Toroさんの映画レビュー・感想・評価

Toro

Toro

メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.4

MIBらしく頭空っぽに楽しめる痛快アクション映画!

元祖3部作からキャストを刷新して展開していく宇宙の脅威から地球を救う話。

トミーリージョーンズとウィルスミスという最強タッグと比べるとキャラクタ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

心臓がこれほど不安と緊張で怯えたことはなかっただろう。

映画という体験の中でホラーやスリラーのジャンルではなくこんな経験をしたことはなかった。

この映画を表現するのに適切な言葉が見つからない。傑作
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.0

凄く現実味のあるバットマンで新鮮ではあったが、冗長さハマりきれなかった。

バットマンという存在は子どもの頃から認知しているが、自分の中ではダークナイトトリロジーが燦然と輝きすぎていて全てこれを基準で
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

日本アニメ映画音楽部門の視覚・聴覚効果をぶっちぎった一作ではないでしょうか!映画館で観たかった…!!!!

原作は一巻くらいしか読んでいないので、ストーリー展開、人物描写には全く違和感なく入り込めた。
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劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)負荷領域のデジャヴ(2013年製作の映画)

3.5

盛大なラブストーリー。

名作シュタインズゲートの続編。というかそれこそデジャヴのようなものか。

当然アニメを観ていないと意味がわからないストーリーといえるものなのだが、果たして映画化してまで描かな
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

シリーズ2作目にして新たなSF神話が生まれたと身体が震えるほどの世界を観た。

世界観、キャラクター、ストーリー、演出、音楽そのどれもが非の打ち所がないほどで、その全てが自分にはどハマりした。

前作
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PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」(2019年製作の映画)

3.9

復讐という呪縛から逃れるのは簡単ではない。そこから狡噛が新たな道を探すための物語。

やっぱりPSYCHO-PASSには狡噛が必要だ!とその魅力に虜になる一作だった!
チベットという輪廻を生きる世界で
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.6

ミズマーベルが繋ぐ初の女性だらけのスーパーヒーローチーム!キャロルの愛らしさと、猫パニックに笑える予想とはまた違ったドタバタ映画で面白かった!!

概要を端的に書けないほどに複雑になってしまった今のM
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.4

漫画原作でアニメ化、その途中を映画化する手法が嫌いだ。
完結編なら百歩ゆずってわかるが、なんで途中をやるんだよってずっと思ってきた。アニメで出来るだろうって。


そんな固定観念をぶち破るほどに映画化
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

無垢であるということはこういうことなのかという鮮烈なまでの視覚表現と、そこから知性を得て世界を作るまでの流れに一切の迷いがない。

自由という檻の中でもがき続けることでしか生きていけない哀れさを最後ま
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.2

何ちゅう面白さだいこれはー!!!!!
殺し屋×ニート×日常という異色にもほどがある組合せが破綻することなくなりたっていて痺れました!鳥肌立ちました最高でしたなんて美しい(かっこいい)映画…!!!

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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.6

マトリックスてこんなにコメディでアイロニカルな映画だったっけと首を傾げながらも何だかんだと楽しめる時間ではありました!

でも、残念ながら当時感じた強烈な視覚効果と脳を揺さぶられる思索陶酔は感じること
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劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

2.6

とんでもない茶番劇過ぎてとても笑えました。笑

もう全くもって劇場版にする意味がないと思う。こういうドラマの映画化がとても好きじゃない。

ドラマスケールでやるから面白いものがそうじゃなくなるように感
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.4

んあんじゃあこの最高に楽しい映画わああああああ!!!!!
映画館で観たかったー!!!!

本国アメリカでも日本でも爆発的にヒットしたのも納得しかないほどに、ノンストップにキュートでハッピーにエンジョイ
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.4

ファンタスティックな!!ビーストは!!どこにいったんだあああああ!!

単品としては面白い気がするんだけど、ファンタスティックビーストシリーズとしては物足りなさが残るという個人的に非常に歯痒さを感じま
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.4

ずっと『あなた』に語りかけ続けてくる他者を認めるための物語であったことが最後の最後で得心がいき、ぐいんと気持ちを乗せることができた!!
そして、浜辺美波をもうとことんまで堪能できる。なんて可愛い美しい
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ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

3.0

最後まで観ると練られた世界観に唸る作品でありながらも、最後までテンションを維持し続けることが難しいと感じてしまった非常に歯がゆい作品。。!

