万事絶好調さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

万事絶好調

万事絶好調

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カポネ大いに泣く(1985年製作の映画)

4.2

極彩色に照らされたメリーゴーランドをバックに浪曲を披露するショーケンさんを見られて大満足(三味線田中裕子さんも超素敵)。ほんとかっこいいな!ショーケンさんを見ることの快楽に満ちてる。浪曲に関してまるで>>続きを読む

ビバリウム(2019年製作の映画)

2.9

ジェシーアイゼンバーグ氏が出ている点で100点だし満足ですけどね。近年は作品に恵まれないのか?年を重ねて路線が定まらない感じになっているのか?なんとアダムドライヴァー氏とタメなんですけど…威厳の差よ…>>続きを読む

マーニー(1964年製作の映画)

4.6

トリュフォーいわく:ショーンコネリーはヒッチコック流の高貴で優雅な男主人公では全然ない!胸毛ワサワサで野獣のよう。けどそれがこの作品には合っている(泥棒に欲情する奇特な男の役)。
まさにそう。そしてア
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アウトサイダー(1981年製作の映画)

3.9

演奏シーンがたくさん出てきておもしろい。物語よりもショットの強度で進んでいく割に、物語が予想外の方向へ転がりまくる(結婚式で友達が急に死んだりもする。このカットすごい)
お兄さんが急に訪ねてくるとこ、
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ダムネーション 天罰(1988年製作の映画)

3.7

雨雨雨…人々を罰するかのような雨。
みんなつまらなそうに生きてる。美しくて退屈な映画。
最終的に犬とワンワンやり合う!

点数は2点でも5点でもいいって感じ

歩道の終わる所(1950年製作の映画)

4.1

ジーンティアニーの寝顔クローズアップの美しさ!!!!!!!!この人のためにきちんと生きようとダナアンドリュースが思うに至るのもむべなるかな!!!
ダナアンドリュースは隠蔽葛藤がよく似合う顔。
それにし
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.6

アダムドライヴァーさんがとにかくヘンテコなことに巻き込まれまくって大変そう。そりゃオカしくもなるわ。踊るアダムさんが見られたので満足。
正気とは何か。妄想にとらわれるしかない男たち。執念と哀愁の映画。
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

2.7

ポンジュノ見るのたったの3作めだが(TOKYO、パラサイト)、やっぱりなんかショットに品がない
ソンガンホと飛び蹴りデカ、捜査のためなら拷問も厭わないって感じのアツい人ではなくただサッサと終わらせたい
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凱里ブルース(2015年製作の映画)

3.0

おもしろくはないが若々しい実験精神満載。
長回しのカットになった途端に画質が変わるのはどうしても変(この町の入り組んだ作りはおもしろい。ビーフン頼んで即出てくるし髪切るしボタン直してもらう。ワンカット
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扉の陰の秘密(1948年製作の映画)

5.0

扉・陰・秘密と気になるキーワードが三拍子揃ったタイトルにフリッツラング×スタンリーコルテス、そう聞いただけで涎が止まらないが実際とんでもなくおもしろい!!!画面がかっこよすぎる。扉にも陰にも秘密にもこ>>続きを読む

暗黒の恐怖(1950年製作の映画)

4.2

リチャードウィドマークが良きパパ?!?違和感満載。こんな悪そうな医師いる??
犯人を早くつかまえなきゃペストが蔓延する!という設定が巧妙。
マットレスに乗せた病人を階段で運ぶシーンで、追い詰められてバ
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.6

「友達がお母さんのこと美人って言ってて…」
「誰?何かあげようか?」斉藤由貴さんかわいい。心地よいユーモア。水泳部顧問の「なっ!」とかは心地よくないユーモア。
トヨエツ氏は真顔がおもろいタイプ。(関係
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裏切りの街角(1949年製作の映画)

4.0

イヴォンヌ・デ・カーロというあまり聞き馴染みのない女優さん、ボンヤリしていて何考えてるのかわからず、本気か嘘か見抜きにくいことこの上なし!意図したものかどうか別として!バートランカスターはなんか単細胞>>続きを読む

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.2

天国と地獄をかき混ぜてお祭り。メルヘン反戦映画。死ぬ時は無意識よ、という言葉、初見時も刺さったなぁ。
ブリアリの真顔で〆

女性たち/女たち(1939年製作の映画)

3.5

眼福!女優陣はもちろん、衣装が美しくバラエティー豊かで楽しい。犬がめちゃくちゃかわいい。
登場人物紹介が動物で表されているのがおもしろい。
内容の割にちょっと長い。会話が多すぎて少々疲れる。カラーパー
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.3

思いがけずジェレミーアイアンズが見れてテンション上がった。あとアダムドライヴァーさんはいつも素敵。アダムさんの素敵さで5点中5点行くんだけど、そんなにおもしろくはないので総合3.3
事務所でのラブシー
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オペレッタ狸御殿(2004年製作の映画)

3.5

これが遺作という点では悲しいが、こんなに軽やかで自由闊達豪華絢爛お祭り騒ぎの遺作はむしろおめでたい。薬師丸ひろ子さんはじめ、キャストさん皆素晴らしい。あらゆる点で映画っぽくないのになぜか大好き。

