toriten45さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.1

心を癒すために開発されたAIロボットが徐々に子供を支配していくさまが恐ろしい…。でも怖すぎずちょっと面白く、想像通りの展開とオチで楽しめました。

“安い、うまい”ホラーを産み続けてくれるプラムハウス
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.1

『マン・オブ・スティール』('13)で始まったシリーズの第3弾でありDC系ヒーローが結集する『ジャスティス・リーグ』('17)に繋がっていきます。これらを総称してDCEU(DCエクステンデッド・ユニバ>>続きを読む

レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.1

アカデミー賞で5部門に輝いたサイコスリラー『羊たちの沈黙』('90)の続編で『ハンニバル』('01)に続くシリーズ3弾目。

レクター博士を演じたアンソニーホプキンスの頭脳明晰なサイコっぷりは健在でし
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.1

ボクシング映画は結構好き。アメリカン・ドリームをつかむ『ロッキー』('76)とか、栄光からの転落を描いた『レイジング・ブル』('80)や『キッズ・リターン』('96)などなど。スカッとしたり、孤独な人>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.1

“ビートルズが存在しない世界”という変わってるけど面白い設定で存分に楽しめました。分かりやすくて万人受けする作品ではないでしょうか。

もし突然、ビートルズが世の中から消え、1人を除く世界中の人の記憶
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.1

ジャケ写がすてき。真ん中の強者が高々とベルトを掲げて、まるで栄華を極めた古代ギリシアの彫刻のよう。別の作品を映画館で観賞した時にズラッと並ぶチラシの中でひときわ目を引いたのがこれ。FilmarksのT>>続きを読む

永遠の0(2013年製作の映画)

3.1

特攻隊員として亡くなった祖父はなぜ臆病者と呼ばれたのか?戦争を知らない世代の若者(三浦春馬)が、当時の祖父を知る生存者たちに聞いて周るうちに、徐々に祖父の人物像が見えてくる構成はわかりやすかったです。>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.5

お困り顔のベネディクト・カンバーバッチは助かるのか、助からないのか。その顛末は17分後に明らかとなる〜、って話の短編映画(17分)でした。

『チャーリーとチョコレート工場』('05)の原作者ロアルド
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.5

ヒッチコック的なハラハラを味わえるジャウマ・コレット=セラ監督の巻き込まれ型サスペンスです。“巻き込まれるリーアム・ニーソン”3部作で、『アンノウン』('11)、『フライト・ゲーム』('14)に続くラ>>続きを読む

オーシャンズ13(2007年製作の映画)

3.1

豪華スター共演で、緻密な計画を立てて難しい盗みをやってのけるというクライムものです。

パート3はホテルを乗っ取られた仲間のリベンジのために再集結。

ストーリーはテンポよく進行している感じはしますが
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.1

伝説の殺し屋が足を洗ってもなお裏社会からは抜けられない。『ボーン』シリーズ('02〜'16)、『キル・ビル』シリーズ('03〜'04)みたいな抜け忍タイプのアクションものは好きです。

掟を破り、主席
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.1

絵柄も音楽も不気味。舞台は地球ではないどこかの惑星。見たことのない色と形と音の組み合わせで溢れかえっていてゾワゾワしました。1973年に公開されたフランス・チェコ合作の前衛的なアニメです。

漫画家、
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.1

一匹狼の必殺仕事人が唯一心を許している、DIA (国防情報局)時代の同僚との関係性を改めて知ることとなり心が大きく揺さぶられます。ラストを迎えあとのロス感がマックスになるじゃない…。

ジャケ写がホラ
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チャッピー(2015年製作の映画)

4.1

ほのぼの系かな?と思ったら、よかった普通にザ“ニール・ブロムカンプ式”でした。

ほのぼのとしたシーンもありますが、基本は強烈なカラーを放つニール・ブロムカンプの作品。ロボット同士の戦いは迫力満点で見
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クレイジー・ワールド(2019年製作の映画)

1.0

アフリカ、ウガンダ発の映画。2〜3年前に日本でも特集上映があったみたいです。以前、テレビ番組で紹介されていて、予告編もかなりぶっ飛んでいて気になっていました。

アメリカならハリウッド映画、インドなら
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.1

『スターウォーズ』('77)のように宇宙で繰り広げられる騎士道物語的な宇宙活劇と、『七人の侍』('54)のような桃太郎的お仲間集め要素を取り込んだ感じ。

どちらの要素も好きで、ザック・スナイダーが監
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ロマンシング・ストーン/秘宝の谷(1984年製作の映画)

3.1

ロマンスとアドベンチャー、アクションを混ぜ混ぜしたエンターテイメント。昔は楽しく観てたなー、としみじみ。

あやふやな記憶で勝手にインディ・ジョーンズ路線と思い込んでいましたが、再鑑賞したらその路線は
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.5

“社会現象”級の人気をよそに全く観ることなくやり過ごしてきてしまい、熱狂がおさまった随分後に鑑賞し始めることになりました。今さらですがめちゃ面白いです。予備知識なくても大丈夫でした。

