自然に対する考え方、素
>>続きを読む

八月の鯨(1987年製作の映画)

4.2

主な登場人物は5人で、いずれも老人です。
中でも、主演のリリアン・ギッシュ、演じた当時、91歳のチャーミングさに感動します。

出てくる皆のかかえる問題は様々ですが、それでも今の自分を受け入れ、相手の
>>続きを読む

女優霊(1995年製作の映画)

4.0

夏になるとホラーを見たくなるのは、子供の頃によく見た「あなたの知らない世界」(日テレのワイドショーの企画もの。)の影響かしら?
再現ドラマがおどろおどろしくて、出てくる役者さんも名前の知らない方たちで
>>続きを読む

仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

4.3

じっとりした梅雨の季節、びしょびしょに濡れた映画を見たくなる方はいませんか?
私はなります。
そして、毎年のようにこの作品を見ています。

Jホラー、あまたある中でも、一二を争うくらい好き。
廃墟みた
>>続きを読む

ミカドロイド(1991年製作の映画)

3.2

大学時代、実家でひとり、深夜ロードショーで見た作品。
パッケージで、ミカドロイド(人造人間)の姿を確認してから見たら、また違った印象になってたかも。
予備知識なく見たので、おどろおどろしいストーリーの
>>続きを読む

彼が愛したケーキ職人(2017年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

あぁ~、来た、来ちゃった、これはしばらくダメージくらうタイプの作品だ!

ドイツでカフェを営むケーキ職人・トーマスの元に現れた、一人のビジネスマン・オーレン。トーマスのすすめた【黒い森のケーキ】を味わ
>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.4

埼玉ディスり映画なのに、埼玉をもっと知りたくなる、埼玉愛にあふれた作品。
千葉愛にあふれた千葉県民も楽しめますよ。
大人数でみると、なお盛り上がるかもね。

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.2

自分発信では見ない作品。友達に誘われ映画館で鑑賞。
終盤までつづく淡々としたドラマは、結末への伏線と思いきや、ラストはとんでもないことに!
監督の熱は感じるが、シートで寝息をたてていた観客もおり、なか
>>続きを読む

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

3.2

日本とウズベキスタンの国交樹立25周年記念映画。
監督、黒沢清をつかったことで、若干、不穏な空気感(仏頂面の前田敦子。街中を走る時は、常にに小走り)あるも、異国の美しい景色、建物が楽しめる。
ストーリ
>>続きを読む

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.6

ジャンル分けするのが難しい映画。
モダンホラーよりのファンタジー。SFでもあり。大人の童話。

理解するには、時間がかかりそう。

オススメの方。
ギレルモ・デル・トロ好き。
ピーター・ジャクソン好き
>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

5.0

2016年に公開された「この世界の片隅に」に、主人公のすずさん・友人リンさんの交流、周作さん(すずさんの夫)とリンさんの繋がりなどが追加された作品。
追加シーンがあることで、より作品世界を掘り下げて楽
>>続きを読む

劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

↑のスコアは、おっさんずラブのファンとしての点数。
映画フリークとしては、別のスコアになると思います。

なんといっても、ドラマリピートして、DVDボックスも買って、良かったね~、2人、幸せになれて良
>>続きを読む

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.8

マイケル・ファスベンダーは好きですが、彼の憎たらしさったらなかった(笑)。
さすが名優です!

アメリカの奴隷制を描いているので、当然、見ていて心地よくなるものではないのですが、あまりの理不尽に怒り、
>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.8

女性同士の恋愛もの、カンヌでグランプリをとった作品、くらいな予備知識で拝見。

うっ、心臓が痛い。
心に刺さります。

端的に言えば、二人の出会いから、別れまでの話ってことになりますが、恋愛には、始ま
>>続きを読む

ディセント2(2009年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

洞窟・モンスターもの、ホラーの続編。
2009年公開。

前作のラスト、あの状況でまさか助かるとは思っていなかったサラの登場から、ストーリーは始まる。

色々あるけれど、詳細は省略。

前作でバトった
>>続きを読む

インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

3.2

ソウ、デッドサイレンス、死霊館、のジェームズ・ワン監督。
スマッシュヒットした、インシディアス、の続編。

前作の最後、霊能力者エリーズの導きで息子を「彼方」(日本人の感覚だと三途の川あたり?)から連
>>続きを読む

ハウンター(2013年製作の映画)

3.4

「リトルミスサンシャイン」のアビゲイル・ブレスリンが主演。
すっかりティーンですが、子役時代のぷよぷよ感は変わらず。
2012年の公開だから、今は違うかもしれないけど、可愛いくて、私は好きです。

>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.1

PCの画面だけでつながる一つのストーリー…?
想像出来ないところで見始めたら、なるほど!納得。
作品の軸は、失踪した娘を探す父親の物語なんだけど、ちゃんと前日譚、後日談も描いていることで、事件の背景が
>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

