万事絶好調さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

万事絶好調

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ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

3.2

風の映画だったとは!初見時は意識していなかった。ゴダールであり、人工的なルノワールでもあり、始まり方はリヴェット。
「どこから来たの?」「田舎です」「へー」この中身の無さ!なんか逆に考えさせられるわ。
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満月の夜(1984年製作の映画)

4.3

満月の夜といえば真っ先に思い出すのはもちろん、les tarotsでカクカク踊るパスカルオジェ。なんだけど数年ぶりに見たら、それどころか、もう徹頭徹尾パスカルオジェが!!!奇跡的な魅力を放ってる!声も>>続きを読む

浦島太郎の後裔(1946年製作の映画)

4.0

ガチの焼け跡で民主主義を叫ぶヘンテコ映画。神取忍さんとかが踊らされて出馬してる感じ(知らないけど!)を思い出させる。
パンツスーツでピシッとした杉村春子さんがかっこいい。

ナイト&デイ(2010年製作の映画)

4.1

衣装をコロコロ変えながらいろんな場所で展開されていくスパイ物語、どことなくクラシカルな趣があって面白い!トムクルもキャメロンディアスも結構いいトシなのに、"重み"というものが一切無いね。ザルツブルクで>>続きを読む

ザ・スリッツ:ヒア・トゥ・ビー・ハード(2017年製作の映画)

3.5

Cutくらいしか聴いたことないしバンド自体のことはよく知らないので、メンバーの入れ替わりが激しくて途中からついていけなくなった。情報量多い。
メンバーが皆さんかっこいい(今も昔も)。誰しも自由に生きる
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ロープ(1948年製作の映画)

4.5

ヒッチコック大先生(というか正確には神様)の実験精神が遺憾なく発揮された、祝福すべき傑作。チェストを開けた時のジェームズスチュワートのやり切れない表情も素晴らしい。

ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

-

点数つける意味が特にないわ。ストーンズがダラダラとレコーディングしてるのは永遠に見てられる。

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.8

時間の蓄積と感情の高まり。デルフィーヌ・セイリグさんという女優の偉大さをあらためて知る…この緊張感のある身振りよ。前年に撮られた私、あなた〜のダルダルっぷりとは打って変わって、とてつもなくスリリングな>>続きを読む

私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)

2.5

いろいろゾッとした…
オルメイヤーを一番はじめに見たので、アケルマンとんでもない監督じゃ!!と思ったんだけど、はじめにこれ見てたら全く評価違ったわ。セックスをあんなふうに見せられてもなんかうんざりする
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アンナの出会い(1978年製作の映画)

3.6

やっぱりボソボソした会話(というか一方的に話す)が続くので眠くなる。なんとか踏ん張るが、頭には入ってこない!
最も印象に残ってるのは、中盤、ボーイフレンドの母と駅で出会うシーンで、「おなかすいたわ」→
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ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古(2012年製作の映画)

3.5

一時期イメフォでさんざん予告編を見たせいで覚えた名前「ピーター・ブルック」。このおかたの経歴や実績は相変わらず何も知らないんだけど、この前ご逝去された時に「あーあのオレンジシャツの!」とこの映画の予告>>続きを読む

ポルトガル、夏の終わり(2019年製作の映画)

2.8

風光明媚!行ってみたいな〜シントラ。衣装が素敵。以上。
ユペは強靭に見える。
途中、知らんおばあさんの誕生会で歌われるハッピーバースデー的な歌、皆が皆音痴なせいなのか?音程がなんとも不安定で謎めいてい
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レイクサイド マーダーケース(2004年製作の映画)

3.6

前日にすさまじい水のイメージ(アケルマン2本)見たせいでどうしてもレイクがちょっとぬるく感じた、ライティングのせい??
撮影(たむらさんと池内さん)、手持ちも結構ある。室内での人の動きを緻密に捉えてい
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囚われの女(2000年製作の映画)

4.7

え、オルメイヤーってこんな男前だったんかい!という驚きとともに始まった!アリアーヌさんも最高に美しくて、もう終始眼福ではあるんたけど、なんだろう、それ以上に狂気じみている!!!!!
オルメイヤーにも共
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オルメイヤーの阿房宮(2011年製作の映画)

4.9

画面の緊張感がすごすぎる!!冒頭の襲撃シーン、踊り続けるニナにまず戦慄を覚える。そのあとオジさんふたりがずっとボソボソ話し合ってて物語が見えてこず困惑したし眠たかったけど、ここさえ耐えれば(?)俄然目>>続きを読む

百年と希望(2022年製作の映画)

-

赤旗のパートがワクワクするおもしろさ。池内さんがとてもカメラ映えするし言うことも至極まともなんだけど…自民党支持者(夫婦別姓に反対してるのは自民党だけ。自民党の一部の超保守だけ)や、選挙いかない人にこ>>続きを読む

クルーレス(1995年製作の映画)

2.8

えーーーーブリタニーマーフィーだったんか!!