オープニングか
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.5

ダニエル・クレイグ版の第4弾目。前作に引き続きチームプレイ感があって、M、Q、イブなどMI6本部メンバーたちが協力し合う様子が楽しい。

とりわけ今回は00部門解体への意向が強い官僚たちによる圧力で新
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.5

冒頭から何か大きなことが起きそうな不穏な空気がひしひしと伝わってくる、シリーズのラストに相応しい幕開け。序盤のつかみはとてもいいです。全8作中の第7弾。完全に大人向けとなりましたね。小さいお子さん観た>>続きを読む

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.1

ダーレン・アロノフスキー監督によって映像化された精神的崩壊を予感する不穏な空気に、ナタリー・ポートマンの規格外な演技が乗っかるとハンパない化学反応が起きるのですね。怯えた子猫が追い詰められて「シャー!>>続きを読む

ベスト・キッド4(1994年製作の映画)

3.1

アカデミー主演女優賞を2回も受賞しているヒラリー・スワンクが駆け出し時代にこのシリーズに“ダニエルさん”枠で出演してたのですね。ちょっとびっくり。ヒラリー・スワンクも人気ドラマ『コブラ会』('18〜)>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.5

『マッドマックス:フュリオサ』('24)がいよいよ公開、ということでおさらい鑑賞。頭を空にしても楽しめる映画はよくありますが、頭が空になってしまった映画はこれだけかな。なので考え事で頭いっぱいのときに>>続きを読む

フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

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たまには古典を…と思っていたタイミングで、のんchanさんのレビューを読んで面白そうだったので観てみました。

冒頭で舞台挨拶のような演出があって、大昔の見世物小屋的な雰囲気でホラー感を盛り上げていま
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.1

「クリスマスなのになんて日だ!」ってのがお約束。“世界でもっともついていない男” が何度も死ぬ危機に直面しながらしぶとく乗り越える痛快な勧善懲悪ムービー。善なる人はハッピーなラストを迎えることができ、>>続きを読む

ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)

3.5

LOTR含めた中で本作が一番見応えあったかも。二番目は前作の『〜 竜に奪われた王国』('13)かな。前作に引き続きアクション密度が濃すぎですが、シリーズの世界観はしっかりと保ちつつ、今回は大波のように>>続きを読む

シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.5

アクションや派手な演出が前面に出ている感じ。スリリングでエキサイティングな“シャーロック・ホームズ”でした。巧みなトリックや謎解きは雰囲気程度に留まっているし、ロバート・ダウニー・Jr.の探偵ホームズ>>続きを読む

日の名残り(1993年製作の映画)

4.1

イギリス貴族の歴史ある邸宅に従事する執事スティーブンスと女中頭のミス・ケントンの間で繰り広げられる淡い恋の物語です。特殊な職業がゆえの感情を抑えた恋の行方が見応えありました。

執事を演じるアンソニー
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アーティスト(2011年製作の映画)

4.1

もちろんサイレント映画世代ではないし鑑賞した作品数も限られているからあまり根拠ないですが、サイレント映画の雰囲気はいい具合に再現されている気がします。アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞など5部>>続きを読む

ポリスアカデミー(1984年製作の映画)

3.1

公開された頃の80年代以来でしょうか?だいぶ久しぶりに観ました。ドタバタ系でちょっとエッチありに当時は笑えたのですが、今観ると懐かしいだけかな。笑いには鮮度があるのかもしれませんね。

ただ、このテー
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バットマン フォーエヴァー(1995年製作の映画)

3.1

独特な世界観やキャラが印象的だったティム・バートン監督版も1と2作目で終わり、3作目は監督含めてメンバー総入れ替え。この頃はバットマンといえばマイケル・キートンだったので、気持ちも離れ今になって初めて>>続きを読む

コラテラル(2004年製作の映画)

4.1

いままでマイケル・マン作品は何となく避けてきたのですが、単なる食わず嫌いだったことが分かりました。ちょっと恥ずかしいけど期待していなかった分、掘り出し物を得た気分です。

セリフのセンスはいいし、アク
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

前作が楽しめたのでワクワクしながら映画館へ向かい、目の前に広がる重厚で壮大なスケールの映像に没入してまいりました。ただただ「楽しいひとときを過ごしたな」という感想しか残ってないです。ちょっといじわるな>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.5

ラストの映像が記憶に焼き付けられる…。ずーと続いて欲しい理想郷?閉塞な状態から一気に解放される演出がグッとくると同時に、心地よい余韻を残しつつも身の引き締まる気持ちにもさせてくれました。何度も繰り返し>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.1

5作まで続いたのにT2の続き、って…。シュワちゃん、サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンまで登場させて、しかもT2から30年近くも経ってどう繋げるんだろ?そんなこと考えながら観ることにしました。

うま
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ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月(2004年製作の映画)

3.1

前作同様に、ぽっちゃりした可愛さと憎めない性格が、独身中年女子の共感を呼びそうなブリジット・ジョーンズ。イケメン2人に惚れられるブリジッドに同年代たちが自己投影してキューンってなるやつかな(中年男子な>>続きを読む