tsnさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

共感して「わかる」でなく理解できる「わかる」だった
いつか観たかったから劇場で観れたのはよかったけど映画にも鑑賞適齢期があると最近よく思う
もっと早く観たかったし、この映画が刺さらない現在に安心と寂し
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

4.0

途中まで起伏少なくてしんどかったけど淡々とでも着実に実行される計画が成功するラストスパートは気持ちよかった
基本的に艶かしいジャッキーだけど銃を構えて撃つシュミレーションするシーンが可愛い
横顔の色気
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アリスの恋(1974年製作の映画)

4.0

過去の楽しかった頃に頼らなくても現在の幸せを見つけてアップデートするまでがすごく人間らしくってよかった
モーテルとか衣装とかインテリアとかアメリカを凝縮したような要素がめちゃくちゃタイプだった
客も店
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チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976年製作の映画)

3.5

序盤から一つの対象を執拗にロックオンした画面展開が独特だった
近すぎてみたい部分がみれない部分もあって、そこがドキュメンタリーっぽくてリアル
クレイジーホースが場末感溢れすぎてるけど、コズモがお金は全
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

3.5

自分の中でイメージしてるマリリンモンロー像はほんの一部分に過ぎなかったということがわかった作品
セクシーで自信に満ち溢れた強い女性というイメージだったけど、この映画の中ではチャーミングでちょっと可憐な
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.0

衣装も小物もクラシカルで素敵だったけど
何よりパリの街と公園、庭園が素晴らしかった
タクシーのフロントガラスやバスの中から見る景色が特によかった
帰休兵との偶然の出会いからおしゃべりしながら病院に向か
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スナッチ(2000年製作の映画)

3.0

出てる人結構豪華なのになんか勿体無い
単に好みの問題かもしれないけど演出が安っぽくて、こうすればイケてるっしょ感が鼻についてしまった

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

3.5

最後の最後までバクスターにいいことなさ過ぎて辛い。けど、本人が結構チャーミングな性格で悲壮感はない。
ハッピーエンドでよかったねとはなるが、フランがちょっと都合良過ぎない?となる。だけど恋愛ってそんな
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

映像もすごかったけど、それよりも環境音とか人の息みたいな音楽がめちゃくちゃ耳に残った(あのバラエティで流れてたのこれ?みたいなのもあった)
顔だけ老けた能力持った子供達、ネオ東京、カッコいいバイク、色
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.5

これまで見たことない新鮮なカットがたくさんあった
けど、ストーリーはもう少し凝ってほしかったなぁ
黒幕が予想通りでわかってからちょっとつまらなくなってしまった
時田の乗る車の後輪が沈んでる描写を見て感
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.5

久しぶりに完全没入した
観てる時ずっと心拍数高かったしスクリーンに釘付けになった
結末はなかなか衝撃で軽やかながらグロテスクな追いかけっこは鮮烈だった
他の人の考察見てるとラストのセリフは誰が言ってる
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.5

1を完結させるための2という感じで蛇足だったかな、、

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.0

千葉真一出てきた瞬間一気にギャグ感増してめっちゃよかった
途中で入るアニメーションのセンスがすごい
真面目とおふざけのバランスが絶妙だった

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

レクター博士がいつ暴れ出すかずっと緊張感があった
逃げ切ったときは爽快感
面白くてかなり集中して見れた

マネキン(1987年製作の映画)

3.5

時代を感じる演出や音楽
少しチープに感じる部分もあったけど、
主演二人がめちゃくちゃ可愛かった
ダンスもファッションも二人の表情も何もかも素敵
ありえないラストもこの映画なら全然オッケー!ってなった
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.0

独特すぎて難しかった、、
恋の力で強くなるみたいなことなんだろうけど、演出がこねくり回されすぎて没入できない
リナの赤いニットとバリーの青いスーツのコントラストは綺麗だった

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.5

出演前に牢獄行きかハラハラしたけどちゃんと漫談やれ切れて安心した
カリスマってやっぱりちょっとぶっ飛んでないとなれない
自宅の自作セットで夜な夜なイカれた予行演習が良かった
ただ、マーシャのキャラが厳
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浮雲(1955年製作の映画)

3.5

終戦と共にロマンスは終わった
一番印象に残るセリフ

富岡が終始開き直ってずっと逃げ腰なのに対してゆき子はずっと追いかけ続けた
戦地から帰ってきてから富岡の毒舌や自負がゼロになっててそれでもずっと夢中
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.0

