おハトさんの映画レビュー・感想・評価

おハト

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

側から見たら憧れてしまうスローライフだけど、都会よりも繊細で様々なルールの中で保たれているんだなぁ。
主人公のバックグラウンドは細かく描かれておらず、生活習慣や部屋に置かれた写真や会話から想像しながら
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.8

コッポラ特有の細かな心情を描かない作品なので、エルビスが何を思っていたのか辛かったのか苦しかったのかもっと知りたかったとも思うけど、知ったところで我々には到底理解してあげられないからやっぱり描いていな>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

どのシーンを切り取ってもポスターに採用できるくらいに彼の生きる日々が私には輝いて見えた。間違いなくパーフェクトデイズ。
渋谷区民なのでとても平山さんを身近に感じてしまって心がギュッとなった。通勤で毎朝
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

楳図かずお大先生の「洗礼」逆バージョンだ!とワクワクした。

お屋敷内の狭い世界の話かと思ったら、とんでもない広い世界に飛び込んでいく。
耐えられない苦しい生活によって自死してしまったベラが次の人生で
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ひみつの花園(1997年製作の映画)

4.0

あまりにもパンク…

生まれてから今この瞬間まで自分はまだ何もしてないじゃないかって思わずにはいられない 笑

この時代の作品って天真爛漫でキュートな演技がしっくりくる女優さん達が多くて見返したくなる
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BeRLiN(1995年製作の映画)

4.5

映画に出てくる"実在してないけど愛しくてたまらない女の子"が自分の中に5人いて、その中の1人がキョーコ。
「お金ほしいもん」ってセリフがド直球で凄く刺さるんだよなぁ。

頑張ってる人に頑張れって言うな
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さがす(2022年製作の映画)

3.5

親、子、謎の男、それぞれの目線のターンがあって見応え有り。
見つかっていないこういう事件は実際に存在していそうで悲しくなる。
伊東蒼ちゃんさん、何かを抱えている平和では無い思春期の女の子の演技が本当に
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

物凄い淡々としていて、そこで相槌うったりとか言い返したりとか無いんだ?へぇ〜wとなるんだけど、暗さの中に可愛さも伺えて、ユーモア満載。
上品なコメディを観てる感じだった。

17歳(2013年製作の映画)

3.8

ジャケのシーンがとても印象的でたまに観たくなる時がある。
スーツ姿に濃いめのリップで戦闘態勢に入るのが良い。

シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.8

このカップル、何で別れないんだ?と思いきや物凄くお似合い🫶🏻
怖い事に、こういう人マジで現実にいるからエンタメとして観つつも、コイツらって実際に存在していて普通に生活してるんだよなー出会いたくないなー
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ほつれる(2023年製作の映画)

4.0

田村健太郎さん、あまりにもうまいからリアリティが凄くてめちゃくちゃにしんどかった。実在の人物として完全に存在してるようにしか見えなかった。

オオカミの家(2018年製作の映画)

4.0

こいつぁ難解だ…
小学生のときに人に説明するのがかなり難しくて伝えられなかったカオスな夢って感じ👼🏻
ストーリーというよりは、ここまでグチャグチャに追い込んで作り上げたストップモーションの世界観に4.
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.7

家にある童夢を読んでおさらいしてからの鑑賞。

しっとり、静かに、でも確実にジワジワと侵略してくる感じ。引きこまれたなー。
綺麗な映像と子役たちの演技が本当に素晴らしくて息を呑んだ。

クソガキは置い
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炎上する君(2022年製作の映画)

3.6

愛してやまないファッサマ舞台挨拶。

上映前に「きっと誰しも心に抱えてるこんな気持ちがある」というのに付け加え「私はこの映画を観てくれた人に共感は押し付けません。共感できなくても分からなかったりしても
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アシスタント(2019年製作の映画)

3.5

言語化が難しい環境や上司のキャラクターのキツさ。しかもそれがこの業界では当たり前だと言わんばかりの空気。
入社して間もなくてこれはめちゃくちゃ仕事出来てるんだけど、そういう問題じゃないんだよなっていう
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.5

フーシの健気さよ…
成長と引き換えに得た心の傷が大きすぎる。どんな形であれ成長できたのは良かったと思うしかないし、強くなった事には違いないのだけど。

しかしメンヘラって重罪よな。

観終わってすぐの
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波紋(2023年製作の映画)

3.9

とにかく家族間の会話の中に大切な説明がいっさい含まれていないのがこの家族の普通。そのせいでどんどんすれ違っていく。ブラックユーモア交えつつも深刻な闇を抱えている。

