tsnさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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シャンプー台のむこうに(2000年製作の映画)

4.5

終始派手な演出とか展開とかはないけど、ごく自然にドラマが進行していくのがよかった
ロケが一つひとつ凝ってて配色が可愛くて見とれる

おしゃれした羊達とおばあちゃん、ラストステージの場面が特に胸熱

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.0

タクシーの中から見る東京のネオンが綺麗

異国での孤独を近すぎない距離感で共有する二人
滞在中、明確な恋心に至らない感じが見ていて心地よかった
寿司屋でのやり取りとバーで毎回過ごす時間が非日常の日常と
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.5

前作と同じく二人の会話劇が主軸でそれ以外の要素は必要最低限に絞られた構成で進む
一作目が良すぎたので見るのがちょっと怖かったけど、当時と違うステージにいる二人が深みと現実味があって、でもロマンティック
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ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

5.0

ロビンウィリアムズが名俳優すぎる…

レナードの朝を観たときから優しい笑顔が印象的だったけど、
コメディ路線の演技も光っていた
特に顔がトラックに轢かれるあたりのシーンは笑いなしでは見れない

脚本も
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.5

カルチャーとか時代描写がコテコテなんだろうなと敬遠していた作品
こそばゆい場面もあったけど、90年代の空気を感じられる良作だった

劇中繰り返される「普通」というワードが、この映画を選んで見ようと思っ
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街の上で(2019年製作の映画)

3.0

ずっと緩く進行してたのに朝の修羅場で急に盛り上がりを見せて思わず笑ってしまった
緩いと言っても細かく張られた伏線がちょうどいい刺激になってたし、何より主演の若葉竜也が下北沢の雰囲気と抜群にマッチしてて
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

発作のような笑い、不気味で物悲しげなのにちょっとだけ妖艶にも感じるダンス
ダークサイドの道化を完全に表現したホアキンフェニックスがかなり凄かった

失うものがなくなって人生が喜劇に変わる
それはショー
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

置かれた状況も抱えている苦悩もみんな違うけどスケートという共通項で危ういバランスを保ちながらも強固に結ばれた友情が映し出された、若くて痛い、でも輝いている時代の映画だった。
レイが夕暮れにサンバーンを
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マンハッタン(1979年製作の映画)

3.5

白黒だけどマンハッタンの日常の美しさが伝わってくる
劇伴がそんな日常をよりドラマティックに彩っている

理性的になろうとすればするほど感情には勝てない、そんな人間の性が詰まった90分
人間くさい内容だ
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.5

タイトルの意味を鑑賞して初めて理解した。
菅原文太の最後のセリフが痺れる。

各者の関係性への理解を深めてから見たほうが楽しめると思う。

ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

3.5

お揃いのユニフォームとニット帽が可愛い
ちょっとセピアがかった晴れた海での景色とか、ワクワクするような船室の様子とかウェスアンダーソンらしい要素がいっぱい
ストーリーとしては、サメにちゃんと遭遇できて
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オアシス(2002年製作の映画)

4.0

感想とか感情を言葉にするのが難しい
憤り、葛藤、疑問とか負の感情ももちろんあるけど、二人の関係性は胸に迫るものがあって、簡単には表現できない
見た人がそれぞれに感じ取る映画だと思う

姫、将軍と呼ぶと
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台風クラブ(1985年製作の映画)

3.5

思春期特有の湿り気、唐突に発せられる意味のありそうでない言動、若い衝動と執着
これらが台風と抜群の相性で繰り広げられていく

プールサイドと夜の体育館でのダンスがよかった

ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

4.0

ギリギリで退屈しないレベルのストーリーの余白の取り方、テンポが心地いい
ドンに漂う哀愁と”ドンファン”として生きてきたからこそ得うる余裕が魅力的で、彼を迎える女たちの様子からもそれが見てとれる
隣人と
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

噛み合ってないけど不協和音ほどでない会話
力関係がころっと変わる瞬間
一見談笑してるようで両者一歩も譲らない緊張感を保ったテーブル越しの対面
それらがテンポ良く繰り広げられて見ていて飽きない
コーヒー
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

4.0

監督のキャラクター愛…みんな強キャラなのに不思議とちゃんと調和してるのがすごい。
ちょっとの皮肉と野暮ったさ、捻くれ感を纏いながら、それでいて素直でまっすぐな
そんな人々が作り出す物語が心地いい。
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.5

クスッと笑える要素とジーンとくる要素のバランスがすごくいい塩梅
最近の作品より脚本に重きが置かれてるように感じた
とは言っても随所にこだわりの構図や小道具が散りばめられてて目にも楽しい

テントの秘密
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

今回も作り込みが凄くて、
どんどん展開されていく美しい画面に食らいつくのに必死になった。
オムニバス形式で進行される本作は、それぞれの登場人物に合わせた演出や、
記者のキャラクターが反映された部屋の色
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.5

ウェス・アンダーソンが描く日本がただの日本というイメージの切り貼りじゃなくて彼の世界観に落とし込まれていて、映像としてすごく楽しめたし、愛着を感じた。
犬たちのキャラクターも、ビジュアルとのマッチング
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

最後切ない
10代でヒーロー任されて最後つけさせられる落とし前が重すぎる…

映像、展開、迫力どれも最高クオリティ
映画館で見れてよかった!
今後世代交代していくマーベルも楽しみ!

コロンバス(2017年製作の映画)

3.0

全体的に明るさが抑えられた映像、控えめな音楽、引きの構図などが建築物を際立たせていてよかった。
建築物は人を癒すというセリフが印象に残った。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

シリーズ1.2を見たうえで今作を鑑賞

創設時のお話かつ撮影地も同じであるため感慨深くはあるけど、
キングスマンに期待するのは、ハリーとエグジーが上質なスーツと最新鋭のガジェットに身を包み、爽快にアク
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ホーム・アローン2(1992年製作の映画)

4.5

泥棒たちの不死身具合とパワーアップした懲らしめギミックの素晴らしさはさることながら、ハトおばさんとのやりとりがすごく良かった

〝ぼくは忘れないよ〟
お守りみたいな言葉

この先たとえ会うことはなくて
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

戦闘シーンはもちろん、漫画で読むより乙骨くんの成長っぷりがかっこよかった!
ただ、乙骨憂太というより、乙骨シンジでは?!と脳裏にチラつく碇シンジ…

里香ちゃんは当時10歳にしては可愛さだけじゃなくて
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風たちの午後(1980年製作の映画)

4.0

ミツ、悲しむ時も達観して静かで、それがよりいっそう悲しかった。
BGMや効果音が各場面に抜群にマッチングしててセンスを感じる。
基本白黒だけど、カラーで表現される箇所が生々しくてウッとなる。

設定な
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

4.0

タイトルも当然知っているし名作と言われていることも知っているけどなかなか見る機会がなかった映画

製作時の時代の空気感がたっぷり感じられて、単純明快なストーリーだけど、主演二人の魅力で飽きることなく最
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.0

いいシーンは沢山あるけど、夜にこっそり修道院を抜け出してパブで踊るシーンがチャーミングで大好き。

聖歌隊の一人ひとりが愛おしいし、みんなが主人公って言いたいくらい、パワーに溢れた作品。

ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド(2021年製作の映画)

3.5

ストーリーはともかく映画館の音響でスミスの名曲の数々を聴けたのはとてもよかった。

登場人物の感情が読めなかったけど、10代ってこんなもんかなとも思う。

音楽に救いを求める気持ちや、何かを託したくな
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