shishishiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.9

マッツ兄貴がボンドを拷問するシーン、あれだけで6兆点の映画である。
前髪を乱しながら股間をいじめ続けるマッツ兄貴、筋肉を汗で光らせながら痛みに悶えるボンド。エロすぎにも程があるのである。三島由紀夫的エ
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.4

ブラックコメディを前提として、ブラックコメディをこしらえるといった、すこし萎える姿勢のブラックコメディだが、厚かましくもブラックコメディの境界線内に仁王立ちするブラックコメディで、ブラックコメディとし>>続きを読む

田舎司祭の日記 4Kデジタル・リマスター版(1951年製作の映画)

4.0

真面目で優しくて弱いカトリック司祭をヨブ記的ハードモードの世界に置き去りにしてみたらどうなるか、という非常に意地悪な映画。
ふりかかる不幸に対して真面目に、真摯に立ち向かい受け入れながらもさらに大きい
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.9

もはやこの手の案件では安心して任せられるクリストファーランドン新作。
「転校生」的なプロットでJKと異常快楽殺人者の中身が入れ替わり悪ふざけバカコメディになるかと思いきや、実際は自己肯定についてや、男
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エレクション 死の報復(2006年製作の映画)

3.9

あんな風に岩持った男に追いかけられたらすごい怖いよ?

スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年製作の映画)

2.0

どこの星の話なのかよく分からない、、、、少なくとも俺には関係ない、、、いやこの話に関係のある人っていったい誰なんだ、、、、でもどことなく俺たちのこと怒ってる、、、俺たち?、、、いやすごい怒ってる、、俺>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ジョン!!!!!!!
そうだよなジョン!!!!!

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.9

ジャウムコレットセラとリーアム兄さんのコンビ映画は手堅く面白いのでもう何本かは見たい、、
作戦内容やら陰謀の真相やらに無理ありなのはもはやヒッチコック御大ですら解決不能というか解決する気もなかった上、
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

2.9

全然怖くなかったです。
ただ次の月の電気代が倍になってたので焦りました。

風に濡れた女(2016年製作の映画)

3.9

ほらまた!訳あり男の佇む画面をイカれた女が切り裂いた!
塩田監督!このままずっと、どこかで映画を撮り続けていてほしい!

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

兎にも角にも赤いサーブ900である。
この車が走り抜ける様を見事に画面に収めている。うっとりするほか無い。ただし、物語を動かす権力の持ち主として登場するのではなく、あくまで登場人物を遠くへ移動させるか
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

全力厨二病って感じでめちゃオモローだったんですが、主人公のキムダミに顔がすごい似てる後輩がおりまして、この映画を見てから怖くて一度も会ってません。

映画 としまえん(2019年製作の映画)

2.0

問題なのは、1番怖いショットがとしまえんの外で撮影されているという事です。

神様メール(2015年製作の映画)

3.8

カトリーヌドヌーヴが巨大ゴリラとキャーキャー!!でも幸せならいいのよね。
ズンズンと世界が更新される様は小気味良くてサイコ〜。
あと主人公の女の子の顔説得力ありすぎ。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.9

アメリカ映画の御家芸である"高校卒業前夜もの"の新たな傑作と言って良い。
全キャラクターの第一印象をパタリパタリと漏れなく覆してゆく周到な脚本、カメラワーク、役者の顔と演技、ちゃんとオリヴィアワイルド
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初恋・地獄篇(1968年製作の映画)

-

ただ一点においてのみカメラの後ろの大人達が躍起になっている。いたいけなこの主人公を大人にしてはならぬ、ということにだ。物語は青く美しく終わらねばならぬ。そしてそれは叶った。だからなんだ。何も言えぬ。だ>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.6

大傑作。
ディティールを拾っていたら大変なことになるので避けるしか無いのですが、なんですかね、なんで言えばいいんですかね、あの要は"バイブスの壁"についての物語なんですが、地方と東京、経済的な格差、中
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.5

あの怒鳴り合いを何がなんでもカットバックで撮る意地が、決定的に分かり合えていない2人の断絶と衝突をシンプルで見事に表現していて感服でした。

ザ・ハント(2020年製作の映画)

4.0

B級低予算のジャンルを利用した"頭のいい"映画、というジャンルの映画である。
製作陣はリベラル派が名を連ねるが、物語の始めはこうだ。
アメリカのリベラル派エリート達がトランプ支持のホワイトトラッシュを
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.9

役割やアイデンティティーは他者との関係で決まるものね。そして友達ってそれだけで本当に大事な役割だよね。大事に大事に守っていきたいね。イノッチのつつましやかなナレーションもいいね。こんなん泣いちゃうね。

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.9

実に陰湿で意地悪な映画である。
部屋の美術が凄まじく、一目でもう超臭そうなのである。そこに天性的に異様な顔を持つ男が背中を丸めて座る。あぁこれからバッコバコと人が切り刻まれる痛快娯楽的な殺人鬼の映画が
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.1

傑作!!!!!!
今年のしんちゃん映画は渋い!
前半は格差と進路のお話。能力に応じて天組とカス組に分けられ、食い物すら別々のものを与えられるのだが、カスカベ防衛隊メンバーが土手に並んで食事をするカット
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.4

ポスターのソンガンホの笑顔、この段階で100億点はあげたい。
物語はソウルで暮らすタクシー運転手の牧歌的な風景で始まる。光州まで向かってほしいという外国人記者を乗せるくだりは安心して見ていられるコメデ
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.9

頭の良いボンクラ達の熱い話をクールに描く、いつも通りのアーロン・ソーキン芸。
特にサシャバロンコーエンが素晴らしく、涼しい顔で理性的なジョークをかます姿がめちゃくちゃカッコいい。

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.6

イギリスの労働者が福祉制度にぶち当たりやがては負けてゆくというあらすじで、一件社会派のお堅い話に思えるが、映画を見てみると、これが江戸っ子的な職人オヤジが他人に力を貸し、敵に一矢報いてやる熱い熱い人情>>続きを読む

夜の人々(1948年製作の映画)

4.8

世界から隔絶された美しさがここにはある、、、

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

2.0

まさかジム・ジャームッシュの映画を見て、つまらないと思う日が来るとは思わなかった。

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.1

僕もかつてルームシェアをしていて、ほぼ同じ経験をした事がある。この映画の中で僕の立ち位置にあたるのはキャメラだったけど。
その観点でいうと非常に正確な映画であることは断言できる。

惡の華(2019年製作の映画)

4.3

痛いな!!!
この雨痛いな!!!!!
痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!
過去をぐちゃぐちゃに痛めつけてくるこの映画を愛せずにはいられない!!!

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.0

みんな機動隊とか特殊部隊に配属されるべきだと思う。小ネタは良質だったから楽しめた。

石の微笑(2004年製作の映画)

4.8

愛を前にしては殺人もたやすい、といったノワールの定番であるテーマを扱った作品であるが、これが超面白い。
今作のファムファタールであるセンタは、コロコロと衣装や髪型を変えてゆき、俳優を自称するがそれも定
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ヨーロッパ横断特急(1966年製作の映画)

4.4

アバンギャルドっつうか、普通に一級品のエンタメ映画じゃねえか

血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.8

黒水仙で監督としての地位を不動のものにしたかに思われたマイケルパウエルを葬り去ったと言われる伝説の映画だ。
公開当時これを見た人々は、どうかしていると監督をビョーキ扱いしたそうだ。
だが今見て見ると特
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