ラストにかけて特にサイコーすぎる
前半のギャルも後半のレディもそれぞれに別の種類の女の強さを持ってる
それにしてもこんな気持ちいいthe endは初めてかもしれん
映像の質感もこだわりの構図もダサすぎ
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

画作りはウェスアンダーソンそのもので全く裏切りはないのに
内容が入ってこなくて何回か意識が飛んだ
玄人向けと言ってしまえばそれまでだけど、
足早に進むストーリーを追いながら登場人物の表情には現れない繊
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

あの時の手の感触を頼りに生きてきたというセリフがよかった
人には縋りたいような瞬間がある
あと、ベランダの仕切り越しに話すシーンがいくつかあったけどどれもよかった
ガラス越しに見ても広瀬すずは美しいん
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.5

鏡合わせの原理は初めての発想
SF慣れしてないからちょっと難しかったけど
時間軸が一方向だけじゃないことでみんなが過去と未来に翻弄されて右往左往してるのは面白かった

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.0

ひと処に留まれない空想がちで少し病んでそうな主人公があまりに自由奔放すぎて受けつけなかった
この恋で自分を認めて他人と正面から向き合えたら変われるだろうけど、きっとまた逃げる気がする

名作なんだろう
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.5

ミュージカルが苦手なことに変わりなかったけど、美しいカットがたくさんあった
特に競馬のシーンはオードリーに負けず劣らずキャスト全員が西洋人形のように美しくて動きや空間の使い方、撮り方など全ての要素が完
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.5

いつか見ようと思ってなんとなく今夜の一本に選んだけど、今日の昼に観た或る夜の出来事が元ネタになってることを後で知って、鑑賞のタイミングとしてかなり運命的だった

アーニャの一生ものの思い出を守るための
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.5

これまでちゃんと見ることなかったイランの町の風景が新鮮で美しかった
普通の家というより石や岩と同化したような家とその壁面に映るステンドグラスの光が綺麗
陽が落ちてからも町をさまようシーンは、学校の友達
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.0

王道展開をストレートに楽しんだ
記事で金にするという下心を持ちながらもぞんざいには扱わずジェリコの壁を守り切るピーターの男気には惚れる
車に乗り込んでから二人の姿は一切映されずに灯りと笛を使って守って
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

セブンのケヴィンスペイシーを知ってたから序盤からなんとも言えない眼をしてるキントは気にはなってたけど、さすがにほんとのラストスパートまで確信は持てなかった
ラスト10分までは結構退屈だったけど、
その
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.5

内容は正直少しチープに感じてしまった
でも、屋敷での撮り方や劇伴の不穏さはさすが
ずっと小難しいことをテーマにしてる風だったけど、結局はラストのセリフが全てなのかと拍子抜け
人間という感情を持った生物
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砂の器(1974年製作の映画)

4.0

序盤は今西の捜査旅行楽しそうでいいな〜くらいで普通のサスペンス劇場のテンションで観てたけど、戸籍を辿って石川県へ赴くあたりからグッと毛色が変わって引き込まれた

30分以上に渡る宿命の演奏と共に明かさ
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ヒート(1995年製作の映画)

3.5

デニーロとアルパチーノ共演だから見たけど
全体的にもたついてる感があってあんまりだった
二人でコーヒー飲むシーンはよかった

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.5

期待値が高かったのでちょっと残念
普通のサスペンスという感じ

ブシェミがずっと変な顔って言われてるのがおもろ可哀想だった

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.0

継がざるを得なくて継いだし、いつも強くて冷酷で迷わないマイケルだったけど、懺悔のシーンとケイに本音を言うシーンは、やっぱり一人の男としてずっと苦しんでたしこれからも苦しみ続けるのかと思うと居た堪れなか>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.0

先代の跡を継ぐということは自分がゼロから何かを築き上げるより何倍も苦しいんだろうな
ゴッドファーザーのあるべき姿みたいな亡霊に支配されてるマイケルが見てて辛かった
デニーロ演じるヴィトーが街のみんなの
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ブロンクス物語/愛につつまれた街(1993年製作の映画)

4.0

マフィアとギャングって似てるけど全然違うということがわかる
ソニーは堅気ではないけど、堅気の人間でも忘れそうな大事なことを忘れないで貫いてるところがカッコいい
Cの恋愛を迷いなくアシストする場面はさす
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.0

長すぎてずっと後回しにしてたからようやく鑑賞

退屈せず最後まで見れた(登場人物確認のために一時停止はしたけど)
語彙がないけど、息を止めちゃうタイミングとクゥ〜〜〜!(痺れる)となるタイミングの応酬
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