小間使の日記(1963年製作の映画)

4.0

混沌としている!!!けどこの世界そのものが混沌としているからね。
雷ピカーンのFinがもう、食えないオヤジだよブニュエルは。
女性用ブーツを抱きしめて亡くなるじーさん。強姦され亡くなった少女の脚に這う
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.3

グレースケリー扱いしてくれる人よりも自分のまま愛してくれる人がいいよねそりゃ。pdlなのに最後までもつれにもつれる。けど一緒に走った(のみならずお互いのために走った)経験は最強。愛すべき恋愛映画!!!>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.0

単!!細!!胞!!
一貫して単細胞。クラクラするほど単細胞。
序盤、ロッカーあけて上着を取り出すらへんでもう、なんか悲しくなる。いいトシしてそんなワッペンだらけの服着て…。
空を飛ぶのはお国のためでも
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ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年製作の映画)

4.6

不穏なカメラがのっけから冴えまくり!!
ビュルオジェ、ステファヌオードラン、デルフィーヌセイリグ、顔面やスタイルはもちろんのこと皆さん声が素敵。
晩年にこんなの撮るなんてかっこよすぎだろ!!!ブニュエ
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気狂いピエロ 2Kレストア版(1965年製作の映画)

5.0

シネマ尾道にて鑑賞。劇場で見るのは10年以上ぶり?
いくつになってもかぶれちゃう。なんでこんなにかっこいいのか???あまりに作りものめいているのに、あまりに生の手触りがある。時速100キロで破滅に向か
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ナインスゲート(1999年製作の映画)

2.4

おもしろくなりそうな予感はあったのに、途中からめちゃくちゃどうでもよくなる。信仰心や悪魔への興味が多少なりともあれば、もうちょっと楽しめるのか?まずお話がすごくどうでもいい割にとっても長い。アクション>>続きを読む

小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

3.5

マイケルピット久しぶりに見た!!ショーンコネリーは家でもちょいちょいアウターを着ていて気になる。スコットランドに帰る、とチャリで去っていくのも気になる。(チャリで帰りかねない勢い&いまにも轢かれそうで>>続きを読む

冬薔薇(2022年製作の映画)

3.6

サラメシのように始まりサラメシのように終わるが、そこ以外はサラメシ感ゼロ。
若手の俳優さんたちが皆、奇妙でリアルな存在感(伊藤さん、倉敷の友人、いとこの人、毎熊さんなど)。なかなか救いがない話だし主人
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.0

7〜8年前に文芸坐の80年代学園ものオールナイトみたいなやつで見て、「価値基準が単一的すぎるだろ!80年代!」って思ったのをまざまざと、改めて。かわいくなってチューして終わりかい!
筋肉バカみたいな子
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

-

ジャケにも使われてる、耳でかい男がかなり効果的。画の持つ力はすごいし、主題と話法が一致しているのもすごいと思う。いやな記録を見ている感じになるので。(お話自体はかなりこどもっぽいが)
あと剥製大集合の
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美貌に罪あり(1959年製作の映画)

4.7

文子さんのとんでもないかわいさに目がうるみ、富士子さん春子さんの盆踊りにむせび泣き(ミュージカルシーンとして感情の乗らせかたが素晴らしい)、ひとみさんのあのメモについにしゃくりあげて涙涙。4人の女神た>>続きを読む

ドクター・ブル(1933年製作の映画)

3.8

注射を打つの打たないのでモメて、接種会場に「打つな」と乗り込んでくる人まで出る始末…という映画(ではない)
フォードのウィルロジャース愛を感じる。周遊する蒸気船のような爆発的なおもしろさはないが、列車
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午前2時の勇気(1945年製作の映画)

3.3

1.5倍速で見てるのかと思うほど展開が速い(70分もないので当たり前だけど)。記憶喪失の男に出会ったタクシー運転手の女。記憶喪失であることを両者とも妙にアッサリ受け入れて泰然自若としているのがなんかお>>続きを読む

デュエル(1976年製作の映画)

3.6

いまひとつ集中できず、人物の判別に混乱しちゃった。ピアノじいさんは最高。

北の橋(1981年製作の映画)

4.0

なんたる自由闊達!何よりオジェ親子に途方もなく魅了され続ける2時間。クロワッサン途中まで食べて線路に投げ捨てるビュルさんの孤独な美しさ。ビュルさんがおしっこするのを誰にも見られないように見張るパスカル>>続きを読む

青い戦慄(1946年製作の映画)

3.3

戦争の暗い影。アランラッドが容赦なく凶暴。アランラッドとヴェロニカレイクはどちらもとっても美形だがなんか間違いが起こらなさそうというか、ガツガツしていない感じ。つかず離れず。
二転三転して怪しい人物満
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不審者(1951年製作の映画)

5.0

ロージーはほんと読めないおかた。不倫の物語が、どんどん予想外の方向へ転がっていく。素晴らしく面白い!!
まず顔が胡散臭いんだけど、犯行のシーンでドアをキーキーやって相手の注意を惹くのも不審者ならでは。
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月光の女(1940年製作の映画)

3.7

ベティデイヴィス(相変わらず目玉飛び出そう)が正当防衛の殺人なんてするわけなかろう!夫がボンクラにしか見えない。
不倫相手の妻…衣装どうなってんの?顔も体型もすごい圧。ベティデイヴィスに対抗するにはこ
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フォーゲルエート城(1921年製作の映画)

3.8

中間字幕無しでは全然わかんないと思う。画面上で起きていることが少ないし、本筋に関係ないことも同質に描かれる。不思議な感覚。