万事絶好調さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

万事絶好調

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マザー!(2017年製作の映画)

1.1

テーマ云々は置いといて普通に撮り方が…。手持ちで顔面アップが多すぎどころではないくらい多すぎて、怖いもんも怖くなくなるわ。あと単純にバルデムのドアップはキツめ!
エドハリス見たさの鑑賞で、元凶たるエド
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L7:プリテンド・ウィ・アー・デッド(2017年製作の映画)

3.5

綺麗事抜きの、結構えぐいこと悲しいこと満載のドキュメンタリーだけど、ラストは祝祭感があってホッとする。(人生を台無しにした、みたいなセリフ、この手の映画で聞いたことない…切なすぎ)
ツアーやレコーディ
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ルチオ・フルチのマーダロック(1985年製作の映画)

-

殺し方オカしい。動機と無関係にあんな殺し方すんのかい!犯人よ!
グロいの大嫌いだからフルチなんて一生見ることないと思ってたけど、意外に平気そうなのもいくつかあるんですね。ユーネクストありがとう!これだ
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ジャン・ルノワールの小劇場(1970年製作の映画)

5.0

大笑いに包まれて映画人生の幕を閉じたことに、ひとまず最大限の敬意と祝福を!!!!!わが至上の映画監督!!!!!!!!!

新学期・操行ゼロ(1933年製作の映画)

4.5

これが公開できないって、フランスも結構大変な国だったのだなぁ…反骨精神はモリモリだけど、描写は割と牧歌的な感じ。とはいえ、豆投げ(食べ物粗末にするのはいただけない)とか羽毛スローとか、鮮烈なイメージも>>続きを読む

フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

4.0

怪物の悲哀を表現させたら右に出る者ナシでおなじみ、ボリスカーロフ氏の手のデカさに毎度驚きを禁じ得ない。デカい手がゆっくりと動き、博士の首に……のシーン!素晴らしい!ノーマルブレインとアブノーマルブレイ>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

1.4

初ヨルゴス。シニカルな視点がある人だということはわかったが映画的には、変なカラコレ・うるさいナレーション・こけ脅し的なBGM・スローモーション多用と、かなりきつい要素満載。制度批判的な姿勢はあるのに、>>続きを読む

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.2

JPレオー氏の仏頂面はコミカルだしジョーは最高、本当に最高なんだけど…このグッとこなさは…生活感があまりないというか、作りものめいているわけでもないのに嘘っぽい。なんで?
「労働者階級に祖国はない」至
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.8

ビックリするほどおもしろい!ジョーダンピールさんはめちゃくちゃ緻密で賢いのに頭でっかちにならずドヤりもせずなのが本当に素晴らしい!!ホイテさんの撮影もとんでもなく美しい(こんな夜景見たことない!)。I>>続きを読む

現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.0

イニャリトゥはこの感じをこじらせているのか?(時系列ぐちゃぐちゃ系。2作くらいしか見たことないけど)
ジョニーギターことスターリングヘイドンは、窮地に立たされたらこいつは言い逃れるだろうという顔してま
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.9

ダニーデヴィートさんが登場から最期(水中にin)までずっと良すぎる。というかティムバートン監督よ、1作めにも増して悪役への偏愛が強すぎてバットマンがおざなりですがな!
キャットウーマン、衣装を手縫いす
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幽霊と未亡人(1947年製作の映画)

5.0

これぞ!至高オブ至高の「映画の魔法」。このアプリのシステム上スコア5までしかつけられないが、ほんとは5億くらいつけさせてほしい。

アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発(2015年製作の映画)

1.3

題材は興味深いがあまりにも稚拙。お金が全然無かったのか?ピーターサースガードがこちらに向かって話しかけてくるのがウザすぎてピーターサースガードのこと嫌いになりそう。この手法はウディアレンとかがやるから>>続きを読む

チャイナ・ムーン(1994年製作の映画)

3.4

完全なるジャケ借りで、エドハリス氏が出ること以外なんにも知らずに鑑賞。たぶん「中国出張に行ったエドハリスが謎の美女と出会うが…」みたいな話だろうと予想したものの中国は全く出てこず、チャイナムーン=満月>>続きを読む

夏の嵐(1954年製作の映画)

4.2

屋内シーンは全ショットが美しい、ほんとに美しい……!!ファーリーグレンジャーにお金貸すシーンの音楽の入り方がすごい!!けど不倫の末にこんなボコボコに傷つけあって、なんかこいつらに付き合ってらんないよう>>続きを読む

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

4.1

カーペンターはやっぱり素晴らしい!
廃映画館で囚人たちが歌って踊っての出しものをしていて、それをウキウキ見てるのがアーネストボーグナインですよ!!!
カートラッセルは終始ささやいていた。釘バット久しぶ
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ポルターガイスト(1982年製作の映画)

3.5

初めてトビーフーパーの映画を見た!!グロいのダメなのにトビーフーパー見た!!別に怖くないじゃんと思ってたら終盤でキモい死体みたいなのがゴロゴロ出てきた!!おいそれと引っ越せない!
全編を通して風吹きま
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翼に賭ける命(1957年製作の映画)

5.0

10年以上前に見て、ドロシーマローンがパラシュートで落ちてくるのだけ妙に鮮明に覚えていた!こんなに悲しい話だったなんて。皆が皆悲しい。戦争後遺症で死に取り憑かれたロバートスタックが悲しい。じっと見つめ>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.6