うーん、劇場公開が伸び悩んだのもうなづけるといった感想。
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.0

当たり前の人生を生きられる幸福と、心に刻まれるような言葉と思いは人に渡されると知った映画だった。

戦後まもなく満州で働いていた山本は、ソ連の奥地の収容所ラーゲリで長く過酷な強制労働の地で人々に希望を
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劇場版 幼女戦記(2019年製作の映画)

3.0

当然ながらアニメ観てないとちんぷんかんぷん。
かと思いきやほぼアニメの話が抜けながらも面白くは観れると思う。

ただやっぱり思い入れがないと入ってはこないよね。

(2023年製作の映画)

3.6

人によって変わる、人に拘泥し続ける諸行無常な世の中を首というキーワードのもと描いた痛烈にアイロニカルな一作。

最後の最後でああそうやって見ればいいのかとこの映画の見方がわかった気がしている。

舞台
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

家族人種に誰しもが持ってる葛藤や夢や希望いろいろな要素が絡み合いながらも喧嘩をすることなく見事にまとまっているさすがピクサー!というお手本のような作品。

超可愛い世界観ですぜ!

風土水火というエレ
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蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)

4.0

子どもの空想が動きだしたかのような原点アニメーション!!

ディズニー映画の原点にしてアニメーションってこういうことだよなっていうことを思い出せる作品。

ようやく観た!

お馴染みの蒸気船にミッキー
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

『未知の技術は未開の人間には魔法にしか見えない』
を地で行く新機軸のSF巨篇大作。まだまだSFっていうのは幅も奥も高さもあるということを見せつけられた気がする!!!

宇宙規模で必要とされる香料が取れ
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.4

奇跡を見つめ直す物語。

魔法というギフトをもらった家族の中で唯一魔法を与えられなかったミラベルが家族の危機に気づき救おうとするのだが…。

今までの映画作品以上に家族という共同体に焦点を当てた物語に
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プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

3.9

夢と努力と魔法と音楽に彩られたご機嫌なミュージカル映画!!

クラシックな部分はありながらも、ひとつまた新しいディズニーのスタイルを見つけていく途上にある作品として秀逸だった。

夢は願うだけでは叶わ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.6

戦争はまだ終わっていない。

その始まりと終わりにゴジラという象徴が体現しているさまざまなメタファーを感じ取りながらも、骨太な人間ドラマをメインに据えた力作だった。こんなにエモーショナルな作品だとは全
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.5

怪獣×暴れる=正義!!男のロマン!!!
なモンスターバースシリーズ第4弾。
コングの愛くるしさに救われる作品です。

ギドラの脅威から人類がゴジラによって救われてから数年。姿を隠していたゴジラは突如人
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ラッシュアワー(1998年製作の映画)

3.5

古き良きシンプルなアクション映画!!

ジャッシーチェンをめっちゃ好きになったのはこの映画を見てからな気がする。

実直な香港の警察官と破茶滅茶なアメリカの警察官。気が合わないと思っていた出会いから1
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.4

シリーズ最高最強のストーリーかつアクションで魅せるクソ長い(褒め言葉)映画!!笑

シリーズ最終作?にして、最高到達点に達したと思っている!ヒーローものの映画以外でアクションに鳥肌が立つという経験を久
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.5

一度足を踏み入れたら最後、蠱毒を生きないといけないジョンの決意と執念が刻まれた一作。

前作からすぐ。奪われた車を取り返したジョンは自分が引退をするきっかけをくれた過去である誓印と対峙せざるをえなくな
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.0

最強すぎないところが逆にスマートに見えるなんとも不思議な主人公。キアヌリーブスの魅力なのか。

最愛の妻を病で亡くしたジョンウィックは、心の支えとなっていた愛犬を無惨にも殺される。そこから、彼は元の自
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.5

盛大な親子物語に昇華された実写化版リトルマーメイドは度肝を抜かれる音楽に溢れた作品でした!!

リトルマーメイドの実写化。
リトルマーメイドといえば、劇団四季を観に行くほどに音楽がたまらなく好きな作品
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション(2021年製作の映画)

4.0

ヒロアカの映画のなかで一番わかりやすく、一番納得ができる一番良い映画!!

超常能力「個性」が全人類に発現するようになった世界で、個性を病気と捉えて全滅させようと目論む組織と、主人公たちヒーローの闘い
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余命10年(2022年製作の映画)

3.7

生きるというかけがえのなさを。
日本の四季折々の美しさと。
桜の儚さに重ねながら。
健気に強く震えて。
生き抜いてた。

実話を元にした映画化。
原作の設定とは違うようだけど、それは原作のリスペクトを
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.7

愛の所在と家族の再生、そして絆を繋ぐ最高にロックでエモーショナルなまさにガーディアンズオブギャラクシーたる快作だった!!!


ロケットの誕生とロケットを助けることをストーリーの骨にしながらも各々をバ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.9

スタジオジブリと宮崎駿。

アニメとは子どもを楽しませるためのもの。

そういった宮崎駿のアニメーターとしての覚悟と、ジブリの連綿と繋がる作品たちが重なり合って行き着いた終着駅のように感じる。

ジブ
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