とりももさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

とりもも

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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.6

絶海の孤島の灯台守。過去の罪を隠して灯台守となった若者と、この灯台を長らく守って来たベテラン。たった二人の閉ざされた世界。
ベテラントーマスにも何か謎があり、イーフレイムが見るモノは夢なのか幻なのか。
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

結婚を考えた相手に親族も友人も一人もいないと言われたら。その事を含め名前も仕事も全て嘘だと分かったら一体どうするだろう。由加利が、さっさと別れる!とならないのは相手の状況が関係するだろうし、1番大きい>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.5

この時期に見るのにぴったりの夏休み映画。久々子ども主人公のピュアな映画を見ました。1980年代を感じて、小学生の頃に気持ちに帰る。ちょっとしたきっかけで物凄く仲良くなって、またね!を永遠に言い合う濃い>>続きを読む

ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

黒人の地位向上を目指すブラックパンサー党とFBIの戦い。FBIの汚いやり口。FBIに脅されブラックパンサーに潜入させられる者も複数居て、FBI内でも上層部に脅され支配される下部組織。黒人運動にさほど興>>続きを読む

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.5

ジャンヌ・モローの美しさ。マイルス・デイビスの曲とモノクロ映像。彷徨う美女を鑑賞する映画かも。
今見るとストーリーはちょっと緩い気もするけれど当時の警察の捜査能力はこんな感じ?
部屋に閉じ止めたつもり
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EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.2

気が強くで傲慢でお金持ちお嬢さんが反目し合う幼馴染とふとした事から恋に落ちる。まあよくあるストーリー展開。荘園貴族のお金と暇たっぷりの恋愛は中学生(いや現代だと小学生?)みたいな感じ。
お屋敷の豪華さ
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

4.0

葬儀は誰の為のものなのか。私も何となく残された人たちのもの、そんなふうに感じていたけれど。
孤独死した人の遺品から身寄りや親しい人達を探し出す作業を丁寧に行う主人公。最後の最後まで亡くなった人たちに寄
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テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

3.5

あーやっぱりそうなってしまうのかぁ。子供にとって楽しそうにドレスを作っている母は大好きだけど、何やら不穏な動きには敏感。
夫も不満を見せつつも自分で食事を食べていたりして、ある意味彼女の仕事を認めてい
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仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

3.6

自分を窓から覗き見ていた男に接近するなんてゾッとするけれど、背に腹は変えられないって事でしょうか。でもフィアンセに内緒でそんな関係続けられる?イールも彼女がなぜ自分に近づいてきたのか理由は分かっている>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最高の夫婦のように見えていたけれど、妻は不倫を繰り返しそれを知っても妻を失う事を恐れ何事も無かったかのように過ごす夫。夫婦にはそれぞれの形があるでしょうが、やはりこの状況に夫は苦しんでいた。その気持ち>>続きを読む

パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

孤独で裕福な老人を騙しまくる悪徳弁護士の話かと思っていたら、悪の世界と繋がる謎の老人とその黒幕との凄まじい戦い。
それにしても、当人の知らない所で勝手に認知症をでっち上げられ強制的に施設行き。財産管理
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5月の花嫁学校(2020年製作の映画)

3.6

1960年代のフランスでもこんな感じだったのか。フランスのイメージとしてはもっと男女格差は少ないのかと勝手にイメージしていた。
こうやって女性の役割を家庭内に限定した教育をして、それしかないと思い込ま
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

あんなに頭の良いアンディが、上司に認められない理由が自身のファッションセンスを全く磨こうとしない姿勢だとなぜ気づかないのかなー?とは思う。しかしアン・ハサウェイの可愛さ美しさに業界トップクラスのコーデ>>続きを読む

私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)

3.7

子供に迷惑は掛けたくない。1人は寂しいけれど、子供の元へ(都会)へは行きたくない。自分の死後のお葬式が心配。何なら早くあの世へ行きたい。世界中どこの国でも同じような悩みを持つご老人は多いでしょうね。す>>続きを読む

白い牛のバラッド(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

冤罪で夫が死刑になってしまったその後の物語。冤罪死刑判決を下してしまった判事の贖罪。本心から贖罪の気持ちがあるならなぜ身分を偽ったのか。微かな光だったはずのものが地獄へと突き落とす。
宗教的な考えから
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

のんがかわいい。可愛すぎるので会社内の準お局?とかの感じが全くしないし彼より年上にも見えない。一人が大好きだから一人道を突き進んでいるのか、一人の寂しさを感じないように一人道を突き進んでいるのか。やっ>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

気にはなっていたけれど見る気がなかなか起きなかった作品。麦と亮平は似すぎ。で、あの顔だもの顔が同じってだけで寄って行ってしまうよね。結局朝子にとって亮平は顔だけ、後は震災というタイミングだったから付き>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

このベイビー・ブローカーは悪だろうか?少なくとも彼らはお金だけが目的ではない。赤ちゃんの面倒を良く見て、赤ちゃんを渡す相手のことをよく観察し、赤ちゃんのための親選びをしているように見える。子供を捨てな>>続きを読む

ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

残念ながら私にはダメでした。フランス人って親子間でもあんな性的なジョークを言うものなの?それとも家庭が崩壊してるから?
妻の方は完全に愛情は消え失せて愛人へと走り、捨てられた夫は若かりし頃の妻との馴れ
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PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.5

シュールな映像に、何か可笑しさを含んでいる主人公の佇まい。代理ミュンヒハウゼン症候群?エスカレートする様子が恐ろしい。ドアの向こうで何が起こったのか。ドアのアップがこんなに怖いなんて。
ワンコ!!

スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.8

相手を想う気持ちが強ければ強いほど、その想いが最強のエゴになってしまう。それぞれの気持ちも分かる、だけどどうすればいいのか。あのコンサートの席に座っていてくれるような、そんな希望を持ったけれど。

さがす(2022年製作の映画)

3.0

何だかさっぱり意味がわからない。
おとーちゃんはお金目的でこんなことに手を染め、罪を逃れるためにあんな行動?そうなると妻の事を思って、ではなく自分が辛さから逃れる為。そんなふうに見えてしまう。娘はかな
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.5

第二次対戦中のドイツの暗号解読の為の極秘任務に就いた天才数学者アラン・チューリング。
今までこの世に存在しない、天才にしか理解し得ないものを創り出す事の大変さ。周りにその事を理解できる人はほとんどおら
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よこがお(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

何と無く気になっていた作品。
復讐の方法で最強なのは、相手の愛するものを奪う事!?
相手の「愛するもの」の見極め。映画の中でも最愛なるものの最愛たる所以が全く出て来ないのでね。自分に置き換えての思い込
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.5

こうやってちょっと思い出す人は居ると思うけど、お互い思い出す相手が一致する率はどの位だろうか?とか思う。
伊藤沙莉がどーしてか気になる可愛さ。好きです。接点のなさそうな二人の出会いが、あぁーと納得だっ
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.2

中学からの片思いを引っ張り続け拗らせ具合が最強の主人公ですが、それでも想いを寄せてくれる人がいるんです。1か2か。そもそも1を選択肢に入れていいものなのか?

天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.5

ウディ・アレンと三谷幸喜を足して2で割ったようなスレイマン監督の姿をジッと追ってしまう。ほとんど台詞が無く、大きな出来事も無い。人が不自然なくらいいなかったり、ファッショナブルな人々が街に溢れていたり>>続きを読む

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.8

タイトルだけ聞くと、キラキラしたものを感じていたのですが。
親には決して相談できない(あの父親なら尚更)大きな問題に自分だけで対処しようともがく。従姉妹という協力者がいてくれて良かった…。映画「JUN
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.6

かつての映画スターが舞台での再起を目指す。登場人物が皆精神的に不安定で、大丈夫なのかと見ていてハラハさせられる。俳優としての成功を夢みる人達の不安感が充満している感じ。あの舞台が高評価だった理由は?話>>続きを読む

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.8

犯罪者の再起を阻むものとは何だろうか。彼がもし神学校への入学を許されたならどうだっただろう。村で起きた事故の被害者と加害者の立ち位置の曖昧さと隠された事実。コスチュームの威力。

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

交通事故被害者が加害者のお葬式に行くシーンは「空白」を思い出すけれど対応が真逆。映画の中で繰り返し出てくる言葉「舐められてる」を表しているのだろうか。
色んなことを怒らずに我慢して来た良子が「舐められ
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.2

先生って、先生ね。
あの浮気は絶対バレてるでしょ!自分は浮気してても奥さんの浮気は許せんって感じなんでしょうね。
手の込んだ復讐。教習所の人もノコノコとやって来るかねーw
軽く楽しめる作品です。

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.8

選べないことだけど、何処の土地に生まれるかってその後の人生に大きく影響することだと思う。主要産業が無くなりどんどん荒廃してゆく街。彼らはそこでスケボーという楽しさを見つけて過ごしているけれどそれだけで>>続きを読む

また、あなたとブッククラブで(2018年製作の映画)

3.2

名女優さん大集合的な興味で見てみる。ジェーン・フォンダを見るのはいつ振り?!皆さんお年を召されましたがやはり美人は歳を取っても体型が多少変わっても美人なのです。本の感想を語り合うのって楽しそうですが、>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ガツンと来てスカッと!!なストーリーを想像していました。が、えええ!?
キャシーが決して許すことのできない出来事はうやむやにされ、加害者たちは何事もなかったかのように幸せを謳歌している。罪の意識なんて
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.8

一人バカンスに訪れた海辺で、ある親子の姿から自分の過去へと記憶が引き戻されてゆく。
彼女は何故あんな行動を?若い母親に対して娘を失う事へ警鐘を鳴らす為?過去の自分への警鐘のようにも思えるけれど。
あの
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