豪華キャスト。コティさんに至っては途中からスッカリ存在を忘れていて、久しぶりに出てきた時には現地に馴染んでいてなんか笑えた。マットデイモンさん見たさの鑑賞でしたが、とてもよかった。プロミストランド系の>>続きを読む

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

4.0

チップス、パスタ、ハンバーガー、ホットドッグ(?)と、安そうな食べもの満載なのがグッとくる(テーブルに無造作に置かれたピーナッツバター🥜!)。ワンダさんはかなり大変な目にあってるのにどこか人ごとという>>続きを読む

インフォーマント!(2009年製作の映画)

1.7

ソダーバーグさんの作品はあまり見たことないが、こんなこけ脅しのようなことをいつもやってんのか?!マットデイモンさんのモノローグでずっと進んでいくのに、終盤になって実は大嘘つきでした、というのは、悪質な>>続きを読む

めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)

2.9

カット割りすぎ。長く回せばいいというもんでもないがさすがに集中できないくらい割りに割る。
題材はとても好きだけど、描ききるのはとても難しいと思う。
老けメイク好きとしては最後に興奮ポイントが!
それに
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罪の声(2020年製作の映画)

2.8

こういうストーリーなので仕方ないんだけど、途中までただただ情報を見ているという感じで頭に入ってこず、せめて主演ふたりだけでも関西弁話者にやらせるのが誠意なのでは…みたいなことをボンヤリ考えていた…
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.6

映画に関係するあらゆる音の話題が広く浅く取り上げられ、たくさんの創意工夫に頭が下がる思い。映画見るときにもっとちゃんと音を聞こうと誰もが襟を正すこと請け合い。ジョンフォードの銃声のくだりがおもしろかっ>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

4.1

ゲットアウト見て興味持ったジョーダンピールさん、今度はそうきたか!という感じ。怖いの苦手だけどやけにおもしろい。オフィリア(AI)のファックザポリスとか、変なキラキラの石で殴るのとか、金持ちなエリザベ>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

2.5

「はいどうぞ!ここで感動してください」とばかりにかかりまくる音楽がうすら寒い。雨のくだりとか観覧車のシーンとか、恥ずかしくて見てられない…ようやるわ俳優さん。子役(ベイビーじゃないほう)が、よくない子>>続きを読む

マルチプル・マニアックス(1970年製作の映画)

-

なんとも不安定な撮影。後年結構カッチリ撮っている印象なんだけど!
ラスト、市民を追いまくるシーンがやけに力入ってておもろい。銃持った人ら(妙にヒョロくて腰が引けている)に囲まれてツンツンされんのも不思
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荒野の女たち(1965年製作の映画)

5.0

こんなゴツいハゲをどこからいっぱい集めてきたのか?という謎はさておき、様々な既成概念を破壊するフォードのアナーキーさに驚かされるし、つらすぎて泣けてきちゃうんだけど、それ以上にかっこよくて痺れる。遺作>>続きを読む

タバコ・ロード(1941年製作の映画)

5.0

規格外の破壊映画!タバコ・ロードに風が舞う冒頭のショットから、ラストの犬(最高すぎる)のフレームインまで常に驚きに満ちている。
宗教おばさんの歌、役場の人がどんどん集まってくるとこ(増殖と言いたい)と
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大空の闘士(1933年製作の映画)

3.7

ラルフベラミーって私の中では常にダミー的というか、良い人なんだけどなんか報われない感じなので、ビシッとかっこよく主役張ってて違和感が…(ラルフごめん)
とぼけたじいさんが良い存在感だった。鳥のイラスト
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果てなき船路(1940年製作の映画)

5.0

最初から最後まで美しすぎる。死にゆくスミティの上にファサっと布がかぶり、国旗とオーヴァーラップする。風!!
仲間が死んだというニュースを誰にも伝えないため、新聞を捨て、水中に落ちた新聞をカメラは大きく
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最敬礼(1929年製作の映画)

4.0

黒人の使用人が妙に丹念に描かれるのが気になる。主人公より存在感アリアリ。
アメフトシーンのとんでもない観衆にビックリ。アメフトはもちろん、ダンスシーンも基本的に密。

俺は善人だ(1935年製作の映画)

5.0

エドワードGロビンソンの二面性を活かしきっている!!!
奇しくもこの日見た3本(血涙、これ、モガンボ)で、女が男を引っぱたく。ジェンダーの撹乱というのか、エプロンつけてお世話するのが男だったりとか、ジ
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血涙の志士(1928年製作の映画)

5.0

ハングマンが暖炉の炎に見る幻影の禍々しさ!!犬のデカさ(燃えゆく邸宅をヒロインとともに見つめる)!!競馬シーンの画面の躍動感!!!男をひっぱたく女。ご婦人がたの体重に負けるロバ。こんな豊かな71分ある>>続きを読む

教育と愛国(2022年製作の映画)

3.6

顔面の映画!知的で熱意ある女性たち(だけではないが、女性ふたりのご活躍を心から応援したくなる!)の毅然とした顔に比べ、空疎な事なかれ主義の為政者たちの顔にはなんというか緊張感が無く、深い知性のようなも>>続きを読む

ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

5.0

至高オブ至高の映画体験。映画における目線の考察。見守ることと見つめあうこと。(マリオンとダミエルが出会うバーでの切り返し!!)
カシエルの嘆きがあまりに痛切。
かつて天使だった人は結構いっぱいいる。