yuhoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)

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面白すぎ。特に階段突き落としからの超絶罵倒がいい、現代で公開してたらミーム化してそう。増村の赤い天使でもあったけどノコギリでの足切断の音はかなり堪えるな。これより嫌な音ってありますか?

シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

まぁこれだけの事件の裏側を撮っている訳で面白いのはそれはそう。特にニュースが出て以降の興奮を抑えきれないスノーデンの姿が印象的だった

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

痛みについての話。その耐え難さ故に芸術への原動力にもなるし、利用すれば金にもなる。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

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思ったよりアクティブに行ったり来たりする映画だった。ロビーミュラーによる過剰なまでにカラフルながらも、しんみりとした画面。ラストのマジックミラーのシーンも常に二人の向き合い方が変化し続けていてすごかっ>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

デカい物語を真面目な顔で語り続ける映画は最近あまり見ないしその時点でめちゃ面白い。あとフローレンスピューの衣装が最高。

暗黒街の弾痕(1937年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

語りの効率性が凄い。これだけの内容で86分、テンポ良すぎ。シルヴィアシドニーの演技がハイテンション過ぎて疲れるのが難点。

妻よ薔薇のやうに(1935年製作の映画)

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大傑作。ウェスばりの高速パンとか角度をつけた横移動ショットとかありつつ、単純に構図が決まってるカットも多くて戦後に比べると映像的な快楽度数が高い。どうでもいいところで手際の良い彼氏とか最後の敗北宣言も>>続きを読む

ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)

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永遠に喋ってる文句なしに面白い

テレフォン(1977年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

爆破シーン気前が良すぎる火薬量(地下駐車場のシーンとか危なすぎない?)と人命の軽さが良い、なんの感慨もなく木っ端微塵になるヘリコプター、流れ作業のように飲む毒薬。
あとは何というか空間の使い方が多様、
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GIFT(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「悪は存在しない」を観る前に「GIFT」として観れて良かったと思う。やはり同じ素材で物語として先に見ちゃうと、そちらに引っ張られて純粋に映像と音楽としての感覚的な楽しみがブレちゃう気がするので(まぁ完>>続きを読む

昭和おんな博徒(1972年製作の映画)

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加藤泰の作品はとにかくパワフルで良い。刺青を入れてくれと懇願するお藤にカミソリで首を掻っ切るお藤

車夫遊侠伝 喧嘩辰(1964年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

大衆的な気持ちのいい物語性と言うまでもなく決まりに決まったショットの数々、最高です。特に桜町弘子を川に落としたあとの(そのシーンもやたらと前衛的で凄いが)親分に詰められるシーンよ、、

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この2024年に真正面から丁寧な生活を投げつけられると狼狽えちゃうのは間違いないが、ヴェンダースなだけあって流石に面白い。というか、よく撮られた東京の風景を見るだけでかなり楽しい。そもそもカセットやら>>続きを読む

アメリカの友人(1977年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

画面は言わずもがなだけど、二つの殺人シーンもめちゃ良い。じっくり、グダグダ、あっさり。絶対に走って逃げるなと言われ、やっぱり走っちゃうけど全然大丈夫。

おかあさん(1952年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

兄の死辺りのテンポ感が少し溝口ぽい。”お母さん”を全うし何とか踏ん張り続ける田中絹代とどこまでも朗らかでキュートな香川京子。今作の加東大介との関係性然り、どこかに引っ掛かるような空白が成瀬作品において>>続きを読む

銀座化粧(1951年製作の映画)

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飄々と世渡りできそうでできない田中絹代、良すぎる

驟雨(1956年製作の映画)

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序盤の姪っ子に乗じて夫をディスるシーンやら町内会やら笑えるシーンが多いが、それでも原節子は終始真剣かつシリアスなのが良い。ラストの紙風船、これぞ成瀬作品という気がする。傑作です。

二羽の鳩(1949年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

あまりのマシンガントークにウトウトしちゃうけど最高に面白い、というかもうゴールは最初に設定されるので問題もない。たぶん。

これで三度目(1952年製作の映画)

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はちゃめちゃに面白い。濱口が対談で言ってたのを読んだ気がするが、確かに私利私欲のために小賢しく動き回る人々がトントン拍子に要望を叶えていく姿を嫌味なく撮っているのがクセになる。

英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

体調がクソ悪かったのもあるかもだが、期待ほどではなかった。まぁ絵として綺麗なショットは沢山あるけど退屈は退屈。

晩菊(1954年製作の映画)

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成瀬作品、終始やるせないストーリーながらも良い意味で諦めの境地のようなポジティブさがあり勇気づけられてしまうな、、

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ずっとボコボコの大喧嘩をしていたり、テレビやドキュメンタリーぽいショットによる入れ子構造的な視線の変化が「ソルフェリーノの戦い」ぽい。どうとも取れる事実の解釈の話をずっとしてるので永遠に解決はしない、>>続きを読む

数に溺れて(1988年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

特に後ろ二つの夫溺死シーンはシャブロルの気のいい女たちを思い出した、タガの外れた厭な軽さ。コロコロ人が死んでいく中で最後の大花火、そして静かに沈んでいく舟。ストーリーも細かいことを考えなければかなりシ>>続きを読む

めし(1951年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原節子は従兄弟と上原謙は姪っ子と、山の音もだったけど市井の人々を描いた朗らかさと近親相姦的なモチーフの妖しさが同時に存在していてヤバい、
布団をみんなで敷くシーンが良かった