永井寿之さんの映画レビュー・感想・評価

永井寿之

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オールド(2021年製作の映画)

2.5

設定がちょっと厳しいかなと思った作品。

年をとるビーチ。時間が早く流れるのではなく、体内の細胞成長スピードがあがるという設定。出ようとすると、海底から浮上する時のように、体を順応させなければ、気絶し
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.7

観やすくテンポが良く、悪い人が出て来ない、良い映画の要素が詰まってます。
実際、いい映画でした。
お母さんのPCのメールを削除しに行くシーンは秀逸でした。

ただ、こうじゃない方が良かったな。と言う点
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インセプション(2010年製作の映画)

3.9

よく出来た作品
設定が洗練されており、意味不明な原理をしっかりロジカルに説明している。

設定もすごいのですが、この作品の1番凄いところはそれを過不足なく映像化しているところだと思う。

ホテルでの無
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.3

いい話なんよ。
映画の歴史ってテレビより古く、昔から大衆の娯楽として存在していた。そんな歴史ある映画が、普遍的で愛される作品が世の中にはある。それは間違いなく、こういう作品だと思う。
話自体はありふれ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.2

こりゃ面白い。
予算がないからこそ、しっかり作り込まれてる脚本と、それを余すとこなく見せてくれる演出。タイムループの鉄則である、繰り返しであることを如何に簡潔に説明して、テンポを落とさずに描けるか。こ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

よく分からん映画。
全部の構図にギャップを用いてるから、カオスに見えるのかな。
マルチバースという大きな設定の中の家族という話。危機的状況の中での変な設定のトリガー。映像音楽が忙しなくピークになった後
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.9

面白いし、カッコいい。
呪術廻戦を観てなくても分かるストーリーも良い。主題歌も良い。
それでも、もっと期待しちゃってたところはあるかな。勝手に期待しちゃってごめん

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.3

マーベルの敵の能力がもはやインフレ状態にあるのか?さすがにホログラムじゃ、よえーよ。あと、主人公がなんかピンチに慣れすぎて、世界の危機と自分の恋の天秤がリアリティがなさすぎる、

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

一言で言うとシュール。ギャップだらけで、映画のセオリーを無視してる。まぁ、無視するだけあって、映像美としは芝居とカメラワークと物語。絶妙な違和感で、徐々にそれが心地良くなってくる。よくある不思議な映画>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.3

フォルムやディテール含め、悪ゴジラ感か強い感じでした。目や歯並びなど禍々しさたっぷりのゴジラ。ただ、ゴジラ映画というより自衛隊や政府側が主軸になっていて、また圧倒的リアリティがこの映画の面白いみでもあ>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.1

ゴジラカッコいい。さすが山崎さんなだけあって、観たことないゴジラのアングルのCGあったり、船がゴジラに追いかけられるのは、ドキドキしました。
ただ、何点か残念なとこも。まずゴジラが小さく見えた。戦後を
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君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)

3.4

展開やセリフの言い回しなど、脚本は面白くない。が、若き2人の芝居で観れる作品になってる。素晴らしい才能だなって思う。
主演の2人の芝居が上手い分、周りのキャストの芝居が弱く感じてしまう。
狭い世界の話
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.3

ハイテンションな映画。
日本という国は海外から見たらこんな感じなのかと、ちょっとショックを受ける。作品のテイストのせいかも知れないが、風情がなさすぎる。下品な日本。内容に関しても、そこまで面白いわけで
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怪物(2023年製作の映画)

3.9

是枝作品としては、色が強い感じがしました。是枝さんの作品は、現象と感情が解離していて、淡々としているイメージです。なので、いつも無色透明な映画という印象でしたが、今作品はしっかり感情が乗っていて、しっ>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃいい作品。旅に出るまでちょっと長いなと思ったけど、あれだけ前半で振っておかないと、後半に効いてこないと分かった。旅に出てから、すごくテンポが良く観やすかった。
誰しもが納得して良い作品と言
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ビースト・オブ・ノー・ネーション(2015年製作の映画)

3.8

現実に起きてる事を、可哀想とか酷いこととかの演出をせず、淡々と進む作品。観てるとなんか、そうするしかないし、生きるためならそれが当たり前じゃね?って誤解しそうな作品。いい意味で感情移入できる。
反政府
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

ウェスアンダーソンからの挑戦状かと思うぐらい難解な映画。現実世界と映画の世界と、更に劇中劇の世界。その劇中劇の中で存在したいアステロイドシティ。不思議な感覚になる設定の映画。でも、それがウェスアンダー>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

怖い。スプラッターやホラー映画が動の恐怖なら、こっちは静の恐怖。直接的な怖さはないがうまくカメラアングルや音楽、違和感で恐怖を演出してる。ストーリーもひっくり返しもあるので、ちゃんと楽しめる作品。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.3

面白い。面白いけど、設定もどこかで観た事ある感じ、コミカルな部分も新しさを感じない。たまに、変な伏線回収に驚かされるけど、これと言って引き込まれるものはなかった。
面白いことは間違いないけど、ここまで
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ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

3.3

ちょっとやり過ぎな映画。出産のシーンなんかは、命の神秘を見せつけようとする、制作側の押し付け感が強い。そんなシチュエーションで出産する人いないから、共感を得られない気がする。男性なんで分からないですが>>続きを読む

アナログ(2023年製作の映画)

4.1

素敵な映画です。
ストーリーも、設定も、そんな新しいものじゃないけど、所々に散りばめられてるリアルがグッと観る人と作品の距離を縮める感じでした。
波瑠さんのあの感じ、嫌味にならない、あの感じ。なかなか
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.2

日本映画の低迷期にハイクオリティな作品。
日本映画の低レベルなCGで軒並み漫画原作が非難を浴びた中、ハイクオリティな撮影とCGを駆使した名作。
冒頭のワンカットのシーン、タクシーのカーチェイスシーン、
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

2.2

おいおいおい。テレビ版と同じことしてんじゃねぇか。テレビはシンジの内側へ。映画はゲンドウの内側へ。何も回収されてない。ヒカルくんとか何なの?風呂敷は広げるのは簡単。回収できるかが、大事であって、そこに>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

エンタメとして、面白いです。非現実的ですし、長澤まさみが大きくなっちゃうのも、ぶっ飛んだストーリーでいいと思います。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

カメラワークなど、仮面ライダーのオマージュとリスペクトが感じられる。
ただ、CGの技術などが低すぎる。ショッカーを倒すのに、血が出るのは大人的感覚でグッド。倒す敵にも、人生があることを見つめ直せる

ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと(2023年製作の映画)

3.0

普通の作品。赤楚くんの芝居は毎回同じ気がします。原作のような、色使いをしてほしかったかな。

宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.8

照明やカラーリングなどは不思議な世界を醸し出しているが、もうちょいカメラワークにコメディのテンポ感を出してもいいと思う。
小ネタが多いが、上手く回収されるともっと面白くなると思う。

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.5

とにかくカッコいい。
テンポ、音楽、ブラックユーモアと超一級品。ストーリーは単純で、登場人物が多いキャラクターショー。
ガイリッチー作品では1番好きです。

沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

3.7

2つの見せたいものがある。
海江田という人物の異様さ。
バックボーンを見せたい、深町との関係などを見せたいのか、今と未来を見せたいのか?
カッコいいカットはいっぱいあるが、海中シーンなので、見にくい。