事件解決の鍵は電話の声だけ。
パッケージのあおり文句に誘われて、個人的、北欧映画週間に鑑賞しました。
主人公の警官が追う誘拐事件と、彼が電話交換手として働くことになった経緯は?
二つの謎が絡まりあいな
>>続きを読む

デンデラ(2011年製作の映画)

3.6

マルタのやさしい刺繍、からの、おばあちゃん映画つながりで。
姥捨伝説の映画、楢山節考みたいな感じ?くらいの予備知識で見たら、ぶっとびました。
捨てられた老人たち、訳あって女性のみが暮らす集落を襲う熊と
>>続きを読む

マルタのやさしい刺繍(2006年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

八月の鯨、をレンタルできず、おばあちゃん繋がりでこちらをレンタル。
閉鎖的な村社会の中で若き日の夢を叶えようとするマルタの奮闘を描いています。
最後はハッピーエンディングなんだけど、そこに至る道筋は一
>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.8

社会人になってすぐの頃に見た映画。
起こってる事象のブラックさに比して、ストーリーは淡々とすすんでた。
大きなお腹で歩きまわるフランシス・マクドーマンドが好印象。どこか憎めない悪党コンビを演じるスティ
>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

娘を殺された母親が遅々として進まない事件の捜査にじれて町の片隅に3枚の看板をかかげる。そのことが、警察署長はじめ、周囲の人物に波紋を広げていく。
そんな予備知識をいれて、見始めた本作、いい意味で裏切ら
>>続きを読む

ピクセル(2015年製作の映画)

3.0

タイトルどおり、ピクセル(立方体)を見せたい作品。
キラキラ光る立方体が、巨大な集合体になったり、打たれてバラバラになったり、キュートなキャラクターになったり(Qバートが可愛い!)するのを見てるだけで
>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

3.8

オクタヴィア・スペンサーにハズレなし、前向きになれる映画がみたい!
そんな意図で鑑賞したのですが、思ったとおりの良作でした。
声高に権利をうったえるのではなく、やるべきことをやった上での啖呵の格好よさ
>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

アニー・プルーの、硬質な原作も好きだけど、アン・リーの叙情的な映画も素晴らしい。
原作の精神をそのままに、更に磨きあげて、輝かしい作品を作り出しています。
ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、ア
>>続きを読む

ひかりのまち(1999年製作の映画)

5.0

イギリス映画、群像劇。
初めて見たのが、深夜の映画枠だったので、尚更、画面を埋める闇、美しいネオンの灯り、人々の喜びや悲しみ、現実の辛さ、孤独など、いろんな感情が胸にストンと落ちて、忘れがたいものとな
>>続きを読む

西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

5.0

映画を先に見て、あまりに好きすぎて、梨木香歩さんの原作も読み、作品世界の豊かさ、透明感にもどっぷりはまりました。今や私の本棚の一番の宝物は、梨木香歩さんの作品かも。
学校をエスケープした少女が、一夏、
>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.1

ユニークフェイスの少年が社会と折り合いをつける、ストーリーは王道ですが、周辺の人物たちの感情まで丁寧に描かれていて、秀作です。
主人公のオギーを評した校長先生の言葉、静かな強さ。
賢さゆえの諦念を備え
>>続きを読む

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

同じ監督がハリウッドでリメイクした作品、「失踪」を見たことがありますが、原作の「ザ・バニシング―消失―」の復刻版をTSUTAYAで発見し、早速拝見しました。
伝説のサイコパス映画。免疫ない人がこれを見
>>続きを読む

モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

作品の始めのほう、山崎努が演じる【モリ】が庭を散策し、その目線のうちにクローズアップされる植物や生き物、空や水や光、何もかもが美しくて、この映画好きかも!ってなったのが、テンションMAX。
そこが頂点
>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.8

天才少女をめぐる、おじと祖母の争い。
ストーリーに予想外のところはないけれど、思いのほか楽しめたのは作品のテンポが良かったから。
登場人物は、みな魅力的。
誰一人、悪人がいないのもいい。
世の中、捨て
>>続きを読む

アニー(1982年製作の映画)

3.8

テレビ番組で紹介していたので、興味をもってDVD観賞しました。
有名な劇中歌「tomorrow」以外も、ダイナミックなダンスやテンポのいい曲調、または叙情的な歌詞やメロディーが耳に残る、素晴らしい曲が
>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.5

ポケモン世代ではないし、ポケモンGOに夢中で自転車とばしてた中年女子にぶつかりそうになって悪態つかれた黒歴史あり。
なんとなく敬遠してた作品でしたが、見たらすっかりピカチュウの可愛さにやられました。
>>続きを読む