万事絶好調さんの映画レビュー・感想・評価

万事絶好調

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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.8

愕然とするほどすいてた!映画館!
とにかく画面があまりに暗すぎてビックリした。昨年のグリーンナイト、この前見たザホエールに引き続き(?)この暗さ。流行ってるのか?人間はあんな暗い空間で生活できるのか?
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コラテラル(2004年製作の映画)

4.0

ひさしぶりに見たら、前よりおもしろくなってた(あるある)
トムクルのあの独特の走り方が堪能できる映画。プロの殺し屋と自称して気取ってる割にかなりドジ。そんなドジっ子トムクルに巻き込まれるジェイミーフォ
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バリエラ(1966年製作の映画)

5.0

わが青春の一本。この映画が好きすぎてポーランド人の友達とかできたしポーランドまで遊びに行ってウッチ大学に侵入したりもした。
EOで大いに感動して、久しぶりに見た!わけのわからない切迫感もヤンノヴィツキ
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EO イーオー(2022年製作の映画)

5.0

度肝抜かれる傑作。
イメージの力を信じるのだ!!と言わんばかりの、不思議な確信めいたものを感じる。詐術も奇跡も包含する、驚きとユーモアと悲しみに満ちた、限りなく懐の深い映画。死ぬ前にみる夢ってこんなか
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クライシス・オブ・アメリカ(2004年製作の映画)

3.0

ほらやっぱメリルストリープって怖いじゃん!!という映画。デンゼルさんの顔面アップが多すぎて、デンゼルさん自身も困惑してるだろと思った。そんなに俺の顔面に頼られても!みたいな。

雁の寺(1962年製作の映画)

4.2

若尾文子さん美しい!!そりゃ狂うよ皆!
三島雅夫さんはいつもいつもうまい。
棺を重がるところがおもろすぎ。川島雄三監督のイキイキ演出してる感が伝わってくる大好きなシーン。
ラストの力の抜け方も楽しい。
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.0

福山さんにまともな演技をさせられる映画監督はこの世にいるのか?
是枝さんの欲が垣間見えるというか、「司法の腐敗」みたいなもんをちょっと入れようとするからヘンなことになってる。役所さんの演技はとっても良
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ゴールデン・エイティーズ(1986年製作の映画)

4.0

昨年初めてアケルマンの作品(最初はオルメイヤー)見てぶっ飛んで、ただごとじゃないぞ、全部見なきゃと思ったんだけど、何作か見て、かなり毛色の違うものに挑み続けてるというか、レッテルを貼られることを嫌って>>続きを読む

アナタハン(1953年製作の映画)

4.2

アマプラの残念画質とはいえありがたや〜ありがたや〜。
京都のスタジオにアナタハン島のセットが組まれ、英語のモノローグはスタンバーグ自身によるもの、というなかなかの珍作。アナタハンの面々の帰国から数年で
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虐殺の街(1950年製作の映画)

3.8

私が持ってるDVDの邦題は『執拗なサイコ』。冒頭からただならぬ雰囲気ででかい箱を持ったでかいチャールトンヘストン(これが映画デビュー作)がズンズン歩いてるので、「こいつが執拗なサイコか!!」と思ったら>>続きを読む

死の十字路(1956年製作の映画)

3.7

飾り窓の女やっとる!
途中まで妙にドキドキするサスペンスなんだけど、大坂志郎さん演じる探偵が出てきてからなんか画面の緊張感が半減する。大坂志郎さんの顔というか雰囲気がちょっとひょうきんな感じだから?
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どこまでもいこう(1999年製作の映画)

4.7

めちゃくちゃ好き。アキラくんの存在感が素晴らしいのはもちろんのこと、他の主要人物もみんな顔がよすぎる。(転校生は顔というよりジャラジャラが彼の存在そのもの)
ジャラジャラもそうなんだけどマヌケな花火や
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(1963年製作の映画)

-

鳥類全部めちゃくちゃ苦手なので、これも随分前に一度ほろ酔いで見たっきりもう二度と見ない気でいたけど、また見てしまった…
マジで鳥が怖すぎて映画の2割くらいは目を覆いながら見てるし、襲撃シーンでは音量消
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そして光ありき(1989年製作の映画)

4.8

おもしろすぎる。序盤の首のとこで完全に心奪われて、以降ずっとワクワクがとまらなかった。うつっているものは美しくて愛おしくて力強いのに、ショットはゆるいというか一線を引いて見てるような、不思議な感覚。

目撃(1997年製作の映画)

4.6

イーストウッド、ジーンハックマン、エドハリスとシブいオッサン三つ巴。それだけでとんでもなくおもしろい。
明快きわまりないサスペンス映画。うまい、うますぎる〜。秘書女性のネックレスのくだりとか、演技やダ
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.8

【ネタバレ】この無垢な少年はあとあとめちゃ太るしグレます……


シャマランをかばい続ける運命にある身としては、この作品によって「どんでん返し」を期待されちゃうようになったのがとっても複雑。シャマラン
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ハプニング(2008年製作の映画)

4.2

平均スコア3.0はさすがに低すぎるので高めにつけとこう(無駄な行為)
久しぶりに見たけどやっぱ最初から最後まで好き。いきなりかんざしをぶっさすお姉さんも怖いし、工事現場での飛び降り連チャンなんて、見た
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スプリット(2017年製作の映画)

3.3

『ノック〜』が楽しみすぎて、先月シャマランいろいろ見直してたうちの一本。こんんんなにもB級感強い作品でオタオタしてたアニャさんもいまや大スターですよ。
急にマカヴォイさんが覚醒して素早くなるとこがめち
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

