岡田秀親さんの映画レビュー・感想・評価

岡田秀親

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

2024/4/4

ユナイテッドシネマ橿原で9時10分の回からクリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』を観た。
会話劇で人物を映すショットがほとんどで、ノーランの映画にしては映像体験としては物
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

2024/2/14

TOHOシネマズなんばで10時50分の回からビクトル・エリセ『瞳をとじて』を観た。
失踪した俳優を探す映画監督の話。
やがて彼は見つかり、記憶喪失となった彼の記憶を思い出させるた
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関東緋桜一家(1972年製作の映画)

3.0

2024/1/10

日本映画専門チャンネルで放送したのを観た。
藤純子の引退記念として客演も含めて華々しい映画ではあったが、これを観る前に鶴田浩二主演の山下耕作監督『博奕打ち 総長賭博』を観てしまっ
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花腐し(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

2023/11/22

朝から『ゴジラ−1.0』を観たあと昼食を経て、なんばパークスシネマで14時15分の回から荒井晴彦監督『花腐し』を観た。
水曜日のサービスデーだったので1300円。
「映画芸術」
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2023/11/22

TOHOシネマズなんばで9時40分の回から山崎貴監督『ゴジラ−1.0』を観た。
水曜日のサービスデーだったので1300円。

※ネタバレありで、感想を書いていきます。

始まっ
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ポネット(1996年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

2023/10/25

10/26にザ・シネマでジャック・ドワイヨン監督『ピストルと少年』が放送されるので、録画してあったWOWOWで放送した同監督の『ポネット』を観た。

母親を突然亡くした少女の物
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招かれざる客(1967年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

2023/10/19

スタンリー・クレイマー監督『招かれざる客』

この日にBSプレミアムで放送したので後で録画したのを観ようと思ったが、画質を比べるために以前に録画したザ・シネマで放送したほうをた
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

2023/7/14

ユナイテッドシネマ橿原で9時40分の回から、宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』を観た。
宣伝もしないし、題名を借りた吉野源三郎の同名著書も読まずに、事前情報が全く無いままで観た。
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

2023/9/28

日本映画専門チャンネルで放送した三宅唱監督『ケイコ 目を澄ませて』を観た。
主人公が聾唖者なので自然と台詞が少ない。
音楽で盛り上げるようにもしていなくて、静寂の中で日常の音や自
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ヒッチコックの映画術(2022年製作の映画)

3.0

2023/10/6

ユナイテッド・シネマ橿原で、12時0分の回からマーク・カズンズ監督『ヒッチコックの映画術』を観た。

ヒッチコックが語った内容を元に、逃亡、欲望、孤独、時間、充実、高さという6つ
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.5

2023/10/19

日本映画専門チャンネルで放送された濱口竜介監督『偶然と想像』を観た。

「魔法(よりもっと不確か)」「扉は開けたままで」「もう一度」の短編3編のオムニバスというので、まとまった
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

2023/10/6

ユナイテッド・シネマ橿原で、9時20分の回から森達也監督『福田村事件』を観た。

事件が起こるまでの加害者たちと被害者たちの日常を丁寧に描いているので、殺された被害者たちの無念が
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人類資金(2013年製作の映画)

3.0

資本を持っている者が支配するトップダウンの世界は終わり、個人が発信して世界を変えていくボトムアップの世界になって行くと言いたいのだろうけれど、劇的なところで印象に残らなかった。
時代の変化が速すぎるか
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靖国 YASUKUNI(2007年製作の映画)

3.0

2008年5月25日の日曜日、大阪の第七藝術劇場で観ました。
朝1回目からの上映にもかかわらず、開始10分前頃に着いた時にはすでに立ち見で、館内の右の通路に座って観ました。

映画は靖国神社で起こって
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ショージとタカオ(2010年製作の映画)

4.0

布川事件で被疑者にされた二人の方のドキュメンタリーで、事件はどのようなものだったのかという冷静な視点と二人に対する暖かい眼差しを併せ持った映画だった。ショージとタカオのどちらも魅力的でおもしろかった。>>続きを読む

切られ与三郎(1960年製作の映画)

4.5

撮影と美術が美しい。
大映時代劇を代表する映画の一つ。

野良犬(1966年製作の映画)

3.0

田宮二郎の犬シリーズの一つ。
黒澤明の『野良犬』とは違います。
これはまあまあおもしろいです。

眠狂四郎 無頼剣(1966年製作の映画)

5.0

眠狂四郎ならこれがいちばんおもしろい。
飽きさせない展開の伊藤大輔の脚本、
美しさと緊張感を張り詰めた三隅研次の演出、
ライバルとして存在感のある天知茂の演技、
美しさと妖しさの市川雷蔵の魅力、
時代
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ある殺し屋(1967年製作の映画)

4.0

殺し屋だけれども、裏と表の顔を使い分けているというより、表の愛想良くはないが普通に日常生活を送っている人物がそのまま殺しをするという凄みを市川雷蔵が演じている。実年齢で上だったというのもあるが、成田三>>続きを読む

ひとり狼(1968年製作の映画)

4.0

時代劇でのハードボイルドもの。
語り部の長門勇の演技が印象に残っています。

影を斬る(1963年製作の映画)

3.0

城で働く侍は現代のサラリーマンだということに気づいた映画。
時代劇を身にまとったサラリーマンものの異色映画です。

剣鬼(1965年製作の映画)

4.0

市川雷蔵を初めて見た映画で、虜になりました。
三隅研次監督の美学が出ています。
美しく儚く、運命に翻弄される男を描いています。
おもしろく、時代劇に対する偏見もなくなり、大映時代劇を中心に観るようにな
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