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

4.2

振り付けの緊張感がすごい!!どうしたらこんな振り付けが出来るのか???感情の流れと踊りとが完全に一致している、ミュージカルの理想系。ダンスはエモーショナルでなくては。
そしてジョージチャキリス!!!!
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ヴェルクマイスター・ハーモニー(2000年製作の映画)

4.3

驚異的!見入ってしまう。私は履歴書に「サタンタンゴ映画館で見ました」と書ける人種なので、この作品は全く長いと感じなかった。病院襲撃の長回しはほんとに驚異的としか言えない。

主人公の生活(靴屋に下宿し
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追憶の女(1942年製作の映画)

3.7

清々しいほど我儘で迷惑な女ベティデイヴィス!ひんむいた目が怖い(のちにもっとおっかなくなることを我々は知っている)。この時代の映画ではこういう登場人物は必ず死ぬ。
ピーターはほんとに自殺だったのか?
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地獄の逃避行(1973年製作の映画)

2.3

マリックの俺様感が好きじゃない。登場人物は皆操り人形のようだし、無気力なモノローグもどうでもいい。男のロマンみたいなのがなんかキモい。動物を痛い目にあわすのも嫌。よかった点はロケ地がすごかったのと、木>>続きを読む

五本の指(1952年製作の映画)

4.7

地味なおじさんばかり出てくるので戸惑ったが、大変おもしろい!!!史実を基にしているとのことで、最初のほうは説明多い。けどこの語り口の妙。書類の写真撮るとこで書類に顔映したりとか、掃除のおばさんブレーカ>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.1

皆きちんと歌い踊りすぎている感はあるが(旧バージョンは荒削り感、切羽詰まった感があった)、逆に言うと完成されたダンスを堪能できる。
決闘直前のクロスカッティングソングで旧アニタと新アニタのディゾルブ。
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃオシャレに見えるが上辺だけで言えばなんか学生でも撮れそうなことをやってくるのが小憎い(めちゃくちゃ豪華キャストでやってくるのがまた)!
ダラダラと会話してるようで妙なおかしみがある。イギー
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.3

終盤ハグするとこダブルアクション。電話のスプリットスクリーンが多種多様。
KKKの人ら(コンプレックス強め、イケてない感じ)妙にリアルな狂気。
アダムドライバー淡々としている。
最後リアル映像が一番怖
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新婚道中記(1936年製作の映画)

4.2

犬すごいかわいい。それだけでもう満足。
ラルフベラミーはいつも残念な目にあってる感じがする。
エスカレーター下り上りの演出が粋。隠れの増殖が可笑しい。ケイリーグラントはどの映画でも本当に最高。

透明人間(1992年製作の映画)

3.9

本人にとっては超困ることだが、ハタから見たら相当マヌケ。ユーモアたっぷりだし、透明人間=化け物への愛たっぷり。
主人公も友人も顔がショボい!インビジブルのベーコンは透明になって心まで蝕まれたが、この主
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インビジブル(2000年製作の映画)

3.1

グロくてビックリ。犬かわいそう。
透明になる前から相当いけすかなかったベーコンが、化け物になっていよいよ本格的なスケベじじいに、そして暴力男になっていく。執念深さに呆れた。女性の生命力もすごい。私なら
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透明人間(2019年製作の映画)

3.4

そのへんから連れてきたかのようにボサボサな女性が主人公。最後のドヤ顔(サプライズ)思わず笑う。
調理中の火力を少々強くする、布団をずらすなど、透明人間の行動としてはあまりにチンケ。脚本ゆるゆるだが、被
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ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

3.7

ユロ氏、コミカルな愛すべきおじさんってよりは行動が読めない奇人。平気で迷惑なことをしまくるのがなんか怖い。
内容のゆるさに対してフレームガチガチなのもなんか怖い。
終始流れるメインテーマ素敵

東京流れ者(1966年製作の映画)

4.0

モノクロで始まるカラフル映画。理屈抜きにかっこいい鈴木清順作品大好き。流れ者と言いつつ流れるシーンはほぼなく、場面が変わると移動し終わっている。
敵のボスが最初なかなかサングラスを取らず、やっと取った
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大砂塵(1954年製作の映画)

5.0

ジョンクロの厚かましい存在感!敵役の女の禍々しさ!誰もが皆コンプレックスを抱えて生きてる。『孤独な場所で』のあの伝説的なボギー(スクィーズ、スクィーズハーダー)についても言えることだが、ニコラスレイが>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

2.7

切実な映画だし、重要なテーマだとは理解できるが、おもしろくはない(ケンローチ見るの4作めだが今のところどの作品もそう)。教習所のビデオのよう。人間はもっと複雑なものだと思う。

青髭八人目の妻(1938年製作の映画)

4.0

スーツを着て生まれてきたみたいなゲイリークーパーがのっけからパジャマのことでモメてんのがおもしろい。上司に聞いてきますんで…といってサイレントでどんどん上がっていくのは百万ドル貰ったらを思い出す。
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