-

仮面ライダー1秒も見たことない、庵野作品はシンゴジラしか見たことないのになぜか見に行った(1か月以上前に。あまりもう覚えてもない)。

序盤の浜辺さんの超絶長い説明台詞(理解できる人はこの世にいない)
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.8

私は何があってもシャマランをかばい続けるのでね(別に命の恩人とかではない)

1週めに見に行ったのに、配偶者と私で貸し切り!なんてこった!
あんなでかい人がいきなり訪問してきて「世界の終末が〜」とか言
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女系家族(1963年製作の映画)

4.6

俳優陣(雁ちゃん大熱演。眼から急に光が消える瞬間が怖い。浪花千栄子さんの奇妙な迫力!強欲ででっぷりした長女、ちょい猫背で狡猾な次女、ギリ人としての高潔さを保っている三女のキャスティングも素晴らしい。お>>続きを読む

雨の訪問者(1970年製作の映画)

3.5

どうしても好きになれないチャルブロ!どの出演作を見ても(というほど見てない。なぜならあまり好きになれないから)さすがに厚かましすぎるだろ、と思わざるを得ない。そして今作でも気が遠くなるほど執拗かつ尊大>>続きを読む

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

5.0

ヒッチコックの到達点の一つであり、ケイリーグラントの到達点の一つでもある!この作品のケイリーグラントさんはマジで素晴らしい。オークションでのコミカルな立ち振る舞いも、結構オッサンながらアクションやらさ>>続きを読む

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

4.5

とっても久しぶりに見た!何より、厳粛な美しさの若者たちがスーーっとなめらかに移動するのを見る喜び!痛烈に取り返しがつかないラストの一撃に心ふるえる。

ぼっちゃん(2012年製作の映画)

2.0

ド級の大傑作と信頼できる人が何年も前に言ってたのを思い出して。うーん……
宇野さんは良かった。宇野さんは常に良い。カレーのくだりもあまりに瑣末でむしろおかしかった。
なんだろう?警察が存在しないパラレ
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マッチポイント(2005年製作の映画)

4.0

公開時(高校生?)ぶり!当時はヒッチコックとか見たことなかったけど、今見たらこれウディアレンさんよ、ヒッチコックやってる!ヒッチコックの生まれた国で。テニスや超人思想といったモチーフもそうだし、そうい>>続きを読む

嘘の心(1999年製作の映画)

4.1

もうシャブロル全開!って感じの、遠心的、迂回に迂回を重ねるストーリーテリング。フランスのヒッチコック、では全然ないけど、いつもながらたいへん妙な気分にさせられるシャブロル流サスペンス。謎がスッキリとけ>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

2.0

いくらファッションデザインのセンスがあるからといって、映画の演出力にはそんなの微塵も関係ないことを証明する映画(処女作は見てない)。
ラストに顕著だけど、ドアップ、顔面の演技だけでなんとかなるわけない
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

-

カミンスキーさん、ライティングゴリゴリ!バキバキ!年々ゴリゴリバキバキになっている??
ポールダノさん、開始2分くらい経ってから気づいた。こんなおじさんみたいな役やると思ってなくて…勝手にいつまでも若
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世にも不思議なアメージング・ストーリー(1986年製作の映画)

-

いかにもゼメキスらしいギタギタが見れたので満足。クリストファーロイドだし。主演の女の子のファッションが素晴らしい!
スピはスピらしい超ご都合主義で、映画はこうでなくちゃ!!という勢いについつい呑まれる
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

1.0

何か語ってるようで何も語ってない!こんなの見て「世界観が〜」とかいってありがたがってちゃダメ!以前ロブスター見て、これはキツいなぁと思ったけどロブスターよりさらにキツかった。

ザ・プレイヤー(1992年製作の映画)

4.5

ひさしぶりにアルトマン作品見たらおもしろすぎてのけぞった。アクション!の掛け声から始まる長い長いファーストカットで、黒い罠の話してる。アンジェリカヒューストンやらバートレイノルズやらが本人役でゴロゴロ>>続きを読む

その土曜日、7時58分(2007年製作の映画)

4.2

公開時に見て以来。ルメットこんな面白いの撮るんかい!って感じの、めちゃ暗いけど幸福な遺作だと思う。
のっけからフィリップシーモアホフマンが激しいセックスしててビックリする。(左右の鏡見るのがなんかやけ
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アメリカの友人(1977年製作の映画)

4.6

巻き込まれてるのか自ら破滅に向かってるのか、終わりに向かっていくしかないブルーノガンツが!!!最初から最後までとてつもなく切ない。デニホもとても良い。レジェンドたちの演技に関しては、どう捉えたら良いの>>続きを読む

野良犬(1949年製作の映画)

3.6

三船さんの演技いつ見てもマジで仰々しい。志村さんも自然ぶってるけど実は仰々しい。あぷれ…あぷれ、げえる…?みたいな。
まぁまぁ若い伊藤雄之助さんがちょびっとだけ出てる!こんなチョイ役でも懸命に芝居する
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シーモアさんと、大人のための人生入門(2014年製作の映画)

3.1

魂のゆくえ、チェットベイカーのやつ、その土曜日あたりのイーサンさん素晴らしいですよね。そんなイーサンさんがキャリアについて迷いが生じた時期に作った映画らしいんだけど、イーサンさんはたまに出てくるものの>>続きを読む

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