身近な人がこんな風になってしまった
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.6

清々しいほどのゴミクズ野郎だけど周りもそれなりに類友で観ててブハァwっとなる。゚(゚^ω^゚)゚。
ショーン・ベイカーの作品の主人公はいつも破天荒で好きだな〜
ヒロインの子のキュートさにハマってしまい
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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

4.5

主人公の女の子がクッソ可愛いし(これはとても大事なこと)テンション低めなのに次はどんなセリフが飛び出してどんな事をしでかすのか、全く想像がつかない危なっかしい感じのギャップが凄い良かったな…
終始笑え
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

主人公は完全なる社会不適合者家になってしまったため家から出れず、部屋と玄関先しか出てこないという視覚的にはとても窮屈な作品(それでいてあの体型だから余計に!)でありながら、複雑な人間模様に惹きつけられ>>続きを読む

四月物語(1998年製作の映画)

4.3

久しぶりに鑑賞。

誰々が可愛い〜とか誰々がかっこいい〜みたいな感想はクソしょうもないから書くなって思うけど
この映画は松たか子が世界一可愛くて田辺誠一が世界一かっこよくて
雨のシーンはこの2人以外こ
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.8

短編が20分でありながら完璧な構成だったのもあってそこまで期待してなかったけど、全く別物として見応えがあった。

これが実話って、そりゃ映画にもなるわっていう本当に映画みたいな人生で。

タトゥー除去
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

それ、お父さんに教えてもらったんだよね。
たった20分で悲痛な叫びがこれでもかってくらい伝わってきた。

零落(2023年製作の映画)

2.9

予備知識ゼロで観た結果、風俗の痛客で理詰めおじさんの話だったのでクッソしんどかったw

浅野いにお作品が苦手でありながら、予告に惹かれたのと映画の日でお安く観れるならと思い観たら、やっぱりめちゃくちゃ
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茶飲友達(2022年製作の映画)

4.0

率直な感想はまず「面白かった!」

描かれていない1人1人抱えている闇はあるに決まっているんだろうけど、アンダーグラウンドな世界を総体的に明るくポップに描いていて、めっちゃ必要な空間じゃんと思わせる魅
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.9

マコトが登場するたび優勝してた。目玉焼きが乗った焼きそばって嬉しいよね。
オカジは何でオカジなのかな。

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.3

みんなキャラが濃いんだけどハイライトは旅の途中で現れたサリーのブチギレシーンに決まり。たまに思い出して笑ってしまうくらいツボった。
マレン役の子、野生的な可愛さで(役作りであることは前提だけど)魅力的
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

両親が最高で最強なんだよ。
最後の長回しエンドロールが良すぎる。

ガーゴイル(2001年製作の映画)

5.0

誰がなんと言おうと大好きな作品。
大切な人を傷つけないために触れる事が出来ない苦しみ、誰にも分かってもらえない事が分かっている孤独と葛藤と表情が美しくて。

ただ決して許される事では無いから、理解して
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空白(2021年製作の映画)

4.0

全員がつらい。そのつらさは自分にしか分からない。みんなどうやって折り合いつけるのかな。みんな正しくありたいよな。

コンナオトナノオンナノコ(2007年製作の映画)

3.3

2007年から15年もたってるけど、このテーマは変わらずあるし、結果何も変わってないよなぁ。一生これなんだろうなと思う。
エリカさんのお顔とても大好きだわ。

星の子(2020年製作の映画)

3.0

両親や自分の家庭が他とは違うと分かっていても、そうなったのは自分がきっかけだから寄り添っているところが切ない。
こんな事は見えないところでたくさん起こっていると思う。なのであんな教師はクビで良い。
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.6

耳が聞こえない役を演じるのもボクサーの役を演じるのも凄く難しいに違いないのに、ケイコはまるで実在する人物かのように見えたし、それはケイコ以外もそうで彼女をとりまく世界が本当に存在してるかのように思えた>>続きを読む

リトル・ガール(2020年製作の映画)

5.0

サシャはあまりにも美しくて大人で素敵な女の子だから、関わる上でこの子の事を深く知ればきっと大好きになるのに、知ろうとする前に傷つけてくる人がいるのは凄く辛い。
幼いながらあんな綺麗な泣き方をするなんて
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ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

3.7

ティルダ様が座ったり立ったり歩いたり微笑んだり怒ったりしている、それだけで作品になる。それを大画面でじっくり堪能させていただけるなんてありがてぇ。
いやー美しい、知ってたけどびっくりする。